CHAMPION OF STRONGEST-K選手権試合
<王者>○真霜拳號(24分36秒 体固め)ヒロ・トウナイ●<挑戦者>
※垂直落下式ブレーンバスター。第11代王者が4度目の防衛に成功

正直言って、もの足りないタイトルマッチだった。

現時点では、トウナイとの実力差はハッキリしている。
ほとんどの観客がトウナイが勝つとは思っていない中でのタイトルマッチ。

その中で、トウナイが何を見せるか?
試合を進める中で、トウナイが勝つと思わせられるのか?
そして、実際に勝てるのかどうか?

実力差を埋め、勝利するための“何か”。
それは、気持ちであったり、技であったり、作戦であったり…選手によって様々だ。

確かに、トウナイもそういったものを準備していたとは思う。
だが、それが勝利するために十分なものだったかというと、そうは思わない。
自分からすれば、全然足りないと言ってもいい程度だった。

もちろん、そうなってしまった要因があるのも分かる。

初めてのS-K戦。
しかも、後楽園ホールのメインイベント。
加えて、タイトルマッチ直前でのギックリ腰。

緊張もしただろう。
プレッシャーもあっただろう。
実際、ファーストコンタクトでいつもより力が入っているのが分かったし、要所々々でリズムが狂っているのを感じた。

が、そういったものを乗り越えないとベルトは取れないし、上には行けない。

この経験を活かせるかどうかは、今後のトウナイ次第である。
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