昨年、ドラフト1位でヤクルトに入団した中澤が初登板で初勝利を手にした。これは石川以来で8年ぶりのことだ。即戦力と期待され、オープン戦でも安定したピッチングをしていたので期待していたが、これほど早く勝ち星を上げるとは思っていなかっただけに喜びも人一倍だ。

 一昨年、ドラフト1位で入団した左腕赤川は昨年わずか1ゲームに登板しただけ、まだまだ一軍で通用するだけの器になっていない。やはりヤクルトには即戦力のピッチャーが求められていたところ。中澤の加入は大きな助けになることは間違いない。

 初回、いきなりブランコに2ランを浴びた際にはどうなるかと思ったが、6回ピンチを迎えるまでその2点だけに抑え、中継ぎの投手陣の好投もあって中澤にプロ初勝利をプレゼントした。

 今年の村中もそうだったが、腕がよく振れている。それがボールによく伝わっているのが感じられる。先発左腕の軸が石川、村中そして中澤が出てきたことで非常に楽になる。まだペナントは始まったばかりだが投手陣の安定は頼もしい。それが打線にもいい相乗効果をもたらしている。
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 昨年、対巨人戦一度も連勝がなかった。しかし今年は初カードでいきなり連勝という幸先よいスタートを切った。野村前楽天監督の今季の順位予想ではヤクルトは5位という低評価。自分がヤクルトの監督をしていたころ、順位予想が低い野球評論家にぼやいていたが、この予想にはヤクルトファンからぼやきが聞こえてくる。この低い予想に奮起して逆に「よう言ってくれた。まんまと予想を覆してやろうではないか」と悔しさをバネに選手の発奮を期待する。

 今日のゲームは午後の休憩時間にテレビを見たら3−0で勝っていた。このまま行ってくれることを願って仕事に戻った。帰宅してから結果をPCでチェック。その後青木のタイムリーで追加点を入れ、5−2で勝利を確認。今日の勝因は村中の好投とクリンナップの活躍だ。両外人の長打と青木の巧打が連勝を呼んだ。ただ第二戦で眠っていた坂本をヘチョンが目覚めさせたため、今日もホームランを含む2打点を上げられたのが悔しい。しかし昨年打てなかった東野をKOしての勝利は嬉しい。

 昨年、コントロールの不安定さから序盤に大量点を献上し、ゲームをぶち壊すケースが多かったが、今日の出来は、一昨年のいい時の村中に球威とコントロールが戻った感触を受けた。由規と村中、この若い二人がヤクルトを引っ張ってゆけば打線にも相乗効果が生まれるだろう。

 今季のヤクルトの両外人は好調だ。2年目のデントナは日本の投手に慣れてきたので怪我さえなければ、昨年以上の成績が期待できる。ガイエルもオープン戦からホームランを量産している。長打を狙ってバッティングを崩したことがあった青木だったが、今季は巧みなバットコントロールで連打している。先発が踏ん張り主力打線が打てばどことやっても怖くはない。1,2番そして下位打線のつながりが良くなれば接戦にも勝てる。野球評論家の下馬評の低さをバネにして勝ち進もう!
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 由規のような速球主体のピッチーが巨人の重量打線を力で抑えて大勝するほど気持ちがいい勝ち方はない。ヤクルトに、こういう力投型のピッチャーの出現を待っていた。昨年由規にそれを期待したが、マメのアクシデントとコントロールの不安定さでその期待を裏切った。今季は初登板で巨人相手にこのピッチングは立派だ。
 
 打線の方も今日は珍しく大爆発した。主力がこぞってよく打った。青木、デントナ、ガイエルがいずれも猛打賞、しかも両外人にアベックホーマーまで飛び出した。デントナの2発5打点が効いた。これで勝負は決まった。

 由規は6回に小笠原の一発を食らったが、与えた自責点はその1点のみ、8回を5安打に抑えた。このまますんなり勝っていれば胸がすくようなワンサイドゲームだった。9点リードしながら9回から登板したヘチョンがたったの1回さえ抑えきれず、ホームランを含む4点を献上。勝つには勝ったが、すんなり喜べない勝ち方だった。

 決してヘチョンも気を抜いたわけではないだろうが、G打線はこれだけ大差があっても隙あらば4点くらい簡単に返してくる。逆にヤクルトが9点差で最終回を迎えたらどうだったかを考えると、この点差でも最後まであきらめない彼らの姿勢というものをヤクルト打線も見習わねばと感じさせられたゲームだった。

 ヘッチョンに代わった途端、この反発力。それを8回まで小笠原の一発の1点に抑えた由規の出来がそれだけ素晴らしかったということだ。 けっこう辛口の日本テレビ野球解説者の堀内氏が由規のピッチング内容を褒めていた。沖縄キャンプで見たときはこれほどよくなっているとは思わなかった。今年の由規は期待できるとはっきり言っていた。確かに打線の爆発で十分すぎる援護があったが、打線は水もの打てないときこそこのピッチングができれば今季2ケタ勝利は固いだろう。
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 昨年巨人にわずか5勝しかできなかった。その屈辱を晴らすためにも今シーズン緒戦で勝つことがヤクルトファンの願いだった。僕もそれを期待した。

 ところが今日のゲーム結果をみると何ら昨シーズンの戦いぶりと変わってない印象を受けた。内海を打てないなら打てないなりの工夫が見られない。散発5安打に抑えられるほどの出来だったかと思う。

 オープン戦の終わりの覇気のない打線がそのまま続いている感じを受けた。オープン戦のことは気にすることはない、と思う人がいるかもしれないが、そう簡単に公式戦が始まったとたん絶好調に変身できるわけがない。やはりオープン戦から調子を維持できるよう鍛錬しないとペナントレースに入ってすぐには結果はでない。

 帰宅してからスポーツニュースで結果を見ただけなので詳しい内容はわからないが、ヒットを打たれながらも石川はよく踏ん張ったと思う。阿部の2点タイムリーは外角球を泳いでただ当てただけのバッティングだったが、野手の間を抜けてセンター前に達する不運な当たりだった。明日は由規だと思うが、この悔しさを明日にぶつけてもらいたい。もっとファイトを前面に出してぶつかっていこうではないか!
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 セリーグより一足先にパリーグの公式戦がこの三連休の合わせてスタートした。
この三連戦の成績を見てみると今季から岡田監督に代わったオリックスの開幕3連勝が特に目を引いた。その相手楽天は緒戦をエースの岩熊、第2戦を田中で落としたのは大きい。いずれも最少点差で負けている。こういうところでもオリックスの勝負強さが出ていた。

 日ハムとソフトバンク、どちらも実力が拮抗しているチーム同士の対決は昨年のパリーグの覇者日ハムが1勝2敗と負け越した。緒戦、第二戦と連敗した後、第3戦目は大量得点で打ち勝った。日ハムは防御率が毎年いいチームだが、それに加えて得点力があるところが強みだ。出だしは良くなかったが、必ず上がってくることは間違いなさそうだ。

 昨年、打率パの最下位で5位に終わったロッテは今年韓国の大砲金泰均を獲得して打線を補強した。この3連戦は金の活躍はなかったが、西武に2勝1敗と勝ち越し、3戦目は打線が爆発して13−2と大勝した。このチームも投打のバランスが整えばAクラスを十分狙えるだろう。いずれにせよ、まだ始まったばかりで順位を予想するのは難しいところだ。ただセリーグより6チームの力が拮抗しているように思われた。
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