海王トーナメント2014が終わった。
KAIENTAI DOJO最強の夏男を決める大会。
一日を使って、昼夜二興行に別けて行われる過酷な1Dayトーナメント。
優勝する為には、一日4試合を勝たなければいけないんやから、過酷なトーナメントやな。
第1回目が行われた二年前、海王トーナメント2012は、滝澤 大志に決勝戦で敗れて準優勝。
第2回目の海王トーナメント2013は、一回戦で代表ことTAKAみちのくに敗れて一回戦敗退…
第3回目となる今年は?
先ず一回戦は、柏 大五郎と対戦。
これまでの戦績から言うと、勝ったいり負けたりの五分の相手。
まっぷたつ(キャメルクラッチ)や、柏クラッチと言った、関節技と丸め込みのどちらも巧みな嫌な相手…
その二つにも増して嫌なのがあの石頭…
一回戦では、その全てを使っての猛攻にあったが、奥の手「回転首極め腕固め」で何とか勝利!
厳しい相手やった…
二回戦の相手は、昨年一回戦で敗れた代表。
代表とは、生涯成績を通じて、まだ一度も勝ったことがない高い壁の一人…
このトーナメント最大の難敵である。
結果を書く前に、この海王トーナメントの特殊ルールを説明しておく。
一回戦、二回戦を、昼興行の内に全て行ってしまうとあって、この一回戦、二回戦には特殊なルールが採用されている。
・海王トーナメント公式ルール
一回戦、二回戦は、全て10分1本勝負。
その10分で決着がつかなかった場合は、5分間の延長戦が行われ、カウントは2カウントルールとなる。
その5分でも決着がつかなかったら、更に延長となり、そこからは1カウントルールで決着をつける。
と言うルールである。
このルールのお陰で、一回戦、二回戦は意外なほど全て短時間で決着がつくし、意外な番狂わせが生まれる。
自分と代表との試合は、その番狂わせとなったと思う。
始めの10分は、徹底的に脚を攻められ、我慢の10分となった…
延長戦の5分も、今度は首を攻められ、これまた我慢の5分となった…
15分間、ひたすら攻められたが、ある一つの可能性に賭けていた。
自分が昨年敗れた、代表の秘密兵器「ヘビーキラー」を狙って来る瞬間が、自分の最後のチャンスだと。
何とか耐えに耐え、1カウントルールにまで持ち込み、そこでもジャストフェイスロック、ディックキラーとで追い込まれたが、何とか耐えた。
そして、その瞬間が来た。
代表が、ヘビーキラーを狙った所を透かし、ジャックナイフ固めで1カウントが入った!
何とも情けない勝ち方ではあるが、代表に勝てたのはこれが初!
情けないが、こんな勝ち方でもめちゃくちゃ嬉しかった…
次は、通常のルールでも勝たなければ!と思いながらも、満身創痍ながら準決勝に駒を進めた。
準決勝の相手は、タンク永井。
真霜のチーム、「凶月」に入ってから、持ち前の突進力にインサイドワークを取り入れて来たタンク。
それを使って、二回戦では何と火野を破って準決勝に進出した。
タンクとは、ファン感謝デーでの試合での、15分引き分け以来のシングルマッチ。
あの時の決着を、ここでつけるか。
タンクもそのつもりか、セコンドを特に介入させずの真っ向勝負。
代表に痛めつけられた脚に狙いを定めて来た。
これも、1Dayトーナメントの過酷なところ。
前の試合のダメージは、そのまま繰り越されている。
二回戦に続き、散々痛めつけられたが、何とか最後は自分の奥の手「飛び付き胴締め固め」で逆転勝ち!
この技は、この時点までは勝率100%!
絶対の自信を持つ奥の手や!
この試合までは…
決勝戦の相手は、海王トーナメント2連覇がかかった真霜 拳號。
真霜はこのトーナメント中に、自分と試合は全て自らが持つ、CHAMPION OF STRONGEST-Kのベルトを懸けると言い放っていた。
そして、それは公約通り実行し、決勝戦までの3試合全てに防衛して上がって来た。
相手は、旭、トマト、稲松と、どれも難敵揃い。
このメンバーを一日で全て破り、決勝までやって来た。
満身創痍なのはどちらも一緒。
だから、ダメージは言い訳にはならない。
いや、言い訳にはしない。
この決勝戦も、CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合となり、優勝した者がベルトを得ると言う、わかりやすい図式となった。
しかし、自分の中では目の前の真霜を倒して優勝する事しか頭には無かった。
正直、この時点ではベルトが懸かっていることを忘れていた。
試合は、痛めた脚に加え、腕攻めも加えて来た。
自分は腕攻め。
自分には、これしかないからね。
真霜の隙のない攻めに、散々苦しめられたが、「飛び付き胴締め固め」を決める、ワンチャンスを狙っていた。
そして、その時が来た!
