稲葉と宮本がヤクルト入団時の同期生だということを知ったのは共に2000本安打達成まじかということでマスコミに騒がれ出してからである。宮本があと6本と迫った昨日、稲葉はあと1本と王手をかけていた。その1本をあっさり第一打席で達成するあたりが流石である。

 稲葉はヤクルト入団の年と翌年連続して3割を超えている。しかしそれ以降は10年のうち2001年に3割を越えただけ。その年は打点が自身最多の90打点をマークした。打順にもよるが、ヤクルト時代変化球に弱く、チャンスに打てないこともあり、打点が低かった時代が比較的多かった。しかしながら練習熱心と努力家という点では当時から評判だったし、野球解説者がしばしば言っていた。
 
 野球生活10年目で得た権利フリーエージェントでヤクルトからパリーグの日ハムに移籍した。本人は大リーグを希望したが、どこの球団のオファーも得られなかったためである。しかし今考えるとむしろ彼にとって日本にとどまってよかった。もし大リーグに行っていたら2000本(日米)安打は夢と終わったいただろう。

 なぜなら松井稼頭央、岩村、井口などいい選手が大リーグでは様々な球団をたらいまわしになり最後はクビ同然で帰国している。そして今松井秀喜がその憂き目に遭っている。松井秀喜など日本で続けていたらかなりの記録を打ちたてていただろう。最終的には本人が選んだ道だし、自らの責任に帰するわけだが、結果が全ての大リーグにはチームに骨を埋めるなどというチーム愛など考えられないし、球団も日本のような恩情主義などないから毎年のように主力選手が入れ替わる。そのため日本人選手が同じチームで記録を残すことが非常に難しい環境だからだ。

 稲葉は日ハムに移籍して7年間のうち4度3割を記録している。打点も7年ですでにヤクルト10年間の記録を超えている。ヤクルト時代のあの練習の成果が日ハムに移籍してから開花した結果だと思う。スゥイングの早さといい、39歳という年齢を感じさせない締まったボディーに日ごろの彼のプロ選手としての自覚を感じる。2000本安打本当におめでとう!そして宮本の一日も早い2000本安打達成を期待したい。
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 今日のゲームは昨年の最多勝投手吉見を撃破しての勝利ということで大きな意味がある。しかも先発村中の出来が良くなかっただけに後続の投手陣がよく踏ん張り、粘る中日打線に3回以降得点を許さなかったことが勝因の一つである。もう一つの勝因は打の3、4番の外人コンビとハタケのダメ押しとなる8回のタイムリーだ。

 その陰には宮本の再三のファインプレーでピッチャーを助けたことを見逃してはならない。それにしても1点を争う緊迫したゲームを制してよくぞ勝利をおさめてくれた。一昨日はバレンの一発が勝利を呼んだが、今夜はミレッジの逆転2ランが勝ち越し打になった。この2人の活躍がチームにいいムードを呼びこんでいる。

 先輩であるバレンがミレッジに日本の投手についてのアドバイスをしているようだし、どちらかが活躍すれば、それが発奮材料になりお互い刺激し合って結果につながっている。ミレッジの活躍に先輩としておちおちできなくなったバレン、2人の活躍がいい相乗効果を生んでいるようだ。

 昨年、前半10とすれば、後半は5の働きで終わったバレンだったが、バレンにミレッジに対する先輩としての意地が強くなればなるほど今年は一年を通じて期待できる存在になるだろう。昨日のゲームで中日の中継ぎソーサがミレッジを敬遠してバレンとの勝負を選んだ時の相手を睨みつけるような反応が、その気持ちを如実に表している。守備にしてもミレッジは懸命さが全身に表れていて好感が持てる。ミレッジの活躍が今年のバレンの働きを左右しそうだ。エース吉見が先発ということで大方の予想では中日有利と思っていた人が多かったようだが、それを覆して勝ったのは万々歳である。
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 それにしても今夜のゲームは残念、無念、悔しい幕切れだった。中村のプロ初のサヨナラヒットは幻に終わってしまった。あたりが良すぎてセンター大島のところに早く届いてしまったためか・・・・。

 石川も谷繁のホームランの1点に抑えていたので責められない。押し気味のゲームだったが、あと一押しがなかったのが痛かった。

 しかしながら中村のバッティングの良さは相川以上のではないかと思わせる期待感を持たせる内容だ。リード面で慣れてくれば精神的にもっと余裕ができ、バッティングがさらに良くなることは間違いない。

 先輩たちが怪我で戦線離脱している間に押しも押されぬ若き正捕手が誕生しそうだ。とにかく頑張って欲しい。中日相手にドローなら上出来だ。明日は絶対何が何でも勝ちたい!

 
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 私が知っているヤクルトファンの著名人として、まず世界的にその名が知られ、毎年ノーベル文学賞候補に名が上がる村上春樹(敬称略)である。それから映画監督の周防正行、三宅裕司、さだまさし、高田文夫といったところだ。ところが最近調べたらさらに山本晋也、佐野史郎、稲垣吾郎、荒川静香、小宮悦子、城戸真亜子、内田友紀、福田萌などの著名人がファンであることが分かり、ますます心強く、今年こそ優勝を願う気持ちが強くなった。

 前回の中日戦でも浅尾やストッパー岩瀬を打ちこみ、逆転勝ちをしているので昨年の悔しさ、すんでのところで逆転優勝を奪われたことを脳裏に叩き込んでいるのでたとえ負けていても1,2点差なら諦める点差ではないし、勝率は十分ある。昨年嫌というほど中日との1点差ゲームを落とした悔しさを今年はヤクルトが中日相手にしてやるべきだ。がんばれ、ヤクルト!
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 清武氏が読売球団代表を解任されたことでせっかく生え抜き選手を大事に育てる態勢が崩壊した。そのため以前の悪弊に逆戻り、他球団から強打者、エースを金銭にモノをいわせ引き抜くやり方が復活、過去の失敗を繰り返しが今の巨人の現状だ。

 元ヤクルト監督の野村さんが、有力選手ばかりを金銭でそろえた球団が毎度優勝するようではプロ野球はおしまいだ。ヤクルトのような金銭的に不利なチームでもチームワークと工夫によって巨人のような(金満)チームに勝つことができるからこそ面白いのだ、と。まさにこの3連戦がそんなゲームだった。

 竹に木を継ぐような打線につながりがいいはずはない。打線全員が調子がいい時は怖いがそんな状態は長く続くわけがない。小粒の打線でもチームワークの良さこそ点に結びつくものだ。

 高木体制になって中日は去年までの勝負強さが崩れるのでは、と思っていたら相変わらず勝負強さは変わらない。投手陣の安定が打線に非常にいい影響を与えているのは確かだが。

 ヤクルトは由規を欠き、先発の頭数が少ない中で出遅れたロマンがやっと初白星を上げた。イムの不在にもかかわらず、バーネットが安定したストッパーを務めているのがこころ強い。次の中日戦を勝ち越して首位を奪いたい。昨年の優勝争いで何度の痛い目に遭った浅尾、岩瀬にけっこう打線が慣れているのが強みだ。ガンバレ、ヤクルト!

 
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