昨年のカープとの対戦成績が6勝19敗。4月終わった段階で昨年の勝ち数にあと1勝に迫った。昨年、7ゲーム差で2位に終わったヤクルト、せめて五分に戦っていたら・・・。その意味で昨年の借りを十分返したい。

石川先発なので早い回に先制し、5回までリードして中継ぎにバトンタッチするのが理想だが、初回石川は2死を簡単に取りながらバティスタに一発を浴び先取点を献上、2回に中村の2ランで逆転したものの、3回誠也のタイムリーで同点、さらに4回表には会澤に一発を浴び1点のリードを許した。しかしその裏村上の技ありのレフトポール際へのソロホーマーで同点に追いついた。

続く5回裏2死一、二塁にランナーを置き代打荒木がレグナルトから価値ある勝ち越し打を放つ。石川は4回で降板となったが、このゲームどうしても勝ち越すためには致し方ない選択だった。得点圏にランナーを置いてしっかり犠打やヒットが打てるバッターとして荒木、太田、田代などいい働きをしている。

勝ち越しに成功した5回マウンドには五十嵐が上がった。五十嵐はカープの主力など一発のあるバッターを抑え、2回をパーフェクトに抑えた。そしてハーラートップとなる4勝目をマーク、ツキもあるが、やはり肝心なところでいい働きをしている結果でもある。

6回裏2死一、二塁でバレのレフトフライをカープの外野手が落球、それによって追加点の2点が入り6-3と点差を広げた。結果的にこの2点が勝敗を分けた。この試合のバレは九里に完ぺきに抑えられ、3打数3三振。2打席目などは5球全てボール球、そのボール球に手を出し空振り三振。九里との相性が悪いのだろがバッティングの荒っぽさが目についた。

カープは8回表1点を返し7-4として、最終回2死から連続ヒットで粘ったが、最後は石山が一発のあるバティスタを三振に討ち取りゲームセット。巨人が負けているだけにこの1勝は大きな意味がある。

本塁打は両チーム2本づつ、ヒット数でヤクルト6に対しカープ10とカープが大きく上回りながら、ヤクルト投手陣が四球2に対し10と四球の多さと、得点圏でのエラーが勝負を分けた感がする。中盤5回までどっちに転ぶかわからない厳しいゲームだったが、こういうゲームをしっかり勝てるようになれば、Aクラスを維持して行けるだろう。
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カープの9連勝を阻止するためには先取点がほしい。その期待に応えたのがこの試合6番先発メンバーに起用された荒木の2回裏のソロホーマーだった。

そして3回裏には青木とバレンティンのソロホーマーで3-0とリード。さらに5回裏にはジョンソンから代わった菊池から山田のソロホーマーがとび出し、4-0とした。全得点4点がいずれもソロホーマーというのも珍しい。

青木はこのゲームでも3安打の活躍、チームのリードオフマンとして十分すぎる働きを見せている。身体は小さいながら独特な低いバッティングフォームはタテのストライクゾーンが狭まるため、打者には有利だが、反面態勢を維持するには太腿に負担がかかるし、死球のリスクもある。

カープ先発ジョンソンは被安打6、3ホームランを被弾して4回でマウンドを降りた。いっぽうヤクルト先発高梨は6回を5安打失点0でカープ打線を抑えた。カーブ、スライダーの精度が今一つだったためフォークの多投が目立ったが無失点の抑えたのは上出来。ただ4番に復帰した誠也には被安打5のうち3安打打たれている。得点圏でなくて幸いだった。

8連勝と波に乗るカープ打線、このままおとなしく0でおわるとは思わなかったが、7回に反撃があった。2死ランナー2塁でバティスタにハフが投げた内角カットボールをうまくレフトスタンドに放り込まれた。次の8回にもエラーがらみで先頭打者を2塁まで進め2死1,2塁というピンチがあったものの、近藤がどうにか0に抑え、9回はストッパー石山がカープ打線を完璧に抑え4-2で勝利、カープの9連勝を阻止、高梨が2勝目を上げた。

DeNAに元気がないため今日も巨人の勝利が予想される。これ以上首位との差を広げられたくない。ヤクルトはこのカード勝ち越して巨人にひたすら喰らいついていきたい。そして石川に初勝利を!


