開幕5連勝は外国人投手としては球団初の快挙だという。ヤクルトに在籍していた頃は、なかず、とばず、あるいは故障したりでヤクルトを自由契約になった男が巨人に入団した途端これほどまで大化けするとは獲得した当のスカウト陣も思ってもいなかっただろう。

 このところ連続してKOされ、首脳陣からの信頼を失いつつあるグライシンガーに代わって、いまやチームの外国人エースを狙う勢いだ。ヤクルト時代は今ひとつだった変化球が別人のようによくなり、目下34イニング無四球というから驚きだ。またスライダーの切れが抜群だという。昨夜は交流戦負けなしの絶好調ソフトバンクの7連勝もとめた。

 好投しても打線の援護がなかったヤクルト時代と違い、3点台に抑えれば勝ち星がほぼ確実という強力打線をバックに控えた安心感が好投につながっているのかもしれないが、これほどまで大変身するとは誰が想像できただろう。今月の月間MVPの有力な候補に上げられるというおまけまでついてゴンザはますます調子にのりそうだ。交流戦あけのヤクルト戦にこの男をぶつけてくるだろうが、その時は十分対策を練って痛い目にあわせてやりたい。
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 横浜球場が早々雨天中止が決定。神宮もおそらく中止だろうと思っていたら、夕方には雨が止んだため決行。夜、8時過ぎに大雨を降らせる雲が接近という気象庁の予報が出ているようなので、先取点がどうしても欲しかった。それに応えるかのように2回裏田中がヒットのデントナを置いてレフトスタンドに2ランを放ち、2−0とした。

 館山はコンデションはよくなかったそうだが、ランナーを出すものの、要所をしっかり締め、7回8安打を打たれながらオリックス打線を0点に抑えた。6回、満塁で宮本がタイムリーを放ち、2点を追加した。この2点がダメ押しとなった。館山は、この雨中の最悪のコンディションの中でよく投げ、昨年からの連続勝ち星を12に伸ばし、球団新記録をつくった。ニッポン放送の実況中継をしたアナウンサーが雨の中、観戦に来てくれた7千人ものお客さんに感謝したいといっていたが、ラジオを通じてヤクルトの選手への大きな声援が聞こえて来た。悪条件の中、選手、そして球場に駆けつけたファンに本当にご苦労さまといいたい。
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 5回までオリックス打線を2安打4三振無失点に抑えていた由規だったが、6回自らベースカバーが遅れヒットにしてしまったミスもあり、塁上に2人を置いてラロッカに痛い3ランホーマーを浴びて一気に1点差にされた。その後、交替した木田が1点を与え同点とされたため勝利投手の権利を失った。5回まで好投しながら、6回に本塁打を含む3本のヒットで3点を奪われ、3勝目もフイにした。2回も持たずに降板した横浜戦同様、人さしし指のマメがつぶれたことにより、ボールに切れがなくなったのが要因らしいが、由規独特のボールのにぎりとリリースに問題があるのだろうか。彼と同じように素晴らしいスライダーや速球を投げる田中将大は人さし指のマメをつぶて突如ピッチングを乱すようなことがなかっただけに、今後のこともあるので何か克服法はないものだろうか。今季由規の2ケタ勝利を期待しているだけにとにかく何らかの方法でこれを克服してもらいたい。

 交流戦スタートしてパの1、2位のいずれも1勝1敗のイーブンで戦いまあまあのスタートだったが、ソフトバンクに2連敗したのが痛かった。しかもその日はヤクルト以外のセの球団は全て勝ちゲームだった。横浜も田代監督に代わって連日いいゲームをしている。昨夜負けるようなことがあったら、一気に落ちるところだったが、どうにか踏みとどまった。

 一昨日のソフトバンク戦で代打で出場してしばらくぶりにヒット放ったデントナが復調の3ラン、6回表同点にされ
たその裏、ガイエルが決勝のタイムリーを放ち、5−4と勝ち越した。9回には守護神林が、その1点を守りきり、ヤクルトのセーブ記録を持つ高津さえできなかった20ゲーム連続無失点記録を達成すると同時に15セームを上げた。
自らの責任で勝利投手の権利を逃がしてしまったが、できることなら由規に3勝目を上げたかった。
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 先発バレットの乱調はひどかった。塁を埋めてはカウントを悪くし、ストライクを取りにいってヒットを打たれるという悪いパターン。3回の3点だけに終わったのが不思議なくらいだった。

 そのあとを受けたヤクルト投手陣が本当によく投げた。その踏ん張りがなければ一方的なゲームになるところだった。特に押本が良かった。

 打線の方はというと、ダルビッシュに結局、完封はされはしたが、毎回ランナーを出し、何度も得点チャンスはあった。ところがタイムリーが出なかった。3番青木が4−0で2併殺、特にひどかったのはデントナで4ー4三振。対照的だったのがガイエルで4打数3安打2二塁打。最終回もノーアウトでガイエルが2塁打を放ち絶好の得点チャンスにデントナが3振。2三振したところでデントナは引っ込めるべきだった。日ハムの6安打に対し、ダルから8安打放ちながら1点も取れなかったのはなんとも悔しい。
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 3回まで日ハム打線をノーヒットで抑えていた館山が4回一人ランナーを置いて稲葉に2ランホーマーを浴び先制される。3安打を放ちながら0が続くヤクルトに対し、日ハムの初ヒットがホームランという嫌な流れだった。その後館山が粘って追加点を許さなかったことが、6回の逆転劇につながったとみたい。満塁で青木の犠牲打で1点、そして左腕に強い飯原の2点タイムリーで逆転した。こうなればヤクルトの勝ちパターンで8回から五十嵐が、そして締めは守護神林が好調日ハム打線を3者3振に打ち取りゲームセット。14セーブを挙げた。
 他球場では巨人が12-2で楽天を破ったので負けられなかった。また、あの横浜がまるでこれまでたまっていた鬱憤を晴らすかのように大爆発して昨年の王者西武に15−5とという大差で勝っている。監督が代わった途端これでは、大矢監督も複雑な心境だろう。
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