こんばんは。
今日は、1999年11月3日川越ペペホール大会でやった、バレーボール日本代表コスプレの話です。
これは、私の中では歴代コスプレベスト3に入るものの一つです。
最初はバボちゃんをやろうと思いましたが、昔のものまね番組で、モト冬樹さんたちが人形をつなげてラッツ・アンド・スターをやっていたのを思い出し、アレと同じ要領で、選手全員の手足が動いたら面白いと思い、人形を作ることにしました。
でも、取り掛かってすぐに、バボちゃんにすればよかったと後悔しました。
http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/e/7/e712ff9c.jpg" width="425" height="275" border="0" alt="e712ff9c.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" /> たくさんの人形を背負うというアイデアはすぐに浮かんだのですが、まず、人形が重くて後悔しました。なるべく軽量にするため、体はストッキングに綿を詰めて作ったのですが、ユニフォームのシャツやらブルマやらを着せていくと、一体約2キロ弱。さほどでもないようですが、×5体となるとかなりの重みで、それらを全部体にくくると、支えの棒がしなってしまいました。それをどうやって背負い、かつ、手足を自在に操るかという問題が克服出来ず、またも後悔しました。

でも、人間はどんな壁にぶち当たっても、克服できるというか、何とかなるように出来ているというか、とにかくこの時も画期的なひらめきが頭に浮かびました。
体に密着して固定できるモノ…。と、悩んでいたら、ハッと“猫背矯正ベルト”で人形を背中にくくりつける事を思いついたのです。
そのベルトは、私が練習生の頃、いつも猫背を注意されていて、同じく猫背だった先輩が、昔使っていた物をお古としてくれたものでした。
しばらくはそれをつけたまま生活し、練習もしていたのですが、次第に胸が圧迫されてきて、腕の付け根やら、なにやらいろいろなところが擦れてきて、痛くなったので衣装ケースの奥に追いやったものでした。
早速試してみると、予想以上の固定っぷり。肩に連なる主軸の部分さえしっかり固定すれば、かなり自在に動かす事が出来ました。こんなチープなものを駆使して問題解決出来るとは、ありがとう猫背。姿勢の悪い子に育って、本当に良かった。後、同じく猫背だった先輩もありがとう。

ところで、このコスプレの試合会場となった川越ペペホールは、選手入場口に扉がなく、衝立で会場と控室通路を隔ていました。その幅は、普通の人間ならラクラク通れるのですが、この時の私の幅は4m弱。入場の際、突っかかって衝立を通れませんでした。
入場曲は流れているし、セコンドはいないし、植松選手はリング上でイライラしているだろうし…私は通路で突っかかったまま泣きそうになっていました。
そこへ救出に現れたのは、私のコスプレを見ようと、会場の隅っこでニヤついていた長与さんでした。私が扉に内側からガンガンぶつかっていると、異変を察知した長与さんは「お前、何引っかかってんだよ」と、さらにニヤつきながらも衝立をずらしてくれました。
あの時、長与さんがニヤついて見ていてくれなければ、私は今もぺぺの扉に挟まったままだったと思います。
ありがとう長与さん、会場でニヤついていてくれて
その後、長与さんが何かと人形コスプレをリクエストをしてきたのは、きっとこの時のことが印象深かったからでしょう。
それでは、また次回。


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