ここしかないと言うくらい、絶妙なタイミングで決めれたと思う。
正直、勝ったと思った。
しかし、真霜は肩を挙げた…
完璧に決まった「飛び付き胴締め固め」を返されたのは、これが初。
あの時点で、勝機は逃していたのかも知れない…
その後も、何とか抵抗したが、最後は真霜も奥の手を出してきた。
「無道四式」。
無道の形から、更に足を決めると言う、自分もかなり昔のKAIENTAI DOJOの映像で、一度しか見たことがない技やった。
正に道無し…無念のギブアップ負けやった…
第1回大会以来の決勝進出ながら、またもや準優勝…
ここが、自分の今の越えられない壁なんやと思う。
試合後、真霜に再び「凶月」に誘われたが、あの時点では入る気にはなれなかった。
あんな悔しい思いして、握手出来る訳がない!
真霜 拳號は、自分が越えなければいけない、高い壁の象徴的な存在。
あの男に勝つまでは、横ではなく、正面側に立ちたいと思っている。
長々と振り返ったが、今年の海王トーナメントは何だか濃厚だった気がする。
何の所属チームも無く、裸一貫で挑んだのも、それに影響したのかもしれない。
KAIENTAI DOJOでは、ユニット抗争が過激かしてきている。
さて、自分はどうしたものか…
海王トーナメントで極限まですり減った精神を、昨日の八千代「まぼろし堂」大会が癒してくれた…
ダメージ的には過酷な日程だったが、精神的にはかなり回復させて貰える程の、懐かしさと時間がゆったりと流れるような、そんな素敵な場所やった。
またあそこで、試合したいもんやね!
海王トーナメント2014、そして昨日の八千代「まぼろし堂」大会にお越し頂いた皆様、ありがとうございました!
KAIENTAI DOJO最強の夏男を決める大会。
一日を使って、昼夜二興行に別けて行われる過酷な1Dayトーナメント。
優勝する為には、一日4試合を勝たなければいけないんやから、過酷なトーナメントやな。
第1回目が行われた二年前、海王トーナメント2012は、滝澤 大志に決勝戦で敗れて準優勝。
第2回目の海王トーナメント2013は、一回戦で代表ことTAKAみちのくに敗れて一回戦敗退…
第3回目となる今年は?
先ず一回戦は、柏 大五郎と対戦。
これまでの戦績から言うと、勝ったいり負けたりの五分の相手。
まっぷたつ(キャメルクラッチ)や、柏クラッチと言った、関節技と丸め込みのどちらも巧みな嫌な相手…
その二つにも増して嫌なのがあの石頭…
一回戦では、その全てを使っての猛攻にあったが、奥の手「回転首極め腕固め」で何とか勝利!
厳しい相手やった…
二回戦の相手は、昨年一回戦で敗れた代表。
代表とは、生涯成績を通じて、まだ一度も勝ったことがない高い壁の一人…
このトーナメント最大の難敵である。
結果を書く前に、この海王トーナメントの特殊ルールを説明しておく。
一回戦、二回戦を、昼興行の内に全て行ってしまうとあって、この一回戦、二回戦には特殊なルールが採用されている。
・海王トーナメント公式ルール
一回戦、二回戦は、全て10分1本勝負。
その10分で決着がつかなかった場合は、5分間の延長戦が行われ、カウントは2カウントルールとなる。
その5分でも決着がつかなかったら、更に延長となり、そこからは1カウントルールで決着をつける。
と言うルールである。
このルールのお陰で、一回戦、二回戦は意外なほど全て短時間で決着がつくし、意外な番狂わせが生まれる。
自分と代表との試合は、その番狂わせとなったと思う。
始めの10分は、徹底的に脚を攻められ、我慢の10分となった…
延長戦の5分も、今度は首を攻められ、これまた我慢の5分となった…
15分間、ひたすら攻められたが、ある一つの可能性に賭けていた。
自分が昨年敗れた、代表の秘密兵器「ヘビーキラー」を狙って来る瞬間が、自分の最後のチャンスだと。
何とか耐えに耐え、1カウントルールにまで持ち込み、そこでもジャストフェイスロック、ディックキラーとで追い込まれたが、何とか耐えた。
そして、その瞬間が来た。
代表が、ヘビーキラーを狙った所を透かし、ジャックナイフ固めで1カウントが入った!