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両チーム1点を争う死力の投手戦、8回被安打4、残塁5の小川に対し、7回被安打5、残塁7の床田、どちらかといえば小川の方が好投していたが、6回菊池のヒットと長野の2塁打、数少ないチャンスで1点を先制したカープ、その最小得点を床田が7回まで守り、フランスア、中崎の継投でヤクルト打線を0に抑えて先発床田はハーラートップの4勝目を上げた。

今日の小川は初回から気合の入り方が違っていた。まさにこれぞエースというピッチング内容だった。それだけに打線の援護で初勝利をプレゼントしてもらいたかった。天性の守備にも言えることだが、菊池の意外性のバッティングセンスに長野が長打で繋げた1点だった。

小川の気迫は投だけでなく打の方にも表れていた。第一打席の投ライナー打球、そして第三打席の四球。野手が三振、内野ゴロなどなかなか出塁できない中での強い気迫を感じた。

それにしても昨年までファームにいた3年目ドラフト3位の中部大卒の無名投手が、すい星のごとく今季いきなり一軍で月刊MVP候補の4勝とは。一昨日巨人のエース菅野から3連発を放ったヤクルト打線を7回まで0に抑えたのだから、敵ながらあっぱれというべきだろう。

ただ唯一1敗しているのが巨人戦だ。巨人に床田は5.1回被安打6、4失点している。ヤクルト打線が7回0封された床田から初対戦で4点を奪っているところに巨人スコアラーの優秀さと選手の対応力の高さを感じる。

巨人が勝ったため、是が非でも勝ちたかったゲームだった。カープはこれで8連勝で借金完済。チーム打率目下セ界最下位の227厘ながら、このゲームで見せたように少ないチャンスをモノにできるチームのまとまりを感じさせる。それとセ界2位の防御率だろう。

ヤクルトはこれ以上巨人に離されるわけにはいかないし、昨年痛い目に遭っているのでカープにこれ以上連勝を続けさせるわけにはいかない。とにかくカープの連勝を止めたい。高梨の復調を期待したい。
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開幕当初投打に制裁を欠き、マツダでヤクルトに3連敗したカープだったがこのところ2カード連勝し7連勝と昨年の勢いを取り戻しつつある。

しかし防御率はセリーグ2位に上がってきたものの看板の打線が最下位。鈴木誠也、松山の故障、さらには丸のアナも少なからず影響しているようだ。それでも7連勝できるところがチームのまとまりの良さを感じる。

スワレスの好投と久々の打線爆発で巨人の6連勝を阻止した勢いでカープの8連勝も絶対阻止したいところだ。それにはスワレスのように先発の好投が一番の条件だ。序盤で3点以上先制点を入れられると打線も湿りがちだ。

その意味でも先発小川の好投が求められる。開幕投手を務めた小川だが、その開幕戦で1失点と好投しながら打線の援護に恵まれず初勝利もフイ。それ以降は中日、巨人、中日戦に登板し、6失点、6失点、3失点と開幕投手らしからぬ投球内容だった。昨年は手術で出遅れながらもブキャナンに次ぐ8勝をマーク。ヤクルトの上位維持には小川の復活が欠かせない。

カープがヤクルト戦初先発の左腕床田。目下カープの勝ち頭で3勝1敗。青木の復調、本調子に近い山田、バレそして成長著しい村上が試合のカギを握りそうだ。それに左打者ながら太田が左投手を得意としているので、スターティングメンバーに入れたいところだ。

広島打線では鈴木に代わる主力としてバティスタに要注意。昨シーズン神宮で6ホームラン、16打点、378厘を記録、神宮が大好きだというバティスタ、この選手を調子に乗せたら痛い目に遭うのでバッテリーは初打席から特別マークしたい。勝利を祈る!
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連夜のストレスを一夜で晴らすような打線の爆発と初先発スワレスの好投で巨人の6連勝をストップさせた気持ちいいホーム今季初の大勝。村上、青木の4安打、特に昨年手も足も出なかった菅野に対し村上の連続安打と初打点は大きな自信になったはず。

つくづく野球はやってみなくては分からない、と改めて感じる。昨年CSで悔しいノーヒットノーランを喰らった菅野に青木、山田、バレの3連発、さらに桜井から山田、バレのアベックホーマーなど5発で巨人を撃沈。ちょうど帰宅してテレビをつけたら3回先頭打者切込み隊長青木の2ラン、山田、バレの3連発がとび出すというタイミングの良さ。

投げては故障で出遅れたスワレスが初先発ながら絶好調の巨人打線を6回3安打無失点に抑える好投、見事初勝利を飾った。いかに先発投手の安定が大事かということを改めて感じさせたゲームだった。

ヒーローインタビューに立ったバレとスワレス、バレが小さく見える巨漢のスワレス、巨漢に似合わず、コントロールがよくわずか四球1。フォームが小さい割に球質が重く、手元で変化するのでミートが難しい。先発陣がなかなか初勝利がない中で頼もしい外国人投手が出てきた。

正直、このゲームを落としたら、巨人、そして今7連勝と急流を一気に駆け上がってきた鯉と連続3タテを喰らう懸念もあった。その意味でこの大勝は大きい。相手はマツダスタジアムでのリベンジに燃えているだろうが、カープの今の勢いを止めなくては昨年の二の舞を踏むことになる。この打線の勢いを持続させれば広島の勢いを恐れることはない。再び首位返り咲きを目指して頑張ろう!
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