△火野裕士&滝澤大志(時間切れ引き分け)真霜拳號&稲松三郎△

稲松三郎というレスラーの最大の特徴は、そのタフさである。

肉体的にも精神的にも頑丈で、簡単に倒せるレスラーでは無い。

そのタフな稲松が、序盤に放たれた火野の一発のラリアットによって、一時戦線離脱。
たった一発のラリアットでほぼKO状態になるレスラーが頑丈か?と思われるかもしれないが、そのラリアットは、いわば不意打ちのラリアット。

ただでさえ強烈な火野のラリアットが、通常ならば絶対に出さないタイミングで、不意に放たれた。
それはつまり、セオリーを無視したようなもの。
23日のS-Kタイトルマッチを控え、火野もそれだけ本気になっているということだろう。

稲松が全く予想していなかったであろうそのラリアットは、突っ込んで行ったところにカウンターで決まったことも相まって、通常の何倍ものダメージだったと思われる。
あのタフな稲松を一発で立てなくさせるとは、火野裕士怖るべしである。

が、そこからの稲松がまた凄かった。

一時は完全に立てない状態だったにも関わらず、10分も経たない内に復活。
以後はそのダメージを感じさせないどころか、得意の場外戦も交えながら、火野を圧倒してみせたのだから畏れ入る。

普通のレスラーならば最後までダメージを引きずってしまうところなのに、やはり稲松はタフな男である。

最終的には火野も盛り返し、結局30分時間切れとなってしまったが、この試合の中心は、間違いなく火野と稲松のぶつかり合いだった。

明日のタイトルマッチも、火野と稲松ならではのタフな戦いになることだろう。
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