こんばんは。
いよいよジョイアも明日に迫ってきました。
忙しすぎて忘れていましたが、ジョイアが終われば、今、道場に練習に来ている山田選手も、もう来なくなります。
ということは、今日が道場に来る最後の日になります。
そこで今日は“広田のへな道・山田選手編”をお届けしようと思います。 まず、今だから言えますが、山田選手が7年前にGAEAに移籍して来た時、私は全女での山田選手の活躍を勉強不足で一切知りませんでした。先日の引退セレモニーで流れた「山田敏代の軌跡」を見て初めて「凄い人だったんだ〜」と認識したほどです。
入団当時の私のイメージは山田選手=長与選手の付き人。これでした。もちろん悪い意味ではありません。
あの頃、GAEAでは長与選手の付き人ではなかったにも関わらず、私達の誰よりも細かいフォローまでされていました。
付き人と聞いて、単に上下関係の厳しさを連想する人は、少なくないと思います。でも、付き人はただ後輩だから先輩のお世話をするのではなく、その先輩の事を尊敬し、気持ちよく試合をして欲しいと思うからこそ、先輩の身の回りのお世話をするのだという事を、入団した山田選手の姿勢を観ていて学びました。その気持ちが根底にあるから、山田選手はどんな細かい事でも、真っ先に気づく事が出来たのだと思います。
私たちがまだ至らなかったところを、一から教えてくれました。雑用の仕事の教えより、気持ちの部分を教えられた事が、とても印象に残っています。

山田選手は、セレモニーの時「自分が何を与えられたかは、分からないけど…」と言っていましたが、お客さんにはもちろんの事、私たち後輩にも、とても大きな事を与えてくれました。一番感動したのは、ありえない紙テープの量もそうですが、たくさんの山田選手の後輩、先輩がセレモニーに参加したことです。みんなから尊敬されていた山田選手からいろいろな事が学べて、私はとても感謝しています。山田選手が残していってくれた想いは、ずっと大事にしていきたいと思います。

今まで道場にいる姿が当たり前の風景でしたが、道場に置いてある荷物をまとめている山田選手の姿を見ると、本当に引退されたんだと、実感が湧いてきます。練習着などを欲しい方に配っていて、私も靴が欲しいと立候補しましたが、サイズが合わず除外され悲しかったです。が、変わりにいつも使っていたサンダルを貰いました。
でも、山田選手に関して、たった一つ心残りな事があります。それは、私の大好物の“ヨコイのソース・スパゲッティー”の美味しさを伝えきれなかった事です。それが伝わるまで、これからも、嫌でも付きまとっていこうと思っています。今日は、最後の日なので、みんなでちゃんこを作って一緒に食べました。長与特製だしのスペシャルちゃんこです。

明日はきっと大変な騒ぎになりますが、会場に来れる方はおもいっきり楽しんでいってください。
それでは、おやすみなさい。
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