結論から言うと、右肘の靭帯損傷でした。

骨に異常は無く、動かすことも出来るので、横浜大会は予定通り出場します。
その後も欠場するつもりはありません。

詳細の前に、まずは負傷した大阪大会のタイガースマスク戦について。

あれは勝ちを拾ったようなもの。
タイガースマスクには、明らかに勝負に対する躊躇があった。

自分にも経験があるからよく分かるが、勝利することが出来たとしても、それと同時に対戦相手が壊れてしまう可能性がある場合、どうしても最後の一手を打つことに躊躇してしまう部分がある。
タイガースマスクは、その状態に陥っていたと思われる。

その中で、右腕が使えない以上、ハイキックをクリーンヒットさせられる瞬間だけを狙っていた自分の戦略が、たまたま上手くいっただけ。
タイガースマスクが躊躇することなく普通に戦っていたら、負傷をきっかけに、間違いなく負けていたと思う。

だから、お互い100%の状態でもう一度。
タイガースマスクが拒否したとしても、すぐには実現出来なかったとしても、どれだけ時間がかかっても、必ずもう一度。

それから試合中、レフェリーに対して厳しい声も飛んでいたが、それは違うということも書いておかねばならない。

普段ならば試合中に負傷しても隠し通す自分が、そんな余裕も無くなるほどの激痛が走り、会場中の人が気付く異変を起こしたのだから、もしかしたら一時的に脱臼していた可能性はある。
が、結果として試合後には脱臼は無く、骨にも異常は無かった。

そして、負傷後の自分は、敢えて負傷を隠すことをしなかった。
なぜならば先に書いた通り、ハイキックだけを狙っていたから。
そのために、タイガースマスクの注意が足から外れるよう、右肘の負傷を隠すのではなく、さらけ出して戦っていた。

一番近くで見ていたレフェリーには、骨に異常が無いこと、自分が意地だけで動いているのでは無く、勝つための戦略を持って戦っていることが分かっていたのだと思う。

仮に途中でストップされていたとしても、すぐに自分が再試合をさせていただろう。
それこそ、痛む腕を無理矢理動かしてでも、続けられることを証明して。

アクシデントは誰のせいでも無いし、いつだって起こり得るもの。
そして、起こってしまったものはしょうがない。

その後の対応がベストだったかと問われれば、それは分からない。
が、こうやって自分が壊れていない以上、タイガースマスクも、レフェリーも、自分も、少なくとも間違いではなかったということである。

さて、前置きが長くなったが、負傷に関して。

正直言って、痛みはある。
肘の可動域も狭まっている。
手の平の感覚もおかしい。

だが…それがどうした、である。
自分の体のことは、自分が一番よく分かっている。

事実として、腕は動く。
試合までに、まだ回復させる時間もある。

それに、この程度の負傷ならば、過去に何度もしている。
今回はたまたま、目立つ舞台で、目立つ箇所を負傷してしまっただけだ。
これで欠場するくらいなら、過去に何度も欠場している。
だから、無理をしているわけでも何でもない。

とは言え、この状態で試合をすることで負傷箇所を狙われ、その結果敗北することは、十分にあり得るだろう。
だが、試合を止められるような事態には絶対にさせない自信がある。

右腕が満足に使えなくとも、左腕がある。
両足がある。
そして、頭脳がある。
戦い方は、いくらでもある。

そして何より、大石との約束を破るわけにはいかない。
6月24日、その時点での100%で、堂々とリングに上がらせてもらいます。

最後に、今回の負傷により心配をかけた方々、欠場を勧めてくださったファンの皆様、申し訳ありませんでした。
そして、ありがとうございました。

と同時に、こうも言っておきます。

…真霜拳號をナメるなよ。
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