火野裕士&稲松三郎&○バンビ(17分36秒 エビ固め)HIROKI&真霜拳號&山縣優●
※スタンディング式シャイニング・ウィザード

翌日の大会でオメガは解散してしまうため、オメガというユニットと試合をするのは、これが最後。

が、負けて言うのも何だが、相手チームからは、あまりオメガらしさは感じられず。

火野&稲松&バンビのトリオというのもあまり記憶に無く、わりと珍しい組み合わせではあったのかもしれないが、どういう組み合わせで組んでも“らしい”戦いぶりを見せるのがオメガだったハズなのだが…。

振り返ってみるに、オメガというユニットの核であり、色であり、空気を作り出していたのは、旭志織であり、大石真翔であった気がする。
中心にいたのは常に火野。
が、その周りを動き回り、さらには他のメンバーを自然に動かしていたのが旭と大石という印象だ。

その二人のどちらも入っていないトリオなのだから、オメガらしさがイマイチ感じられないのも、致し方ないところか。

とりあえず、オメガとの戦いはこの試合で終わり。
来週からは、オメガでは無い彼らとの戦いの始まりである。
それが敵対なのか、共闘なのか。

これからの彼らの出方次第である。
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5団体対抗5WAYラダークイズマッチ
○真霜拳號(12分38秒 クラーク)伊東竜二・葛西純・アントーニオ本多・都宮ちい

五団体により、二日間に渡って行われた札幌プロレスフェスタ。
その最終・六興行目は、五団体共催で行われるプロレス五稜郭。

そこで自分が組まれていたカードは、5WAYラダーマッチ。

5WAYマッチも初めてならば、ラダーマッチも初めてである。
なので、それなりに対策も考えてはいたのだが…蓋を開けてみれば、ただのラダーマッチでは無く、ラダークイズマッチ。

3カウントを取れば勝ちというわけでは無く、ラダーを登って天井に設置されたクイズの問題用紙を取り、その問題に正解すれば勝利という形式だった。

おかげで事前に考えていた対策は、全く通用せず。

が、最終的に勝利と副賞と、なぜか付いてきた一万円のボーナスも手に入れたので、良しとしておこう。
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○真霜拳號&山縣優(16分16秒 片エビ固め)滝澤大志&ランディ拓也●
※垂直落下式ブレーンバスター

事故と言うべきか、事件と言うべきか…滝澤が会場の壁を蹴破る。

場外乱闘の際、自分が滝澤を壁にぶつけようとし、それを踏ん張ろうと滝澤は足を出し…。
よほど強く踏ん張ったのか、全体重がかかってしまったのか、それとも本当に蹴るように足を出したのか、結果的に壁には見事な足型の穴が。

テイセンホールの壁は、意外と薄かったようである。

その瞬間の周囲のざわめきと、やっちゃった感満載の空気と、一部の人達の焦りっぷりと、一連の出来事を面白がる人達とによって作り出された空気感は、今までに体感したことの無いものだった。

試合にアクシデントはつきものだが、こういう形の、しかもここまで大きなアクシデントは初めてな気がする。

そしてそれは、不謹慎かもしれないが、なかなか楽しいものだった。

もともとプロレスは非日常の空間ではあるのだが、会場の壁に穴を開けるという更なる非日常的行為と、それによって引き起こされる日常的思考によって、妙な空間が生まれてしまったのではないだろうか。

滝澤にとっては不幸なアクシデント以外の何ものでもないが…個人的には、面白い経験だった。
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