何とも情けない勝ち方ではあるが、代表に勝てたのはこれが初!
情けないが、こんな勝ち方でもめちゃくちゃ嬉しかった…
次は、通常のルールでも勝たなければ!と思いながらも、満身創痍ながら準決勝に駒を進めた。
準決勝の相手は、タンク永井。
真霜のチーム、「凶月」に入ってから、持ち前の突進力にインサイドワークを取り入れて来たタンク。
それを使って、二回戦では何と火野を破って準決勝に進出した。
タンクとは、ファン感謝デーでの試合での、15分引き分け以来のシングルマッチ。
あの時の決着を、ここでつけるか。
タンクもそのつもりか、セコンドを特に介入させずの真っ向勝負。
代表に痛めつけられた脚に狙いを定めて来た。
これも、1Dayトーナメントの過酷なところ。
前の試合のダメージは、そのまま繰り越されている。
二回戦に続き、散々痛めつけられたが、何とか最後は自分の奥の手「飛び付き胴締め固め」で逆転勝ち!
この技は、この時点までは勝率100%!
絶対の自信を持つ奥の手や!
この試合までは…
決勝戦の相手は、海王トーナメント2連覇がかかった真霜 拳號。
真霜はこのトーナメント中に、自分と試合は全て自らが持つ、CHAMPION OF STRONGEST-Kのベルトを懸けると言い放っていた。
そして、それは公約通り実行し、決勝戦までの3試合全てに防衛して上がって来た。
相手は、旭、トマト、稲松と、どれも難敵揃い。
このメンバーを一日で全て破り、決勝までやって来た。
満身創痍なのはどちらも一緒。
だから、ダメージは言い訳にはならない。
いや、言い訳にはしない。
この決勝戦も、CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合となり、優勝した者がベルトを得ると言う、わかりやすい図式となった。
しかし、自分の中では目の前の真霜を倒して優勝する事しか頭には無かった。
正直、この時点ではベルトが懸かっていることを忘れていた。
試合は、痛めた脚に加え、腕攻めも加えて来た。
自分は腕攻め。
自分には、これしかないからね。
真霜の隙のない攻めに、散々苦しめられたが、「飛び付き胴締め固め」を決める、ワンチャンスを狙っていた。
そして、その時が来た!
ここしかないと言うくらい、絶妙なタイミングで決めれたと思う。
正直、勝ったと思った。
しかし、真霜は肩を挙げた…
完璧に決まった「飛び付き胴締め固め」を返されたのは、これが初。
あの時点で、勝機は逃していたのかも知れない…
その後も、何とか抵抗したが、最後は真霜も奥の手を出してきた。
「無道四式」。
無道の形から、更に足を決めると言う、自分もかなり昔のKAIENTAI DOJOの映像で、一度しか見たことがない技やった。
正に道無し…無念のギブアップ負けやった…
第1回大会以来の決勝進出ながら、またもや準優勝…
ここが、自分の今の越えられない壁なんやと思う。
試合後、真霜に再び「凶月」に誘われたが、あの時点では入る気にはなれなかった。
あんな悔しい思いして、握手出来る訳がない!
真霜 拳號は、自分が越えなければいけない、高い壁の象徴的な存在。
あの男に勝つまでは、横ではなく、正面側に立ちたいと思っている。
長々と振り返ったが、今年の海王トーナメントは何だか濃厚だった気がする。
何の所属チームも無く、裸一貫で挑んだのも、それに影響したのかもしれない。
KAIENTAI DOJOでは、ユニット抗争が過激かしてきている。
さて、自分はどうしたものか…
海王トーナメントで極限まですり減った精神を、昨日の八千代「まぼろし堂」大会が癒してくれた…
ダメージ的には過酷な日程だったが、精神的にはかなり回復させて貰える程の、懐かしさと時間がゆったりと流れるような、そんな素敵な場所やった。
またあそこで、試合したいもんやね!
海王トーナメント2014、そして昨日の八千代「まぼろし堂」大会にお越し頂いた皆様、ありがとうございました!