こんばんは。
コスプレ回顧録も順調に4回目を迎えました。
私が9年間でやったコスプレは数知れず。
この回顧録、いったいいつまで続くのやら。
今日は一休みで、関係ない話でもしようと思います。

先日、ぶらぶら歩いていたら、あるお店で一風変わったデザートを見つけました。
“パンダパフェ”です。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/8/1/81947226.jpg" width="240" height="320" border="0" alt="81947226.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" /> 味はどってことない、普通のプリンパフェでした。
耳はチョコクッキーで、目と鼻は小豆でした。
頭のてっぺんには笹の葉代わりのミントが刺さっていました。
まぁ、お約束なので、小豆の目を吊り上げて、怒りパンダにしてみましたが、だんだん溶けてきたので、右脳あたりから頂く事にしました。
http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/5/b/5b2b383c.jpg" width="240" height="320" border="0" alt="5b2b383c.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />

でも、なぜ唐突にパンダなのか。
そういえば上野動物園のパンダ“シュアンシュアン”が、メキシコに帰国したぐらいの日だったので、きっとこの店の店長から、シュアンシュアンへの密かなはなむけだろう、と思うことにしました。
                  完




あまりに、中身もオチもないひどい内容なので、お詫びとして、最近撮った私の写真を載せようと思います。

正直、最近ほんとかわいいです。
っていうか、若返った感じです。
肌の張りとか、ツヤとか。

そんな貴重な最新写真ですので、やっぱり明日の更新で載せる事にします。
皆様、今日のところは、もんもんしながら秋の夜長をお過ごしください。
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こんばんは。
今日は2004年6月20日後楽園ホールでやった桜庭和志選手のコスプレ話です。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/8/d/8d60c6f2.JPG" width="577" height="862" border="0" alt="8d60c6f2.JPG" hspace="5" class="pict" align="left" /> なぜ、あのタイミングで桜庭選手だったのかというと、ちょうどあの日、さいたまスーパーアリーナPRIDEが開催され、桜庭選手の復帰戦があったからです。

今だから話しますが、私は桜庭選手のファンなのです。
ホイス・グレイシーとの1時間47分の死闘が収録されたビデオや、初自伝「ぼく。」も購入し、付録のシールも自宅の衣装ケースに貼ってある程なんですから。
そんな訳で、このコスプレには、かなり個人的な感情も入っていました。

コスプレは、まずカツラから製作しましたが、桜庭選手の短髪ぺったり髪を再現するには、「あの10円ハゲヅラが一番いい!」と、すぐに閃きました。
“あの”というのは、園子選手コスプレをやったとき購入したヅラです。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/c/0/c0b93922.jpg" width="1771" height="2773" border="0" alt="c0b93922.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />
その時は、はじめから付いていたハゲマークが小さかったため、3倍ぐらいに広げましたが、今回は、全部ハゲを塞ぎました。
だってほら、桜庭選手には、恥ずかしい思いはさせられませんからね。

桜庭選手の場合、顔のメークが結構必要でした。私は女子プロ界きっての可愛いくっきり二重だったので、はれぼったい一重の選手のコスプレをやる時は大変苦労しました。AKINOとか。
そんな時は、瞼の上に舞台用の顔用粘土をつけて、わざわざ可愛いくっきり二重を潰します。
そして、桜庭選手は耳が沸いて(グラウンドの攻防等で耳が圧迫されて血が溜まり、形が変形する事)いるので、付け耳(マギー審司の“でっかくなっちゃった!”耳)を適当に切り取り、その裏面を耳に貼り付けました。
桜庭選手の場合、この“裏面を貼る”というのがポイントです!
後は、青ヒゲを塗り、マウスピースをくわえて出来上がりました。

パンツは適当に作ればそれっぽく見えたし、Tシャツは作ろうか悩んだ挙句、後楽園ホール1Fにあるショップに、当日買いに行きました。

このコスプレは、準備過程が地味だったので、選手には「今日のコスプレ大丈夫かぁ?」と冷やかされましたが、リングに上がった時の激似ぶりには、一同驚いておりました。
私的には、マイクでしゃべるとき、無駄に口をパクパクさせるところと、サポーターに“DSE笹原”と書いたチェックマークが入っているのがポイントでした。

それと、この日のサソリ選手との試合はハードコアマッチにしようと思っていたので、桜庭コスプレとは関係ありませんでしたが、凶器として“画鋲”を持ち込みました。この画鋲は本物の画鋲の針部分を、金色のゴムに付け替えた私のオリジナル・ニセ画鋲で、地方で一度だけ使ったものでしたが、その完成度の高さから、リングに撒いた時、客席からは悲鳴が起こりました。

