「県総体、九州総体を終えて」

3年生になり“最後”となる県総体、九州総体が終わりました。やはり、“最後”と思えば思う程、自分のプレーが出来なかったりプレッシャーで押しつぶされそうになったのは事実です。
県総体、九州総体を終えて感じたことは県では勝てても九州では勝てない自分の実力を感じました。県総体では、目標である団体、個人シングルス、ダブルス優勝の三冠を取る事ができとても嬉しかったのですが、そこからの気持ちをあげて次の九州総体への気持ち作りが出来ておらず九州総体では1勝も出来ませんでした。
“勝ちたい”という気持ちから受け身になってしまいそれが大事なところで出て大切なポイントやゲームを落としてしまいそれが負けに繋がったのがほとんどです。ですが、戦えてないことはなく、30-30でのあとの2ポイントを取り切れなかったり、40-15で閉めきれなくてゲームを取られてしまったり最後のポイントと取り方が曖昧になっていたせいで取れるポイントやゲームを落としてしまいました。それは、日頃の基本練でどれだけ足を使ってしているかや、どれだけ集中して目標立てて出来たかだと思います。たかが基本練ですが、それにどれだけの思いを込めて出来たかでラインの1センチ内側に落ちるのか、外側に落ちるのかが決まってきます。足を入れて打ったり35分の間にたくさんまだまだ意識出来ることがあります。そこを自分がみんなに声かけしていって全員で意識を高めて練習していきたいです。
また、技術では、九州の選手のボールは速くて重たく、深くて押されてばかりでどんどん自分のボールが浅くなり中に入られてしまって不利な展開が多かったです。それはいつもの部活での仲間のボールの速さや深さに慣れて、それに合わせて打っていたから準備が間に合わなかったり軸がぶれてしまったりで対応が出来ていませんでした。対応が出来てないのにロブで粘ろうと思ってもボールをとらえれていないので浅くなってしまうこともありました。反省点から、これからの目標は、もっと体幹をつけて今の安定性を利用して全てのボールの質を5%ずつでもあげていき、押されて不利になるのではなく自分から押して中に入っていくプレーを増やしていきたいです。その為にも、練習の球出しでどんどんラケットを振っていき、思いっきり振ってボールをつぶしてコントロールする練習をしていきます。
“最後”だからこそ、勝ちたい気持ちだけでは勝てません。日頃の学校生活や私生活、自分の道具の整備等、まだ見直す部分はたくさんあります。いつも、頑張ってねと声をかけてる地域の方々、何も言わずに陰ながら見守ってくれる両親、はっきり物事を伝えてくれる曜日先生、体のことを1番に気遣ってくれる児玉トレーナーさん、今まで福徳の伝統を作り上げてきたOGの先輩方、たくさんの方々に感謝して今の自分があるのは関わってきた全ての人だと思いながら“最後”の日々を過ごしていきます。

3年 河野海来
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