こんばんは。
パピヨンの“チャッピー”ですが、急展開を見せました。
飼い主が見つかったのです。やはりそんなに遠くの犬ではなく、飼い主が近所に貼った張り紙を見たそうです。
ところがいろいろ事情が複雑で、めでたく一件落着、という訳には行きませんでした。 電話を受けたのは私だったのですが「パピオンの飼い主ですが…」と切り出したその人の声は、あまり乗り気ではありませんでした。話を聞いてみると、その犬は他の人から貰ったものの、馴染めなくて逃げてしまったようなのです。また同じ事になってしまうので、もう引き取れないと、電話口で困惑していました。
でも、犬の元々の飼い主も近くに住んでいるので、その人が取りに来ると言うことで、電話は終わりました。
それからすぐに、元の飼い主がやってきました。さすがに犬も分かるのか、私たちに見せるリアクションとは明らかに違う反応をしていましたが、その飼い主も、電話をしてきた飼い主からいきさつを聞いていたので、感動の再会も何だかやりきれない空気が漂っていました。
その人も、仕事が忙しくなり、仕方なく手放したそうなので、このまま引き取っても犬が幸せになれるような、充分な面倒は見れないと言う事を、申し訳なさそうに言っていました。
確かに、飼い始めても、生活上の環境の変化はあるし、その中で面倒が見られなくなってしまう事もあるかとは思います。だから、その人たちを責めるつもりはありませんが、ペットを飼う事の責任や、難しさについて考えさせられた一件でした。

でも、一つだけすっきりした事がありました。
犬の本当の名前が分かった事です。
それから、その犬の今後は、飼い主と自分達で、信頼できる新しい飼い主を見つけよう、という事になり、それまでは、引き続き道場で預かることになりました。
飼い主が見つかるまでは手放しでは喜べませんが、幸せになれるといいね、“ミッキー”。
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