41b78eba.jpgこんばんは。
続きが気になって、眠れない夜を過ごしたあなた。お待たせいたしました。
既に前編を忘れてしまったあなた。昨日に遡って、続けてお読みください。 正式にチーム・エキセントリックを結成してからの快進撃は、大変なものでした。
あらゆるタッグチームからフォールを奪い、とにかく勝ちまくりました。
しかも、いつもフォールを奪うのはこの私です。
正確にいうと、長与がフォール寸前まで追い込んだ相手を、私が横から奪ってフォールに乗っただけですが、まあ、私の手柄には違いありません。

6月にはエキセントリックのライバル・D−FIXとの、タッグタイトル戦にまでこぎつけました。
まさか私のレスラー人生で、ちゃんとしたタイトルマッチに挑戦する日が来るとは、誰が想像出来たでしょうか…。
結果は長与が足を引っ張ったため、惜しくも敗れました。

そして一年後には、旗揚げ8周年記念大会で、そのD−FIXと髪切りマッチも行いました。
まさか私のレスラー人生で、ビッグマッチのセミファイナルに出場する日が来るとは、誰が想像できたでしょうか…。
そしてその試合も長与が足を引っ張りましたが、私の活躍で勝利を収め、尾崎、KAORU、ポリス、ついでに東スポの山下記者を丸坊主へと追い込んだのです。

とにかく、気づいてみればエキセントリックはGAEAの歴史にその名を刻み、ある期間、確実に大会の主役となっていました。

でも、私の本音はと言えば…悔しかったです。

どれだけ私が一人でやっていても全く出来なかった事が、長与が入った途端、ファンが振り向くこの現実。
私のなんと未熟で、力の無い事か…。
それと同時に、長与の凄さを感じずにはいられませんでした。
だから私は、長与を心から尊敬し、心からアゴで使いました。

私が新人の頃、長与が“他力本願は好きじゃない”と言っていたのを憶えています。
でも私は、この言葉が結構好きです。
きっと、私の取り方は間違っているとは思いますが、私はきっかけは他人の力で全然構いません。
それを自分で発展させ、学んで行ければOKだと思っています。
これは、エキセントリックで私が感じた一番大きな事です。

そして私は未だに“他力”にお世話になっています。
それが選手だったり、観客だったり…。
まぁ、日直にはいつかお返しが出来ればいいな、と思っています。
でも、今度のトーナメントでは、まだお返しするつもりは毛頭ないので、日直には、普段通り働いてもらおうと思います。

さて、このエキセントリックですが、「班長と日直〜ザ・ベスト・オブ・エキセントリック の全て〜」と「班長と日直2〜オールスター・春の一斉頭髪検査と秋の大運動会〜」という、特集ビデオが発売されています。
これを読んで興味を持ってくれた方は、ぜひご覧下さい。

では、予備知識もばっちりの皆様、どうぞ今回の名古屋大会、違った視点でも楽しめると思いますので。どうぞ足をお運びください。
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