今夜のトラのピッチャーは下柳が予想される。
彼は今シーズン無傷の4勝。確かに調子がいいようだ。しかしすでに40歳のオジサンピッチャーだ。体力的にかなりくたびれている。しかも短気だ。こういうピッチャーを攻略するにはいくつか作戦があるはずだ。

 その一つは、きわどい球はカットし、1球でも多く投げさせて体力を消耗させる。それは同時に短気な性格を逆手にとってイライラを増長させることにもなる。

 相手が下柳と予想して、ゲームをする前から白旗を掲げているようなブログを見たが、それはあまりにもマイナス思考の考え方ではないかと思う。やる前から諦めてどうする。そんなチームを誰が応援するのかといいたい。

 たとえ相手がダルビッシュや岩熊のような生きのいい好投手でも全くチャンスがないわけではないはずだ。ましてや相手は先ほどの書いているが、40歳のロートルだ。スピードボールのマックスがせいぜい130キロ台前半だ。ボールになる変化球の見極め、ストライクをしっかり打てるかだと思う。技巧派の下柳の手練手管に乗ると術中にはまるのでそれだけは注意してもらいたい。そうすれば自ずから勝機は十分あるはずだ。

 
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 今シーズンの石川はエースにふさわしい安定したピッチングで早くも昨年の勝数(4勝)を抜いて単独ハーラートップの5勝目を上げた。防御率も1.41で堂々3位。

 タイガースに勝つにはこういう試合をすればいいのだ、と言ってもいい理想的なゲーム運びだった。まず先取点を取り、中盤までに4点をリード、抑えの藤川を登板させず、逆にわが抑えのエース林につなぐ勝ちパターンをつくってしまうことである。

 そのパターンに持ち込むには当然、前回の中日戦に投げた増渕のように先制点を与えているようではダメで、今日の石川のように先発が先に点をやらない我慢のピッチングがあってのことだ。

 阪神は今トップにいるのは先発、抑えが安定しているからで、今日のようなゲーム運びをすれば、けっして勝てない相手ではない。むしろ中日より組しやすい。打線は巨人に次ぐ5位で主力を除けば怖れるに価しない。

 いかに投手力が大事かは横浜を見ればわかる。目下、打率ではセリーグトップなのにわずかに6勝しかしていない。その原因は防御率がダントツでワースト1位だからである。阪神は先ほど言ったように打率では巨人に次ぐワースト2だが、トップの位置にいるのは投手陣によるところが大ということが分かる。一番投打のバランスがいいのが中日である。

 ヤクルトは投打とも3位で現在の順位にふさわしい位置にいるわけだが、上位に上がるにはやはり最近当っていない主力打線の奮起と先発陣の今ひとつ気合を入れた頑張りが必要だ。とにかく対阪神戦は今日ような勝ちパターンの展開に持ち込むことだ。明日も頑張ろう!
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 「3安打ではね・・・」と高田監督がゲーム終了後に記者団にもらしたコメントどおり、またもや憎き吉見に散発3安打、9三振を奪われ、ついにヤクルトは今季初の借金生活に突入した。

 前回、完封負けしただけに今度こそ憎き吉見にリベンジしてもらいたかった。ただ3安打で2得点という効率いい点の取り方をしている。対照的に相手のドラゴンズは13安打を放って4点しかとっていないのだから。

 それにしても増渕の場合、どうしても早い回に先取点を取られるケースが多い。ランナーをためながらも失点3に抑えてはしたが、村中に比較して被本塁打、被安打が多すぎ、安定性に欠ける。再三ピンチの連続で、一つ間違えれば、ワンサイドゲームになっていたゲームだった。

 吉見はスライダーとフォークの切れがよかったようだが、こういうピッチャーには大振りは禁物、宮本のようにしっかり手元にひきつけてコンパクトに振りぬくようなバッティングが求められよう。救いは一矢を報いる川島の1発と2点目となる宮本の2塁打である。次のカードの緒戦でまず借金を返すことだ。さもないと下位2球団のようにずるずる落ちてしまう。

 
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 連日の僅少差ゲーム、村中の好投も報われず、昨夜は落とした。
4回和田に1発を喰らったが、失点はあの1発だけで村中は決して悪くなかった。責めのピッチングで6回を4安打、奪三振5、立派なものだ。和田の1発さえなければ相手ピッチャーの小笠原よりよかったくらいだ。

 ここのところ非常に好調だった青木が再三のチャンスに凡退したのが痛かった。当っている宮本、ガイエルに快音がなかったのも敗因だ。

 いっぽうで明るい材料としては川島が4打数3安打と、復帰後、初のマルチヒットを放ち、復調を印象付けた。浩康も2安打で打者部門首位に立ち、開幕以来打撃好調を保っている。

 このところヤクルトは貯金1と0を繰り返している。とにかく借金だけは避けたい。借金生活に入ると昨年みたいにずるずる落ちて、這い上がれなくなる可能性がある。その意味で今夜のゲームは是が非でも勝たねばならない。
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 今夜のゲームの勝ち投手は1回しか投げていない松岡だが、実質的な勝ち投手は、先発し、久々に好投した館山である。彼が本調子になってくれたら投手のローテーションも大分楽になる。それに抑えの林昌勇が非常に安定している。今夜のゲームでは3者連続三振を奪うなど非常にいい働きをしている。

 3番李には1発打たれたが、その1本だけで、とにかくうるさいドラゴンズの1,2番とクリンナップの4番ウッズ、5番森野を完璧に抑えたのが勝因につながった。1点差ゲームは防御率がいい中日の専売特許だが、こういうゲームをものにできたのは大きい。

 今夜のゲームは、当っている青木がノーヒットだったが、リグスの1打点と宮本が勝利につながる4打数3安打1打点をマーク、守りだけでなく、打撃面でもキャプテン宮本の働きは群を抜いている。今夜の逆転勝利は素晴らしかった。明日も頼むぜ!
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