こんばんは。
今日は台風の影響で大雨だと思っていたのに、めっさ晴れたので近くの公園にランニングに行ってきました。

5キロぐらい走り終わり少し歩いていたのですが、今私はワークショップでパントマイムを習っており、先生が「日常を常に意識して、継続して練習することです」とおっしゃっていたので、歩くパントマイムだとか、手すりにつかまって歩くマイムを、まだ恥ずかしいので、控えめに、“なんかあの子奇妙な動きしてる?あら、気のせいかしら?”と思われるぐらいの控えめさでやりながら歩いていました。

しかし途中、昼から酎ハイ飲んでベンチに座っているおじさんがいて、私が手すりにつかまりながらその前を通ると、突然おじさんが、「それくぐってみな」と言ってきました。
私が「こうっすか?」と、手すりをくぐるマイムをやると、おじさんが寄ってきて、「違うそうじゃない、後ろから手を前に持ってくるんだよ」と、私の手をとり教えてくれようとしました。

“酒クセ〜”

しかしこの出会いは、いわゆるアレかもしれません。
アレ。
“いじめられっ子が夜中、強くなろうと一人でカンフーの型を練習していると、酒びたりのホームレスのおっさんが近づいてきて、“なっとらんな”と、いちゃもんをつけて、その子が“うるさいなぁ”とホームレスを追い払おうとすると、ひょいっとよけて華麗な足技でその子を転ばせる。そして酒を飲みながら、被っていた汚いフードを取ると、それはジャッキーチェン扮するホームレスだった…続く。”的な、物語が始まる出会いシーンのアレです。

だから私は、今は落ちぶれて昼真っから酒飲んでるけど、実はパントマイム界では凄い人かもしれないと思い、教えてもらうことにしましたね。
おじさんは「後ろを引くんだろ、こえで、左肩下げて、ヒザ落とひて」と、若干ろれつが回っておりませんでしたが、素直に聞いていると、「手を後ろに、ピンってはじけろ、針金を、ピンて」私は“アレアレ、明らかにおかしくね?針金じゃねぇし、手すりだし、言ってること意味わかんねぇー”と思いましたね。

さてはおっさん、ただの酔っ払い…と私が気付き始めたその時、「おめー汗クセー!」
おっさんはいきなり叫びました。
おっさんはすたこらベンチに戻りながらも「汗クセー。お前汗クセー。」とまだ叫び続けています。

「おじさんだって…酒クセー!」
「うるせー、汗クセー」
「酒クセー」
「汗クセー」

最悪なやりとりでしたね。
そんなこんなで、人前でパントマイムやる時は、くれぐれも酔っ払いに絡まれないように気をつけよう、と思いながら家路に着いたのでした。
そしてかなしいかな、その後お風呂で、いつもより念入りに体を洗ってしまったんですよね。
それではまた!

今日のトロ寝


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