真霜拳號&○HIROKI(23分18秒 首固め)火野裕士&梶トマト●

S-K前哨戦、第2ラウンド。

試合では主導権を握っていたものの、最終的に試合後の不意討ちクローズラインでKOされる。

先週の試合後にくらわせた不意討ちハイキックのお返しをされた形である。

チャンピオン・火野裕士には疑問を持っても、やはりその強さには疑問の持ちようが無く、文句の付けようが無い強さを持っている。

加えて、こういうやられたらやり返すといった形の本能のままの闘いを始めると、誰も止められないくらいの馬力を発揮し始める。

それでも、簡単にその馬力に飲み込まれるわけにはいかない。

この戦いは単に強さを競うだけでは無く、どちらがチャンピオンに相応しいかの戦いでもあるのだ。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
○真霜拳號&KAZMA(23分34秒 体固め)火野裕士&稲松三郎●
※垂直落下式ブレーンバスター

チャンピオンというのは、特別な存在だ。

強いだけでもダメ。
巧いだけでもダメ。
人気があるだけでもダメ。
知名度があるだけでもダメ。

他のレスラーよりも多くのものを求められ、それに応えねばならない。
その責任は大きいのである。

さて、そこでこの試合。
火野とのタイトルマッチに向けて、本格的な前哨戦のスタートだった。

タイトルマッチ自体は、この試合の三週間前に決まっていた。
そして、この試合までにも毎週、大会は開催されていた。
にも関わらず、この試合がスタートとなったのは、GWから二週間、右腕の負傷で火野が欠場していたため。

どれほどの負傷だったかは知らないが…右腕という負傷箇所と、二週間で復帰出来る程度のものということを考えると、どうしても試合が出来ない程のものだったのか?という疑問を持ってしまう。

レスラーであれば皆、多かれ少なかれ負傷を抱えて戦っているものだ。
だから、負傷で欠場するのもある部分仕方ないことでもあり、普通のレスラーが欠場するのには何も文句は無い。
だが、チャンピオンは別である。
そう簡単に欠場してはならない。

それだけの責任のある存在なのだ。

タッグベルトを持っている現状、個人的にはシングルのベルトに興味は無かったのだが…この欠場に代表される、責任という部分でのチャンピオン・火野裕士に疑問を感じたからこその、このタイミングでの挑戦表明でもあったのだ。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
8月21日(日)フーテンプロ・北千住大会に参戦します。

真霜拳號 vs 小野武志
[Web全体に公開]
| この記事のURL
○火野裕士&TAKAみちのく(18分12秒 世界一のジャーマンスープレックスホールド)真霜拳號&Quiet storm●

リングキャンバスの下には、マットと木の板が敷いてある。

この大会の第一試合で、その木の板が割れるというアクシデントが発生。

応急処置として板の位置を入れ替え、割れた板はリングの端に移された。

リングの端ということは、いわゆるエプロンサイドになるわけで、どうやらそれが自分のチームのコーナーの方へ移されていたようである。

コーナーで控えている、そのすぐ隣に穴があり…しかしながら、その上にはキャンバスがあるため、見た目にはどこが穴なのかは非常に分かり辛く…まぁ要するに、自コーナーに落とし穴がある状態。

少し動くだけで穴に届いてしまうため、何度か落ちそうになりながらの試合。

結果、少し集中力を欠いてしまった。

レスラーがベストの動きをするためには、リングコンディションも大切なのだ。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
○真霜拳號(17分55秒 無道)YOSHIYA●

大技無し、フォール無し、ロープワーク無し。

ただただ、相手に「参った」と言わせるための戦い。
プロレスの基礎中の基礎のみで展開する戦い。

こういう戦いが出来るレスラーは、意外と少ない。

ファンの方からしてみれば、基礎中の基礎なんだったら、誰でも出来るだろうと思われるかもしれない。

技術的には、確かにその通りである。

だが、こういう戦いをするためには、本当の強さが求められる。
見せ技の無い、ごまかしの利かない戦いだからである。

加えて、レスラーの心理として、どうしてもお客さんの歓声が欲しくなるもの。

そのために、ダメージ的にはたいしたことがなくとも見栄えの良い技を使ってみたり、特に意味の無いフォールをし、それを返させることで拍手を引き出したり、グラウンドでの地味な展開を恐れて、派手に動くロープワークを多用したり…そういうレスラーは結構多い。

つまり、基礎だけでお客さんを納得させ歓声を引き出す自信が無ければ、こういう戦いは出来ないのである。

とは言え、全ての試合がこういう試合だと、お客さんにしてみれば面白くないもの。
だから皆が皆、こういう戦いをやる必要は無い。

が、やはり基礎は重要。
そして、その基礎を大事にするのがKAIENTAI DOJOのプロレス。

KAIENTAI DOJOのレスラーである以上、こういう試合も出来なければならないと思うのである。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

16件中 11~15件目を表示


<< 1 2 3 4 >>