いよいよ明後日である。
★CHAMPION OF STRONGEST−K選手権試合★
《王者》火野裕士 vs 真霜拳號《挑戦者》
四月のタイトルマッチから、立場を変えての再戦となるのだが…正直なところ、このベルトに挑戦するのはもっと先のことと考えていた。
徐々に良くなってきているとはいえ、未だ膝は完治しておらず、まだ納得のいく動きが出来ていないからだ。
挑戦するのは、自分の動きがしっかり出来るようになってから、と考えていたのである。
だが、チャンピオンの火野が『トーナメント優勝者の挑戦を受ける』と言ったことにより、STRONGEST−K'08トーナメントに優勝した自分が挑戦者に。
ならば、思っていたよりも早くなってしまったが、遠慮なくベルトを獲り返しに行かせてもらう。
完治はしていなくとも、普通に歩くのもキツかった四月頃に比べれば随分良くなっている。
それに、火野のトーナメント不出場という行動に腹が立っていたところでもあるのでね…。
確かに、『チャンピオンが最強なんだから、トーナメントなど出る必要は無い』という火野の主張は分からなくもない。
だが、それならばトーナメントに出場し、優勝すればいいことである。
そうすることで、火野の主張が正しいと証明できるのだから。
その上で来年のトーナメントに出場しないのであれば、誰も文句は言えないだろう。
それに、トーナメントにはトーナメントの価値がある。
トーナメントはKAIENTAI DOJOにベルトが作られる前から、旗揚げの年から行われているのだ。
それだけの歴史があるし、それだけの優勝者がいる。
第一回から出場し続けている自分にしてみれば、ある部分でベルト以上の価値があるものなのだ。
だから今回のタイトルマッチは、挑戦者ではなく、トーナメント優勝者として臨ませてもらう。
火野の強さはよく分かっているが、それでも挑戦という意識は無い。
あくまで対等の立場での戦い。
どちらも背負うものがある状況で、どちらが最強かを決めようじゃないか。
火野が相手では、さすがに“絶対に勝つ”という宣言は出来ないが…四ヶ月前に言った言葉を、もう一度言っておく。
チャンピオンに相応しいのは火野裕士ではなく、真霜拳號である。
★CHAMPION OF STRONGEST−K選手権試合★
《王者》火野裕士 vs 真霜拳號《挑戦者》
四月のタイトルマッチから、立場を変えての再戦となるのだが…正直なところ、このベルトに挑戦するのはもっと先のことと考えていた。
徐々に良くなってきているとはいえ、未だ膝は完治しておらず、まだ納得のいく動きが出来ていないからだ。
挑戦するのは、自分の動きがしっかり出来るようになってから、と考えていたのである。
だが、チャンピオンの火野が『トーナメント優勝者の挑戦を受ける』と言ったことにより、STRONGEST−K'08トーナメントに優勝した自分が挑戦者に。
ならば、思っていたよりも早くなってしまったが、遠慮なくベルトを獲り返しに行かせてもらう。
完治はしていなくとも、普通に歩くのもキツかった四月頃に比べれば随分良くなっている。
それに、火野のトーナメント不出場という行動に腹が立っていたところでもあるのでね…。
確かに、『チャンピオンが最強なんだから、トーナメントなど出る必要は無い』という火野の主張は分からなくもない。
だが、それならばトーナメントに出場し、優勝すればいいことである。
そうすることで、火野の主張が正しいと証明できるのだから。
その上で来年のトーナメントに出場しないのであれば、誰も文句は言えないだろう。
それに、トーナメントにはトーナメントの価値がある。
トーナメントはKAIENTAI DOJOにベルトが作られる前から、旗揚げの年から行われているのだ。
それだけの歴史があるし、それだけの優勝者がいる。
第一回から出場し続けている自分にしてみれば、ある部分でベルト以上の価値があるものなのだ。
だから今回のタイトルマッチは、挑戦者ではなく、トーナメント優勝者として臨ませてもらう。
火野の強さはよく分かっているが、それでも挑戦という意識は無い。
あくまで対等の立場での戦い。
どちらも背負うものがある状況で、どちらが最強かを決めようじゃないか。
火野が相手では、さすがに“絶対に勝つ”という宣言は出来ないが…四ヶ月前に言った言葉を、もう一度言っておく。
チャンピオンに相応しいのは火野裕士ではなく、真霜拳號である。