こんばんは。
今日は2000年8月の名古屋大会、里村戦での「幽霊」コスプレ話です。
里村選手との対戦が、私にとって特別な意味があったことは、DVD・全部広田。の中でも語りましたが、とにかく里村戦はいかにして相手を怒らせるか、が私のテーマでした。だから、里村選手をおちょくることが出来れば、コスプレは別になんでもよかったのです。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/6/5/652335e8.jpg" width="77" height="113" border="0" alt="652335e8.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />http://image.blog.livedoor.jp/gaea_sakura/imgs/4/c/4cedae45.jpg" target="_blank">http://image.blog.livedoor.jp/gaea_sakura/imgs/4/c/4cedae45.jpg" target="_blank"> この時の試合では“里村明衣子にタライを落とす”を目標にしました。
なぜ幽霊だったかというと、単に時期がお盆だったからです。
でも、お盆に幽霊コスプレをやると知った選手から「罰当たり」とか「お前は先祖に恨まれる」とか、散々ののしられました。
しまいには、私も怖くなり「ご先祖様、お許し下さい」と、軽く祈ってからリングに向かったのを憶えています。
コスプレ自体は、珍しく既製品で揃え、手に持った桶と柄杓(ひしゃく)も、シーズンということもあり、どこへ行ってもセットで売っていました。口から流した血糊の必要性は全くありませんでしたが、たまたま見つけ、面白そうだったので、やっただけです。

試合は、里村選手を小馬鹿にすることに徹しました。
目標に挙げたタライ落下は、私が先に入場し、里村選手の入場までに階段で会場の2階席へ回り込み、里村選手の入場口の上でタライ落下のスタンバイをしました。チャンスは1度きりなので緊張しましたが、観客もハラハラしながら、里村選手の入場口へ集まってきて、私を見上げていました。
みんなの祈りが、私の先祖に届いたのでしょう。タライは鈍い音をたてて里村選手の頭に程よく当たりました。http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/b/d/bdbe0db6.jpg" width="76" height="113" border="0" alt="bdbe0db6.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" />試合の攻防の中でも、里村戦ではいつも地味に心掛けている事がありました。
それは“試合中にキャタピラを成功させる”というものです。
キャタピラとはこのような形に入ってごろごろと回転し、その勢いで対角線のコーナーに頭を激突させるという攻撃で、要するにドリフの仲本工事の人間キャタピラです。

http://image.blog.livedoor.jp/gaea_sakura/imgs/4/c/4cedae45-s.jpg" width="157" height="36" border="0" alt="キャタピラ" hspace="5" class="pict" align="left" />

この体勢のままコーナーにぶつかった時の恥ずかしい様は、確実に精神的ダメージを与えることが出来ますが、やり始めの位置によって、どちらがぶつかるか分からないので、まさに仕掛けの位置が勝負となる、里村選手との駆け引きを存分に楽しめる攻撃なのです。
里村選手と対戦する時のみ私はこの技を出し、そしてかなりの率で里村選手を激突させることに成功しました。
これが成功すると、里村選手は烈火の如く怒り、小馬鹿戦法にも拍車がかかりましたが、最後は怒りを買いすぎて毎回撃沈しました。それでも、お陰さまで、いつも怒らせることが出来ました。

ところで、この日に限っては、里村選手のはにかんだ顔を垣間見ることが出来ました。試合はデスバレーで敗退しましたが、その技の前に、里村選手が柄杓で私の頭を叩いたのですが、その時の“コッ”という打撃音がツボに入ったらしく、デスバレーに入る直前、里村選手の口元が一瞬緩んだような気がしました。
この日の試合は、里村選手の多彩な顔を見ることが出来、その後先祖から祟られることもなかったので、思い出に残っています。

偶然にも、今日は里村選手の誕生日。
図らずして、そんな日に取り上げてしまうとは。
里村選手、お誕生日おめでとうございます。
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