その後、この画鋲はあまりの出来の素晴らしさから「めちゃイケ女子プロレス」でも使いたいとの話があり、収録では私がバラ撒き、クラッシュがネタ凶器として使ったのですが、放送では丸ごとカットされ、画鋲を片付けている私の後姿がチラッと映っただけでした。その時も観覧席からはどよめきが起こりましたが、ゴールデンには画鋲だけに刺激が強すぎたのでしょう。

それから、男性コスプレで絶対に忘れてはいけない事が一つ。
それは“ファールカップ”です。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/3/0/30b0ae9f.JPG" width="595" height="794" border="0" alt="30b0ae9f.JPG" hspace="5" class="pict" align="left" />
これをするだけで、グッとそれっぽくなります。
そして、ファールカップを装着して試合をした女子プロレスラーは、全世界でも私だけでしょう。(ちなみに、神取選手コスプレにもファールカップは必須でした)

長与さんは、このファールカップがいたくお気に入りだったようで、いつも私が装着していると「もっとパンツ食い込ませて!もっと中になんか詰めろよ!」と、興奮しながらダメ出ししては「よし、横向いて!うわぁ…キッモー!」と、楽しそうにファールカップを眺めていました。

この日のコスプレは、試合内容も中々で、欲しかった“SAKU”Tシャツも手に入ったので、私としては大満足でした。
試合中、サソリとの一発ギャグ勝負に負けた以外は。

それでは、次回は何のコスプレにしようかな。お楽しみに。

当時のレビューはコチラ
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こんばんは。
コスプレ振り返りも好評のようですが、今日はミルミキサーの続報です。 ミキサー交換を訴えてから、すぐに携帯に連絡が入り、私は使えないミキサーを持って交換に行きました。
お店では、前回とは違う店員が対応してくれ、店員は「今、お持ちします」と言うと在庫部屋へ消えていき、しばらくすると大きい箱を抱えて戻って来ました。
その箱はどう見ても、ミルミキサーセットそのものでした。

“えっ、もしかして丸ごとくれるの。。。!?”
私は心の中で色めき立ちました。
しかし、そのままレジに連れて行かれると「お会計は現金で?」と聞かれました。
“えっ、交換なんですけど。。。”
私の必死な訴えが通じたのか、店員は「申し訳ありません。では…こちらですね」と言い、箱を開けました。
“あぁ、やっぱりミキサーだけだよなぁ。。。”
そう心の中でつぶやきながら目で追っていると、その人は中を確認しただけで箱を閉じ、そのまま袋に入れてこちらに差し出しました。

「お待たせいたしました」と言う店員に、私は「いいぇ〜、こちらこそ(本当はミキサーのみの交換なのに)ありがとうございますぅ(セットごと貰っちゃって)」と、意味深な挨拶をして受け取ろうとしましたが、次の瞬間、店員は自分の手違いに気付き「申し訳ありません、ミキサー部分のみの交換でしたね」と言うや、ものすごい手際のよさで箱を開け、ミキサー部分だけを袋に入れ替えて渡してくれました。

いや、もちろん受け取った段階で間違いを指摘してあげるつもりでしたよ。
決して、新しい方を質屋に売るか、知り合いに売るか、受け取る瞬間に悩んでなんていませんから。
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こんばんは。
今日の回顧録は“千と千尋の神隠し”です。
このコスプレは2001年11月の大阪大会で、長与さんと対戦する時に作りました。
コスプレベスト3などを聞かれた時には、
私の中では常に上位に入れるお気に入り作品です。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/e/2/e259e48c.jpg" width="591" height="900" border="0" alt="e259e48c.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/8/a/8a092d2a.jpg" width="591" height="900" border="0" alt="8a092d2a.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" /> この頃は常に時事ネタを意識していた事もあって、
コスプレ自体は、すぐに思いつきました。
でも、普通に“千尋”の着物で出て行ってもつまらないし…。

考えた結果、まずインパクトのある湯婆婆(ユバーバ)で入場し、脱いだら千尋になるという“二段オチ”を採用しました。
このアイディアは“王監督コスプレを脱いだら長嶋監督コスプレ”で編み出したものの応用編で、千と千尋以後は“永島選手コスプレのガウンを脱いだらサルの着ぐるみコスプレ”というネタで使いました。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/5/4/540b98dc.jpg" width="689" height="1030" border="0" alt="540b98dc.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />


