悪夢のような1日が終わった翌日は朝早く起き、アユタヤに向かうためフフアランポーン駅へ。
この駅はドでかいんですよ。
銀河鉄道999とか、ハリーポッターとかに出てくる駅みたいなんです。

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窓口で正規の安チケットを購入して、乗る路線だけ間違えないように駅員さんに何度も確認していざ乗車。
列車は趣きがあり、思わず『世界の車窓から』のテーマソングが頭の中を駆け巡ります。
イスもふかふかで、庶民にはとても高級な列車です。

乗車して数分後、車掌さんが切符を見に回ってきました。
すると私の切符を見て顔をしかめ「あんた、ここは特別車両だよ。この切符なら一つ向こうに移りな」と指で向こうをさしてます。
どうやら、日本でいうグリーン車に乗ってしまったようです。
「どうりで…」と、素直に庶民の車両に移りました。
と、そこはまさに『世界の車窓から』の車内。

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イスは堅い木で出来ていて、なんだかよくわからない食材らしき物を車内で売っているおばさんがいます。
しばらくすると駅弁売りが回ってきたので、私も買いました。

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車内にはトイレがあったんですが、それがなんと線路に垂れ流し式。
便器の底に線路が見えていました。

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しかも連結部分は吹きっさらしで、渡るのに少々勇気がいります。

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車窓から見る景色は最高でした。
街並みはゆっくり流れ、天気は快晴、一人旅を満喫しました。
草原を抜け、川を渡り、栄えているどこかの都市を抜け、また草原を抜け、一時間半ぐらいでアユタヤに到着。

“現地では、自転車をかりて寺めぐりをするといい”と『地球の歩き方』に書いてあったので自転車屋を探しましたが、あるわあるわ。
駅降りたらすぐにレンタサイクル屋がたくさんありました。
早速自転車を借り、いざ寺院めぐりへ。

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…と思ったのですが、駅からはまず川を船で渡ってアユタヤ本拠地に入るのだそうで、自転車を担いで崩れそうな木の階段を降り、それを船に乗せ、川を渡り、また急な木の階段を自転車を担いで登り、やっと本拠地に降り立ちました。
と、横を見たらレンタサイクル屋が…。
まあ、そんなもんでしょ。

颯爽と相棒のママチャリにまたがり漕ぎ出すと、ところどころに屋台があり、見た事のない食べ物を売っていました。
一見わらのようなささくれだったものが袋に入れてあり、クレープの皮のような物とセットで売られています。
おじさんに「これどうやって食べるんですか?」と聞くと、わらを少しむしり、皮に挟んで私に差し出しました。
「あげる」
早速、素敵なおじさんと出会えました。

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食べてみると、甘〜くてとってもおいしかったです。
綿菓子をクレープの皮で包んで食べるような感じでしょうか?
おじさんは「ロチトイ」とか言っていました。
おじさんと別れた後は、とにかくもうおびただしい数の寺院なので、目につく寺から闇雲に回ることにしました。

続く→
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スネークファームからの帰り道、次はどこへ行こうか当てもなく歩いていると、おじいさんが声をかけて来ました。

爺「もし、どこへ行くのかな?」
広田「別に決めてません」
爺「観光か?行きたいところはあるのか?」
広「アユタヤ(タイの中でも最上級に有名な観光地、寺とか仏像がある地域)には行きたいです」

アユタヤの言葉が出たとたん、爺の動きが止まりました。

爺「お嬢さん、ちょいと木陰に入りなせぇ」。

爺は私を木陰に連れて行きました。

爺「お嬢さん、タイと日本の間にはとても古い歴史がある。そのすべてが、アユタヤには詰まっている」
広「はい。ではぜひ明日行きます」
爺「うむ。ではその前にこれから、いいアクセサリー屋に連れて行ってあげる。付いて来なせぇ。見るだけ、見るだけ」
広「…は?」

どこかで聞いたフレーズ。
でも、爺に弱い私は断りきれず、付いていくとそこは見るからに怪しい宝石店。
中に入ると、エメラルド、サファイア、クリスタル“風”の石が並んでおり、それに混じって、亀の標本や何かの毛皮など、とにかく高級品っぽい物がところ狭しと飾られていました。
当然客などおらず、私が入っても「いらっしゃい」も言わずに、3人の店員がよそ者を見る目で私を遠巻きに見ていました。
10秒いなかったでしょう。
私はすぐに退散しました。

