○真霜拳號(13分28秒 無道)彰人●
ロストポイント制の試合ということは、ダウンでもエスケープでも、一度するだけで確実に負けに近付くことになる。
さらに、一つのダウン、一つのエスケープが、後々自分を苦しめることも十分に考えられる。
例えば関節技を極められ、切り返しようが無く、ロープに逃げるしかない状況になった時。
すでにポイントが無ければ逃げることが出来ず、ギブアップするか、ケガを覚悟して無理矢理外すしかなくなる。
そういう意味で、普段やっている感覚で試合をするのでは無く、より注意深く試合を進める必要のあるルール。
その中で彰人選手は、グラウンド勝負を挑んできた。
ならば、受けて立とうということで、結果的に完全にグラウンドのみの試合となった。
打撃も投げも、ダメージを与えるためのものは一切無し。
打撃はグラウンドに持ち込むための牽制のみ。
投げもグラウンドに持ち込むための崩しのみ。
スタンド状態はほとんど無く、試合のほぼ全てがグラウンドでの攻防。
だが、格闘技的なグラウンドでは無く、お互いに自分の得意技に持ち込むため、そこに至る道を作っていく、プロレスのグラウンド。
普段はなかなか出来ないタイプの試合であり、もしかしたらこのルールだからこそ生まれた試合だったが、充実感のある、実に楽しい試合だった。
ロストポイント制の試合ということは、ダウンでもエスケープでも、一度するだけで確実に負けに近付くことになる。
さらに、一つのダウン、一つのエスケープが、後々自分を苦しめることも十分に考えられる。
例えば関節技を極められ、切り返しようが無く、ロープに逃げるしかない状況になった時。
すでにポイントが無ければ逃げることが出来ず、ギブアップするか、ケガを覚悟して無理矢理外すしかなくなる。
そういう意味で、普段やっている感覚で試合をするのでは無く、より注意深く試合を進める必要のあるルール。
その中で彰人選手は、グラウンド勝負を挑んできた。
ならば、受けて立とうということで、結果的に完全にグラウンドのみの試合となった。
打撃も投げも、ダメージを与えるためのものは一切無し。
打撃はグラウンドに持ち込むための牽制のみ。
投げもグラウンドに持ち込むための崩しのみ。
スタンド状態はほとんど無く、試合のほぼ全てがグラウンドでの攻防。
だが、格闘技的なグラウンドでは無く、お互いに自分の得意技に持ち込むため、そこに至る道を作っていく、プロレスのグラウンド。
普段はなかなか出来ないタイプの試合であり、もしかしたらこのルールだからこそ生まれた試合だったが、充実感のある、実に楽しい試合だった。