製作は、まず千尋コスプレの法被から取り掛かりました。
この頃になると、自作の自分サイズ型紙(シャツ・ズボン・ガウン型)が一通り揃っており、この時もピンク布の上から法被の型紙(既存のはっぴをバラした物)をあてて切り、チョチョッと縫って完成しました。
時間にしてわずか2〜30分、はじめた頃からすると格段の進歩です。

次は湯婆婆です。
あの髪型のボリューム感をどう出すかでかなり悩みましたが、ヒントはすぐ近くにありました。
道場は畑の真ん中に建っているのですが、冬場でも農家さんは麦わら帽子を被って仕事をしています。
練習中、その麦わら帽子を見たとたん、私はひらめきました。

“あの帽子のツバの部分に膨らましたビニールを乗せて、それを灰色の布かビニールで覆ってしまえばいい”

早速、近所の作業服店に買出しに行くと、ちょうど業務用の大麦わら帽が売っていました。ツバの部分が通常の3倍はある物です。しかも安い。
そして、同じ要領で湯婆婆のスカートも思いつきました。
膨らましたビニールを腰に巻き、服型にしたクロビニールを上から貼りつける方法です。作り出したら、全て私の思い通りに出来上がっていき、頭・スカートのボリュームは完璧でした。

この試合で特筆したいのは、試合当日に私的な奇跡がいくつか起きた事です。
まず、コスプレを装着し入場待ちをしている時、ある事をハッ!と思いつきました。
相手は長与さん、長与千種、千種…千。

「お前は今日から千だよ」

劇中の湯婆婆の台詞が当てはまるじゃないですか。
案の定、リング上でこの台詞を言ったら、タイムリーだったため観客は大ウケ。
さらに湯婆婆のおでこに付いているイボ(ガムテープを丸めた物)を、青コーナーから投げつけたところ、赤コーナーにいる長与さんの頭にジャストミート。
まさか、あの距離であそこまで的確に当たるとは…。
そしてそのコントロールの良さにお客さんがどよめいている時、満を持して湯婆婆コスプレから千尋コスプレへの脱皮すると、そのギャップから、着物姿の私がかわいく見えたという、目の錯覚効果まで生まれました。
更に試合では、初公開のシャイニングウィザードを狙いましたが、足が滑って偶然にも長与さんのヒザで自分の股間を打ってしまい、以降、“シャイニング股間打ち”は、卒業試合でも見せるなど、私の隠れた得意技となりました。
(ついでに言うと、初の“シャイ股”の写真が残っているのも奇跡)

製作時間2時間半。試合時間約3分。
大麦わら帽子¥550
ビニール袋¥400
雑費含めて総経費¥1300
かわいく見えた私、プライスレス。
もう、どれをとっても、全てがうまくいった試合でした。

ただひとつ誤算だったのは、
長与さん自体が“千と千尋の神隠し”を知らず、終始、私が何をやっているのかさっぱり分かっていなかった、ということでした。

名作とは、数々の誤算、計算、奇跡が重なって生まれる物なんですね。
綺麗にまとまったところで、また次回。
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こんばんは。
今日は未来選手の事を書きたいと思います。 書くのがこんなに遅れてしまったのは、果たして私に未来選手の事を書く資格があるのだろうか、という事にちょっとだけ悩んでいたからです。

私は、現役の女子プロレスラーではありません。
ですので、今の女子プロの現状や、その中で活動している選手の大変さを100%肌で感じる事は出来ませんし、「女子プロレス頑張れ!」とは思っても「私が何とかしないと!」と、プレッシャーを感じる事もありません。

だから、苦しい中でも色んな人から期待され、この世界を盛り上げようと努力していた日々に、突然幕が降ろされてしまった未来選手の無念について、現役ではなく、まして未来選手とは面識もない、試合を見たこともない私が軽々しく書くことに少し迷いがあったのです。

でも私は、女子プロの世界の楽しかった事やつらかった事、全部ひっくるめて、女子プロレスラーだった自分をとても幸せに思っています。
だから、せめて同じ世界で活躍した未来選手にも天国でそう感じて欲しいと思い、綴ることに決めました。

この先ずっと未来選手の事を忘れずに生きていく人がたくさんいると思います。
その人たちがいる限り、未来選手が女子プロレスラーだった証は消えません。

この思いが伝わる事を願い、心からご冥福をお祈りいたします。
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