真霜拳號&○KAZMA(20分18秒 片エビ固め)鈴木みのる&佐藤光留●
※AXボンバー

なんともフラストレーションの溜まる、つまらない試合。

1月に続いて、またも予告編で終わってしまった…。

今回は、前回よりももっと鈴木みのるの領域に踏み込んでやろうと思っていたが、そうはいかず。
上手くスカされた感じである。

今まで、鈴木みのるとは何度も戦って、その全てを味わってやりたいと思っていた。
だが…完全に気が変わったよ。

これからは単純に、“敵”として認識させてもらう。

そもそも、なぜ鈴木みのるとは何度も戦いたいと思ったかといえば、1月に初めて戦ってみて、自分の目指しているところから近い位置に、鈴木みのるというレスラーが立っている気がしたから。

だが、この試合でその認識は無くなった。
全然違う位置にいることが分かった。

やはり、真霜拳號が目指すところには、他の誰もいない。

自分が目指すところには、自分自身しかたどり着けない。

試合後には、「山猿」だの「お山の大将」だの、好き放題言ってくれたが…「お山の大将」ってことは、鈴木みのるから見て、真霜拳號はひとつの山を持っているということだろう?

向こうが何と言おうが、自分はそう取らせてもらうよ。

同時に、自分の山以外にも多くの山があるということも、世界が広いということも知っているつもりだ。
だいたい、ベルトを落としたばかりの今の状況で、自分が一番だと得意気になれるほどバカでは無いんでね…。

だが、このプロレス界に真霜拳號の山があるならば、その山はどれ程の大きさなのか?

正直言って、それは全く分からない。
何故なら、その山には今、自分自身が立っているのであって、客観的に見ることが出来ないから。

ならば、その大きさを測るために、鈴木みのるをひとつの尺度にさせてもらう。
お客さんの前で言ってしまった以上、6月9日の後楽園ホール…鈴木みのるは、出てこざるを得ないだろう。

今度は、これまでの二戦とは違う。
予告編は、これ以上必要無い。

完全なる“敵”として、鈴木みのるを迎え撃たせてもらう。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1