ゲストハウスを出た私は、律儀にバイクタクシーの溜まり場に向かいました。
歩道にはドラム缶にいっぱい水が溜まっており、子供も大人もみんなで、通行人や車や犬など、とにかく目の前を通る物すべてにバケツや桶で水をかけています。
もうビッショビショです。
そんな本格的な水かけ祭りを目にした感想は「ホテルにカメラ置いてきてよかった」でした。
こんなところに精密機械なんて持ってきた日にゃあ、浸水して壊れるに決まってます。
だからせっかくの水かけ祭りでしたが、写真はありません。
欧米人がカメラを回している姿をよく見かけたのですが、やはり水を掛けられるのを避け、子供たちが水を掛けようと近づいていくと「テメーぜってー掛けんな!ファッ○ン!」的なオーラを出しまくり、かなりKYな観光客でした。

さっきお世話になったバイクタクシーの運ちゃんたちはみんな気さくな人達で、リーダーのボブは私に“結婚しよう。アイラブユーサクラ。オ〜チェリー。”といきなり求愛してくるし、楽しかったけど深入りすると危険な香りがしたので、そそく
さと退散。
でも、本当に私のことを気に入ってくれたのか、分かれるときにボブが自分の宝物をくれました。
気持ち悪い昆虫のペンダントです。
気持ち悪いけど、大切な物をくれたんだから私も大切にします。
ちなみにそのペンダントは裏から見ると、もっとグロいです。

http://image.blog.livedoor.jp/gaea_sakura/imgs/2/b/2b01cbc7-s.jpg" width="159" height="130" border="0" alt="ペンダント" hspace="5" class="pict" />

そんなボブとの別れの後、カウサン通りに行きましたが、人が洪水となり押し寄せてきました。
まるで通勤ラッシュの改札口の状態です。
抜け出したくても出れない状況で、気が付くと日が暮れていました。
一日水や氷水を掛けられていたので、ずーっとプールに入っているみたいで、後半は凍えるくらいでした。
プール疲れのままゲストハウスに戻り、その日の日記を書き、扇風機の爆音のする部屋にて就寝。

翌日は王宮を巡り、ムエタイ観戦です。
それではまた。

続く→
[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1