いよいよ明日が、火野とのCHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合。

火野とは、同じHHHHに所属する仲間や。

その仲間とタイトルマッチをする。

それは因縁か?恨みか?はたまた裏切りか!?

いや、そんなものは何もない。

ただ単純に、火野とがっちりとした試合がしたいだけや!

火野と同じチームになり、火野は真霜との、2度の激闘の末にベルトを奪取し、初防衛戦を、火野の同期の稲松と、これまた大激闘を繰り広げ防衛。

自分はその全てを、セコンドと言う、一番近くで見てきた。

同じチームの火野が勝つ為、全力でサポートし、応援してきた。

しかしそのもう一方で、そんな燃え尽きるような試合にも憧れていた…

だから、前の防衛戦後、我慢出来ずに次の相手に名乗りを挙げた。

火野もそれを快諾してくれたことにより、明日の試合が決まった。

単純にこの試合は、仲間同士が、すげぇ試合をしたくてするタイトルマッチや!

火野にとってはね…

自分にとっては、正直それだけではない。

自分は今まで、シングルでのベルト奪取経験はない…

今まで、インディーJr、UWA世界ミドル、そしてCHAMPION OF STRONGEST-Kのベルトにも、何度も挑戦してきた。

しかしダメだった…

だから今度こそは!って思いは勿論ある。

そしてもう一つ、この試合は、ある約束を果たす試合や。

かなり前にも、これと同じ状況があった。

火野がチャンピオンで、自分が挑戦者。

しかし、この試合は実現しなかった。

自分の脳に、くも膜のう胞が見つかったからや。

これにより欠場した自分に、火野は言った。
「復帰したら、その時はこのタイトルマッチをやろう」
それから時が流れ、自分は復帰が可能になり、一から再スタートし、火野はベルトを落としていた。

月日が流れ、火野は再びチャンピオンになり、状況は整った。

火野は憶えていないかも知れないが、自分は憶えている。

明日はいよいよ、約束の場へ上がる。


しかし、火野との約束はここまでや。

ここからは、未来へ約束する。

自分がベルトを獲り、自分が先頭に立ってKAIENTAI DOJOを盛り上げる!

今まで止まっていた針を一つ、明日動かそう。


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