明日、6月18日(土)は、KAIENTAI DOJO後楽園大会。
自分のカードは、CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合、vs火野裕士である。

ここのところ二年ほど、シングル戦線ではなく、主にタッグ戦線を主戦場として戦ってきた。

それを今、このタイミングでシングル王座へと目を向けたのには、いくつかの理由がある。


タッグ戦線を主戦場としていたのにも、その時その時でいろいろな考えがあってのことではあるが、結果として現在、STRONGEST-Kタッグとハードコアタッグ、二つのベルトを保持している。
いわゆる二冠王というやつだ。

だが、STRONGEST-KタッグはHIROKIさんの舞台。
ハードコアタッグは関根の舞台。

それはそれで面白みがあるし、タッグマッチにこそプロレスの醍醐味が詰まっていると考える自分にとって、これらは大事なベルトである。

が、そろそろ真霜拳號の舞台を作ろうかという思いがある。
そして、その舞台はやはり、KAIENTAI DOJO最高峰のベルトである、CHAMPION OF STRONGEST-Kにある。

それが今、火野への挑戦を決めた理由の一つ。


もう一つ。


KAIENTAI DOJOのプロレスというのがある。

KAIENTAI DOJOスタイルでもなく、KAIENTAI DOJOイズムでもなく、KAIENTAI DOJOのプロレス。

それは技術的なことや心構え的なこともあり、お客さんには非常に分かり辛いことだと思う。
というより、プロレスラーでないと理解し切ることは出来ないだろう。

だから、余計なことは省いて、ごくごく簡単に表現するならば…『どこよりも基本を大事にするプロレス』ということになる。
それがKAIENTAI DOJOのプロレス。

が、今のKAIENTAI DOJOには、良くも悪くもそのKAIENTAI DOJOのプロレスが無くなってきているように感じる。

例えば、火野裕士の戦いは、火野裕士のプロレス。
KAIENTAI DOJOのプロレスを超越して、火野自身が作り上げたもの。
いわば、火野裕士オリジナルのものである。

それは悪いことでは無く、むしろ素晴らしいことなのだろう。

しかし、今のKAIENTAI DOJOに本当に必要なのは…本来、所属レスラー全員の根底にあるべきものは…本当の意味でのKAIENTAI DOJOのプロレスだと自分は考える。
そしてそれを体現できるのは、現在の所属選手の中では自分だけだと思っている。

だが、タッグマッチで体現するのは、なかなかに難しい。
だから、それを体現するのに相応しい場として、シングル戦線を選んだというのが一つの理由。


他にもまだ理由はあるが、長くなってきたのでこの辺りまでとして…。


とにかく、火野裕士が強いのは分かっている。
アイツが怪物的な強さを持っているのは、認めざるを得ない。

だけど、どうすれば負けないか?どうすれば勝てるか?
それもなんとなく分かっている。

あとは如何にその展開に持ち込むかだけである。

そして、その展開に持ち込むために、勝利するために、KAIENTAI DOJOのプロレスで勝負するつもりである。



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IWGPジュニアタッグ王座挑戦者チーム決定1DAYトーナメント1回戦
○滝澤大志&梶トマト(10分2秒 エビ固め)真霜拳號&関根龍一●
※タイガードライバー

九周年後楽園ホール大会で行われることになった、IWGPジュニアタッグ選手権試合。
その挑戦者となる、KAIENTAI DOJO代表チームを決める1DAYトーナメント。

自分の正パートナーはHIROKIさんなのだが、ハードコアタッグ奪取の勢いに乗って関根がアピールしたことによって、真霜&関根組でエントリーすることとなった。

勝利だけを目指すならば、当然HIROKIさんと組んで出た方がいいだろう。
が、今の絶好調の関根ならば…という思いもある。

しかし、タッグリーグ制覇、ハードコアタッグ奪取をたぐり寄せた関根の運も、ここでは通用しなかった。
それは、相手の滝澤&トマトには、先のハードコアタッグ時の火野&稲松とは違い、一切の油断が無かったからである。

気持ちが武器の関根にとって、その面で差が無く、純粋な実力勝負となれば、やはり分が悪い。

これまでは、力で負けても、技術で負けても、駆け引きで負けても、最後に気持ちで勝つことで勝利を呼び込んできた。
それが相手に油断が無くなり、気持ちの面で互角になると、今の関根ではまだ勝率が悪い。

しかし、対戦相手に油断が無くなったということ…それはつまり、真霜&関根組が本物になってきたということなのである。
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6月19日(日)フーテンプロ・北千住大会に参戦します。

小野武志&土方隆司 vs 臼田勝美&真霜拳號
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KAIENTAI DOJO認定WEWハードコアタッグ選手権試合
<挑戦者組>真霜拳號&○関根龍一(22分51秒 体固め)火野裕士&稲松三郎●<王者組>
※ハードコア・ボディープレス。火野組が3度目の防衛に失敗、真霜組が第26代王者となる

案の定というべきだろう。

タイトルマッチという舞台を迎えても、関根は先輩という存在に対する気後れを消すことが出来なかった。

試合全体を通して、どうにも思い切りが悪く、絶好調時の関根とは程遠い戦いぶりに…。

が、それは相手も同じだった。

火野と稲松にしてみれば、関根はただの後輩にすぎず、万が一にも負けるわけが無いと思っていたのではないだろうか?

余裕がありすぎて、勝負どころで一気に決めに行かなかったように思う。

結果、ワンチャンスをモノにしてのタイトル奪取。

油断大敵、というやつだ。

勝負に絶対は無いのである。
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△火野裕士&滝澤大志(30分時間切れ引き分け)真霜拳號&KAZMA△

震災後、初めての大会。

震災以降、大会を中止・延期しており、プロレス界全体としてもまだ自粛ムードが大きい時期ではあったのだが、この大会よりKAIENTAI DOJOの活動を再開した。

何度も書こうとしたものの、どうにもこの試合…というよりも、この大会には思うところがありすぎて、文章がまとまらない。

それだけ今回の震災は、人間としても、レスラーとしても、自分にとって大きな出来事だった。

だから、もういっそのこと、この試合に関しては書かないことにします。

だけども、一つだけ。

今回のような事態に際して、プロレスラーはあまりにも無力でした。

何も出来ることが無い。

だけど、“プロレス”には力がある。

それだけは確かです。

そして、その“プロレス”を作ることが出来るのは…プロレスラーだけなんです。
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