STRONGEST-Kトーナメント準決勝
○真霜拳號(23分52秒 片エビ固め)滝澤大志●
※垂直落下式ブレーンバスター

準決勝の相手は滝澤大志。

おそらく二年ぶりのシングルマッチであり、その二年前の対戦もトーナメント準決勝だったのは、何かの因縁か。

結果は二年前と同じく、自分の勝利。
が、その時の試合時間よりも、今回の方が約5分長くなっている。

単純に、その分滝澤が強くなっていたと考えることも出来る。
しかしそれよりも、滝澤が予想外のじっくりした攻めを見せてきたためとも言える。

序盤から徹底して首への攻撃と絞め技を多用。
スタミナを奪いたかったのか、それとも首を攻めたかったのか…いずれにしろダメージは蓄積されていったものの、一方で攻撃を受けながらも違和感を感じ、“らしくないなぁ”とも思っていた。

滝澤の最大の武器は、その長身と瞬発力。
そして、それによって生まれる爆発力である。

それを自ら封じて、逆の攻めをしてくるとは…虚をつかれたのは事実だが、それはどちらかといえば、自分の得意とするフィールド。
おそらく、いつも通りの滝澤で来た方が苦戦させられたと思う。

だが、そういう攻めをしてきたのも、滝澤なりの考えがあってのことだろう。
実際、もしも滝澤が今回のような攻めをしっかり身につけたら、さらに強敵になるだろうし。

滝澤の攻めに対するもの以外にも、この試合では色々な部分で違和感を感じたのだが、それはまた機会があればということで…とにかくこれで、決勝進出。

決勝の相手は、火野裕士である。
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