爺は店の前で待っていて、私が出てくると、「何も買わなかったのか。では次は服屋に案内してやる」とぐいぐい手を引っ張っていきます。
“服屋?!”と、デジャブにおののいていると、窓がすべてマジックミラーになっている、ありえない服屋に到着。
私がためらって「待ってください」という前に、爺はバーンとドアを開けました。
そこは…服屋というか、ぱっと見は布屋でした。
巻物状の高級そうな布がずらっと赤絨毯に敷き詰められている、すべてオーダーメード製の洋服屋でした。
客はいかにも金持ちそうな欧米人が大半で、ドレスの金額も日本円で最低15〜20万のものを勧めてきます。
私はもうヤケになり、買うそぶりを見せて、いろいろ聞いたところで帰ろうと決め込みました。
しかし、私の質問攻めが店員に“コイツ、興味だけで買う気ないな”というのがバレたようで、「あなた、買わないなら、帰るね」と、半ば追い出されるように帰らされました。
しかも入る時は立派な正面玄関だったのに、買わないとわかったら、ねずみが死んでいるような臭くて暗い裏通路から店を追い出されたのでした。

爺はそれすらも読んでいたかのごとく、裏通路で待っていました。
そして「次はアユタヤの切符を安く手に入れさせてやる」と、観光局に行かされました。

要は、街ぐるみなんですよ。
トゥクトゥク運転手だけでなく、タイの一般住民も、観光客を店に連れてきたらいくら、客が何
か買ったらいくら、という暗黙の制度になっているようなんです。
だから観光局で明らかに高額なアユタヤ行きの切符を吹っかけられた私が、「いらない」とごねていると、とうとう我慢の限界になった爺が「なぜ買わん!人の親切を!お前はとんでもない日本のメス豚だ!」と罵ったのでした。

みなさんも少しおかしいと思ったら、「行かない・買わない・油断しない」を守って行動しましょう。
爺にはそこで見限られ、観光局の人間にも「あんたは駅で普通の切符を買えばいい。この日本のメス豚が」と最後まで罵られ、メス豚は店を後にしたのでした。

続く→
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こんばんは。
無事にあつこさくらライブ終えることが出来ました。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
あ〜、無事終わって一安心しました。
ライブなんて何が起きるかわかりません。
ライブ中にはらわた出ちゃったり、左足がもげちゃったりしてもおかしくないんですから。
無事でホント良かったです。

さて、ライブが終わり、私ははじめて司会のお仕事をしてきました。
結婚披露宴の司会です。
親しい仲間、お世話になっている方々を集めての、とってもラフでラブな飲み&食事会でした。
私が以前MCを務めていたラジオ番組で旦那様とお仕事をご一緒させていただき、それがご縁で今回も声をかけてくださったのですが、奥様は29歳、その旦那様は47歳という、18の年の差のご夫婦なんです。
当然、会場の男性陣から、どうやって口説いたのか?と、質問攻めに合っていました。
私も奥様とは同い年、恋愛とは?結婚とは?と深い話をご教授いただきました。
つたない進行でしたが、お二人とそれを囲む中間達の素敵な空間に私も居合わせることが出来て幸せでした。
末長くお幸せに!
さてさて、そんな幸せお祝い会も終わり、いよいよ年末、忘年会の季節ですよ。
しかし私は、そんな世間のテンションと逆行して、人知れずジム通いに明け暮れることになるでしょう。
なぜなら、来年二月の舞台に向けて、自主練を開始したからです。
ダンスの稽古&ヒロインという二重苦を、あ、違った、2大チャンスをこれからの2ヶ月で自分のモノにしなくてはいけないのですから。
ちくしょう、目にもの見せてやる!
チケットは下記でも受け付けていますので、皆様是非お越しくださいませ!
ではレッスンに行ってきます!

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■公演名:地蔵通りメルヘン商店街
■出演:広田さくら、速水けんたろう 他

■2月2日(土)19:00〜/2月3日(日)13:00〜/17:00〜
□会場:俳優座劇場 /料金:全席指定 当日・前売共 4,500円

■2月10日(日)13:00〜
□会場:浜松市三ヶ日文化ホール /料金:全席指定 当日・前売共 3,500円

■チケット申し込み方法
お名前・お電話番号・希望日時・時間・枚数をご明記の上、
件名欄に【舞台・メルヘン商店街チケット申し込み】とご記入頂き、
sakura@gaea-inc.comまでメールにてお申し込みください。
折り返し、確認・ご案内のメールを返送致します。
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