何とか欠場は免れたな。

日刊KAIENTAI DOJOにも応えた通り、決してベストな体調ではないのは確かや。

しかし、リングに上がる限りは"その時"のベストで上がる。

だから、負けた時も怪我が原因ではなく、自分のベストで負けたと同じこと。

俺と柏さんとタイトルマッチを戦った真霜 拳號も、その前から散々脚を痛め付けてやったのに、最後に勝ったの真霜 拳號だった。

怪我なんて、この世界誰だってどっかしろしているもんや。
それが古傷か、出来たての傷かの違いだけや。

それに、試合をすれば勝つ可能性がある。
それが1に満たない0.1%であったとしても、不戦敗の0%に比べたら途方も無く大きな可能性や。

HIROKIが、どんなパートナーを連れてくるのかはわからない。
HIROKI一人でも、手負いで勝てる程楽な相手ではないことは百も承知や。

この世界、何が起こるかわからない。
俺が怪我したこともそうやし、明日の勝敗だって何が起こるかわからない。

勝てるかもしれないし、プロ失格の烙印を押される試合になるかもしれない。

でもリングには上がる。

戦わないで負けるなんて、絶対に嫌や!

そして、戦うからには絶対に勝つ!
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