円華所属最終試合
TAKAみちのく&○円華(19分15秒 片エビ固め)真霜拳號&JOE●
※シューティングスタープレス

円華とは約二年間、タッグを組んで戦ってきた。

その二年間で、様々なタイトルを取った。

STRONGEST−Kタッグ。
BJWタッグ。
タッグリーグ二連覇。
ディファカップ優勝。

これだけのタイトルが取れたのは、パートナーが円華だったからこそである。

そのタッグも、この日で終わり。

もともと自分は、円華とのタッグを結成したと同時に、タッグ解消も見据えていた。

二年前、円華をパートナーに指名したのは、その実力と可能性を認めていたのと同時に、近い将来、自分のライバルになり得る男だと思っていたから。

当時、まだスーパーXとして戦っていた円華は、自分から見て、完全にくすぶっている状態だった。

その状態を破るきっかけとして、マスクを脱いで自由に戦うことを勧めた。
そして、マスクを脱いで生まれ変わった円華を、パートナーに指名した。

パートナーとして共に戦うことで円華を育て、いつか自分と並び立つ実力を身につけた時、タッグを解消し、ライバルとして再び対角線上に立つつもりだった。

二年経って、円華はKAIENTAI DOJOを離れることを決めた。

それは、円華が自分で決めたこと。
今さら、その選択にアレコレ言うつもりは無い。

円華所属最終試合。

自分の望んだ形とは少し違うが、確かに円華は対角線上に立った。

まだライバルとは言えないが、その位置に限りなく近いところまでは来た。

これから先、円華がライバルになるかどうかは、まだ分からない。

だが、フリーとして、間違いなく自分とは違う経験を積んでいくことだろう。
それは、自分とは違う力を身につけていくということ。

またいつか、戦うこともあるかもしれないし、組むこともあるかもしれない。

その時には、円華が身につけた力を確かめたいと思う。

とにかく、この日で真霜&円華のタッグも終わり。
そしてそれは、真霜拳號としても、ひとつの区切りを迎えたということ。

来年からは、また新たな戦いの始まりである。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1