阪神が横浜に逆転負けしたためマジックが消滅し、逆に中日にマジック1が点灯した。中日は10月2日のヤクルト戦に優勝を掛け、総力戦でぶつかってくるはずだ。ヤクルトも相手の優勝を目の前で見ることだけは全力で阻止したい。ただどちらかと言えば阪神に優勝をさせるよりは心情的に今季相性がよかった中日に優勝してもらいたい気がする。

 さて今日の広島戦だが、館山とマエケンの再度対決はマエケンの勝利に終わった。前回、館山はカープ打線を完璧に抑え、完封で勝利したが、今日は全体的に前回よりコントロールが今一つ、平均的にボールも高めだった。

 館山が唯一1点を許した2回の嶋、広瀬、石原のヒットはいずれも高めだった。そのうち石原に打たれたタイムリーはフォークが高め行ったのが悔やまれる。対象的に完璧なピッチングで8回3人を全てフォークで討ち取った松岡の球は(ボール球もあったが)全て低めに決まっていた。

 コントロールが今一つのマエケンだったが、内角は力のあるストレートで詰まらせ、上下に大きく変化するスライダーを効果的に使い連打を許さず、ここぞというところで踏ん張れる流石はエースというピッチングをされてしまった。3回満塁のチャンスもあったが、今日のマエケンから連打を奪うのは難しかった。

 ただボールになるスライダーに手を出して凡打というケースが反省材料だ。ホワイトセルに至っては4回6球のうち1球しかストライクがなく、8回の最終打席も7球投げさせたが2球しかストライクがなかった。如何にボール球に手を出していたかがわかる。それでも完封してしまうのだからやはりマエケンは今やセリーグを代表するピッチャーだ。ヤクルトの石川に最多賞を取らせたかったが、これでほぼマエケンに決まりだろう。残念ながらこれでCS出場が断たれたが、まずは70勝を目指して頑張れ!
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 ナイスピッチング!石川が横浜打線を散発3安打に抑え、今季初の完封勝利を飾った。四死球も0で2,3回と最終回にヒットを打たれただけスイスイ108球の省エネ投球はお見事というしかない。

 ヤクルト打線も決して調子がいいとはいえない。プロ3年目の左腕の田中にてこずり、4回までノーヒットに抑えられ、阪神の秋山に続き初モノに弱いところを露呈した。5回にようやく得点圏にランナーを進めたものの宮本の併殺打でチャンスを逃す。

 6回2死から青木のソロホーマーでようやくヤクルトが先制点を上げ、7回に相川の犠打で1点追加、さらに8回1死満塁で代わった寺原から相川の四球、飯原の内野ゴロで2点を加え、4−0とした。今日の石川のピッチングを考えたら4点は十分すぎる得点だった。

 今日のヒーローは何といっても完封勝利で13勝を上げた石川であるが、青木の先制ホームランも大きかった。相川の犠打と四球による2打点も勝利に貢献した。打点こそつかなかったがデントナの2安打も見逃せない。これで代行に代わってから初の貯金3となった。残りゲーム全部勝つつもりで頑張ってもらいたい。
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 青木の200本安打と由規の好投という球場に足を運んだヤクルトファンにとって見応えのあるゲームだった。昨日は最終打席で巨人の越智に死球を喰らい、心配したが、その心配を感じさせず、今日第一打席で記念すべき200本安打をホームランで達成するあたりは流石は青木である。

 いっぽう、ストライクが入らず初回いきなり3四球を与え、満塁にするなど最悪の立ち上がりだった今日の由規、下手をすれば最短の序盤でKOも考えられた。それを救ったのが2回を終わった時点での雨の中断である。

 この中断をきっかけに由規のピッチング内容ががらっと変わった。雨降って時固まったのか、冷静さを取り戻したのか、3回から降板する8回まで3人ずつのパーフェクトピッチングでランナーを一人も出さず、結局8回投げ、わずか許したヒットは2回までの2安打3四球のみで失点も初回の1点に抑えた。

 青木の200本安打に隠れてしまったが、打の陰のヒーローは初回の価値ある逆転打と左腕のエース・チェンから6回貴重な追加点となるソロホーマーを放ったベテラン宮本の活躍である。

 前のゲームでエラーがあったり、バッティングに精彩を欠いた浩康に代わり2番を打ったのは、久しぶりに2軍に上がってきた森岡だったが、2安打を放つなど攻守にいい働きを見せた。今季の小川代行は随所でこういう起用をしているが、ことごとくいい結果を出している。ニッポン放送の解説を担当した黒木氏も代行の選手を見る目の確かさを賞賛していた。残り少ないゲーム、ヤクルトナイン最後までベストを尽くして頑張ってもらいたい。
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 海の向こうの大リーグでは今日イチローが2安打を放ち、10年連続200本安打という偉業を達成した。10年連続という記録は大リーグでも初めてのことだ。

 前人未踏のこの記録もさることながら、健康管理が難しいこのスポーツで大きな怪我や病気もせずに10年間ほぼフル出場することだけでも賞賛に値する。

 37歳になった今でも、肉食中心の米国社会で若いころとほとんど変わらぬ体重、引き締まった体型を維持することだけでも凄いこと、ビール腹の中年のオジサンにも見習ってほしいものだ。またバッターボックスから一塁までの走る速さも若いころとほとんど変わっていないというから驚きである。

 さて日本の野球でもマートンが、ラミレスが2007年に達成した外国人としての初の200本安打を青木より一歩先に達成させた。今度は青木の番だ。

 残り3本なので週末の神宮で予定されている巨人、中日戦のどちらかのゲームで達成出来るのではないかと期待している。また首位打者もかかっているのでとにかく一打席一打席を大事にし、チームの勝利にも貢献してもらいたい。頑張れ、青木!
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 p・m9時ころ帰宅してから今日のゲーム結果を確認、前回神宮で由規がマエケンと投げ合い、力負けした、その敵を今回、右のエース館山が見事にリベンジしてくれた。

 サイドから内角をえぐるような館山の曲球が決まる出すとおそらく普通のバッターは外野まで打球を飛ばすのはもちろん、バントさえ成功するのが難しいくらいだ。前半は故障でかなり出遅れたが、最終的にはきっちり2ケタ勝利を達成するあたりが右のエースといわれる所以である。

 このカードの緒戦のような拙攻続きのゲームだったら完全に負けいただろう。4回のホワイトセルの先制ソロ、7回の鬼崎のタイムリーなど少ないチャンスをしっかり得点に結びつけた効率のよいゲームだった。

 200安打まであと2本と迫っていた阪神のマートンが青木より先に今日のゲームであっさり達成させた。しかもホームランで。大振りで大雑把な外人バッターが多い中で、一度対戦したピッチャーの癖や弾質を丹念にノートに記録する研究熱心で努力家で真面目男マートンだからこそこの偉業をあと10ゲームも残して余裕で達成できたのだ。

 ロッテの西岡も200本まであと2本、青木はあと3本となった。おそらく青木は神宮で行われる今週末の2ゲームで達成してくれるだろうと思う。青木頑張れ!
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