やっとタイに着いた…。

思えば長い道のり…。

ああ…憧れのタイ!

でも、早速入国手続きに手間取りました。
機内で渡された用紙に宿泊先の住所を書くんですが、
私は宿をまだ決めていなかったので、
入国ゲートで書かずに出したら止められたのです。

「ココ、アナタ書イテネ」と係の人にタイ語で言われ、
「え?なに?実家の住所?あ、ホテル?うっそ、決めてないんだけど」と、
思いっきり日本語で返す私。

もたついていると、後ろにはあっという間に長蛇の列が出来、
係の人もせせら笑い。
しまいには受付口になんか書かれたパネルが置かれ、
人の波が私を避けて次々に違う受付口に回っていきました。
今思うとアレは、スーパーのレジでいう
“隣のレジへお並びくださいパネル”だったに違いありません。
はやくも厄介な日本人のレッテルを貼られてしまいました。

やっと機内でめぼしをつけていたホテルの住所が見つかり、
とりあえずその欄に記入。
ついに…ついに入国成功です!

時刻は16:00。
向かうはカウサン通り。

なぜカウサンかというと、
『地球の歩き方』に“バックパッカーの街カウサン”と書いてあったからです。
だって私に“プーケットでの〜んびりバカンス”とかが似合うと思いますか?
今回はキレイな観光ではありません。
テーマはノープラン・ノーガード・ノーマスコミ
だとしたら、カウサンでしょ。

ということで、一路カウサンへ。
カウサンには一人友達もいるので、1日目はその人と合流して、
面白げなタイの情報をゲットすることにしました。

が、行き先を決めたはいいものの、いまだ空港から出られません。

なんでって、バンコック空港はもんのすごい広いんです。
やっと自由の身になれたのに、空港内を無意味にオロオロフラフラ。
“ターミナル”のトム・ハンクスみたいです。

その時、“見るからに右も左もわからないバカ日本人観光客臭”
を振りまく私の背後から、
ついに恐るべきタイの魔の手が襲い掛かりました。

→続く
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