CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合
<王者>○真霜拳號(24分35秒 片エビ固め)JOE●<挑戦者>
※垂直落下式ブレーンバスター

過去三本の指に入るバッドコンディションで迎えた、この試合。
おかげでエネルギーの消耗が激しく、かなりキツイ試合になってしまった。

体調不良は自分の責任であって、何の言い訳にもならないし、ましてや美談になどなるはずもない…が、しかし。
それでも、あえて体調不良を口にしたのは、これが言いたかったため。

“JOE、お前はそんなもんか?”

今のJOEは、俺が強敵と認めたJOEではない。
体調不良の選手を相手に、全くペースを奪うことなく負けてしまう。
JOEは本来、そんな選手じゃないはずなのだ。

ハッキリ言ってこの試合、最初から最後まで俺には余裕があったし、ペースを奪われることも無かった。
全ては俺の手のひらの上。
一年前の絶好調時のJOEならば、こんな展開にはならなかっただろう。

誰と戦っても、どんなに攻め込まれても“JOEの試合”にしてみせるのが本来のJOEであり、だからこそ、その“JOEの試合”を崩すのが俺の楽しみだったのだ。

この試合を通してJOEにはメッセージを送ったつもりだし、同時にもう一度、どん底に突き落としてやったつもりだ。
あとはアイツ次第。

ここから、もう一度這い上がってくるのを期待させてもらおう。
そして、また俺を楽しませてくれよ。
這い上がってこれなければ…この先ずっと、俺には勝てないよ。
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