明後日、7月12日(土)18時半より、千葉・ブルーフィールドにて開催される“CLUB-K SUPER another”。
そこで、STRONGEST-K'08トーナメント決勝戦が行われる。

決勝のカードは、真霜拳號 vs 円華。

トーナメント中、いくつかの波乱はあったものの、自分はごくごく順当に勝ち上がってきたつもりである。

反対のブロックから勝ち上がってきたのは円華。
この結果をファンの方々がどう見るかは分からないが、こちらも順当な結果だと思う。

そして同時に、最もイヤな相手が来たと思っている。

正直言って、自分にとって今、最も戦い辛い相手が円華なのである。

単純に、普段は正パートナーとして組んでいる間柄であり、円華と戦うという状況自体に違和感を感じるということも大きいのだが…。

最大の理由は、円華というレスラーの特性にある。

一年半前に自分がパートナーに指名して以来、円華とはまともに戦ったことが無いわけだが、それ以前の戦いの中で最も脅威だったのは、そのスピード。

円華の他にもスピードのある選手はいるし、円華よりも体の小さい選手もいるにも関わらず、KAIENTAI DOJO内で唯一、自分がついていくのがやっとのスピードを持った選手だったのである。

例えば試合中、円華がひとつの動きを見せるとする。
そうすると自分は、その動きに対応しようとすることになる。
だが、自分が動いた瞬間には、円華はすでに、ふたつ目の動きに入っている。
自分としては、慌ててふたつ目の動きに対応せねばならない。
が、円華はさらに次の動きに入っており…。

これが続くと、自然と後手後手に回ることになり、結果、自分の動きが出来なくなってくる。
一年半前までの円華との対戦では、このような状況に陥ることが、度々あったのである。

タッグを組むようになり、対戦することも無くなり、そのスピードを体感することも無くなった今、その動きに対応できるかどうか…。

技や動きに関しては、普段近くで見ているから、よく分かっているのだが…おそらく、見ているのと実際に対戦するのとでは、随分印象も違ってくるだろう。

そうなると、作戦も何も無くなり、その場その場で相手に対応していくしかなくなる。
そういう時に活きてくるのが、相手の先手を取れるスピード。

つまり…円華有利の状況が、十分に考えられるのである。

加えて、この一年半の間に、円華は蹴りという武器も身に着けている。
一年半前よりも、確実に強くなっているのである。

だが、それでも負ける気がしないのも事実。

注意すべきは、スピードのみ。
スピード以外の部分では、自分の方が上回っている自信はある。

まぁ、イヤな相手であることには、変わりないのだが…。

とにかく、昨年の一回戦負けの雪辱を果たすためには、優勝するしかない。
そのためにここまで、先のことを考えずに一戦一戦、戦ってきたのだ。
決勝とはいえ、同じこと。

この一戦に全力を尽くすのみ、である。
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