こんばんは。
今回は、あまり気乗りしないスパイダーマンコスプレのお話です。
なぜ気乗りしないかは言うまでもありません。
その傷の深さ、お察し下さい。
きっと、この話を打ち込んでいる時の私は、死んだ魚の目をしていることでしょう。

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では早速話を進めます。
スパイダーマンを初めて披露したのは、2002年5月の大阪で、永島選手とのシングルの時でした。
私の中のジンクスとして、“ヒット映画のコスプレにハズレなし”というのがあったのですが、この時もその法則は立証されました。
今考えると、名作コスプレが生まれたのは大阪が多かった気がします。
スパイダーマン、千と千尋、バレリーナ、里村選手、三田選手…。

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スパイダーマンは、コスプレを始めて3年目にやったモノですが、この頃になると、丁寧に時間をかけて作るのと、ザツで簡単に作るのとでは、リング上ではむしろザツな方が映えるということが、経験的にわかってきました。
だから、このコスプレもゴージャスに見えて、青い生地は新人時代に園子選手から頂いた“アシックス”のジャージです。上の赤い生地は道場のジョイア用BOXからくすねたもので、それに頭部分を縫い付けて、クモの糸はサインペンで書きました。
唯一買ったものと言えば、手から出した宴会用クモの糸(500円)と、クモの巣に見せかけたネット(メーター390円の4m分)のみです。
「サインペンで書きました」というくだりで、相当ザツだと思った方もいるかもしれませんが、実際はその想像以上にザツだったと思ってくれていいでしょう。
ところが、少し離れてみるとこの通り、まるでスクリーンから飛び出したトビー・マグワイアのよう。
これぞ、私マジック。

次にスパイダーマンをやったのは、2004年・名古屋夏祭り大会で、尾崎選手と対戦した時でした。
なぜにスパイダーマンだったかというと、会場に備え付けられた照明用の“やぐら”に、スパイダーマンで登ってクモ糸を飛ばしたい、というだけのことでした。
2回ともお客さんの反応は素晴らしく、特にお子様からの支持は大変なものでした。
こんなにいい思い出のコスプレが、今では忌まわしい思い出に変わってしまい、残念でなりません。
あの完成度の高さを、全国のお茶の間の皆さんに、地上波でお届けしたかった…。

この心の傷が癒されなければ、私は死んだ魚の目のままです。
あぁ早く目を閉じて眠りたい。
それでは、おやすみなさい。
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