ムエタイ観戦の翌日は“スネークファーム”に行きました。
ファームでは蛇を首に巻けるからです。
思えば始めての海外だった1996年のシンガポール遠征で、私は蛇デビューしたんですが、その時の蛇の感触が忘れられないのです。

スネークファームの蛇首巻コーナーは、赤十字毒蛇研究所が毒蛇の危険性を広めるために、一日に二回講義と併せて催しているイベントでした。
観光客メインで行われていて、私が行った時も欧米人の方が2〜30人集まっていました。
講義自体はスクリーン映像に合わせておじさんが英語で説明をしていくのですが、この演説がまた素晴らしく洗練されていて、ちりばめられているジョークのセンスといい、間の取り方といい、こんなところにもプロフェッショナルはいるんだ、と感激しました。
英語でよく分かりませんでしたが。

講義が終わると、いよいよ庭に出て蛇と対面。
蛇使いのおじさんが出てきて、とぐろを巻いた蛇や最小の蛇など、次々と蛇を紹介していきます。

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毒蛇の口から毒を絞ったり、「大きい肉も丸呑みです」と言って蛇の口に肉の塊をねじ込んだり、かなり無茶もしていました。

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指を蛇に食いちぎられたおじさんも出てきて、かなりの迫力と臨場感を味わえました。
そして最後には希望者による蛇巻きタイム。
「巻きたい人」と言われ、尻込みしている欧米人をよそに私は真っ先に手を上げ、蛇ちゃんを首に巻いてパチリ!
ひんやりサラサラしていて、目がクリックリで、毒と牙さえなければチューしたいぐらいです。

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しかし、スネークファームでは楽しげだった私も、実はそこに行くまでにトゥクトゥクで恐怖体験をしていたのです。
その日、スネークファームの第一部は11時から講義が始まるので、私はまたカウサンからトゥクトゥクを拾いました。
場所が遠かったので、妥当な100バーツで行ってもらう事にして、いざ出発。
走行中に運転手さんと「どこから?」「日本から」と当り障りのない話をしていると、「スネークファームの前に、一ついい場所を紹介してあげるよ」と言うのです。
ここから一気に雲行きが怪しくなり、ちょっとした恐怖体験をしたのでした。

続く→
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