こんばんは。
今日は高田総統のコスプレ話をしようと思います。。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/2/c/2c8e2bef.JPG" width="1696" height="2544" border="0" alt="2c8e2bef.JPG" hspace="5" class="pict" align="left" /> 実は私は高田さんのコスプレは2回やっています。
1回目は2004年1月11日の後楽園大会。試合前のVTRのみの登場でお披露目しました。シチュエーションは、さいたまスーパーアリーナの屋根に登場した高田統括本部長。その10日前、年末の大晦日に放送されたPRIDE・男祭りでの高田さんのパロディーでした。
撮影では、屋上感を出すために、扇風機で風の演出をしたり、黒布に銀シールを貼ってネオンっぽくしたりと、かなり凝った演出を施しましたが、肝心の高田さんのコスプレが、青ヒゲのオジオバサンに見えてしまったようで、会場からは「誰あれ?」「長嶋茂雄?」の声が飛び、正月早々冷えた空気を作り出しました。
http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/4/2/422adae9.jpg" width="640" height="480" border="0" alt="422adae9.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />
http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/a/7/a720495b.jpg" width="640" height="480" border="0" alt="a720495b.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />

今思うに、その原因はカツラでした。私はコスプレをやる時、いつも短髪のカツラ製作で苦戦します。男性だけでなく、女子レスラーも短髪が多いため、何度も苦労したり、妥協したりして製作してきました。なぜかというと、既存の男性カツラを自分でカットすると、短すぎてヘアーセットが出来なくなってしまったり、裏地のネットが見えてしまったりするからです。
いい悪い例が関西選手のカツラです。妥協するにも、限界を感じました。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/0/f/0fc22a80.JPG" width="592" height="691" border="0" alt="0fc22a80.JPG" hspace="5" class="pict" align="left" />


高田さんの時は色々悩んだ挙句、東急ハンズの“闘魂カツラ”(要は猪木カツラ)を使ってみました。高田のコスプレに猪木を使うという、禁断のコラボレーションが、私の手によって人知れず実現していたのです。でも、そのコラボレーションが生み出したモノは、オジオバサンでした。

そして、2回目の高田さんコスプレをやるチャンスが訪れました。
今度は、ちゃんとリング上でのコスプレです。
2005年3月21日「エンプロ」のコスプレ3本勝負でやりました。
その頃には、高田さんは高田総統のキャラが完璧な物になっていたので、かなり受けるだろうと手ごたえは感じていました。
http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/f/2/f2fbcbc3.JPG" width="357" height="476" border="0" alt="f2fbcbc3.JPG" hspace="5" class="pict" align="left" />
衣装のほうは、前回と同じ猪木カツラと青ヒゲはそのままに、紫の軍服だけ作り、
もう一つ、スペシャルアイテムを使いました。
それはマントです。
このマントは、私がコスプレを始めた頃、祖母・貞子が「何かに使ってね」のメモと一緒に送ってくれたものです。
ずっと使う機会がありませんでしたが、遂に最後の最後で日の目を見る日が来たのです。
しかしなぜ、祖母・貞子がこんなマントを持っていたかは不明です。
さすが、世津子の母なだけあります。

結局、高田総統コスプレはカツラとマントのお陰で、製作費は500円ぐらいですみました。そしてついでに、衣装のいたるところに“モンスター”をもじった“リンゴスター”や“サンスター”などの文字が書かれているのですが、これは水菜の案です。

当日は、着替える順番を間違え、青ひげを書いてマントを羽織った後に、赤フン(服を脱いだ時の仕込み用)を履いただけで控え室をウロウロしていたので、遠くから見るとただの変質者でした。
選手からも「キモイ、キモイ」を連呼され、この日の大会は、男子レスラーの方もたくさんいらしていたのですが、初めて会った選手からも嫌がられました。そして、全部衣装を着たら着たで、今度は「似すぎでキモイ」と言われました。
でも、新崎人生さんだけは「あ、高田総統?すごいね、似てるね」と褒めてくれたうえ、最後に「……大変だね」と同情までしてくれました。

そしてこの日の高田総統も、似ていたはずなのに客の反応はイマイチでした。
それは初めて吸った葉巻の味と共に、苦い思い出として私の胸にしまってあります。
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