24日のオークス、ブエナビスタのレースぶりは物凄かった。
第4コーナーではまだ馬群の後ろ、17頭中14番手。そこから安藤勝己騎手が最初内に切れ込もうとしますが、馬群がバラけそうにないと判断して外に持ち出す事に作戦変更しました。
ここでコース取りに迷った分、エンジンのかかりがわずかに遅れます。
残り200mで、先に抜け出したレッドディザイアとの差は4馬身。傍目には最早セーフティリードのこの差を、ブエナビスタはあっという間に詰めて行きました。最後ゴールで鼻差逆転!着差以上の強さを見せつけました。

「勝てば」という条件だったブエナビスタの凱旋門賞(仏GⅠ、10・4ロンシャン競馬場)挑戦プランも、これで一気に前進しました。
凱旋門賞は過去日本から挑戦した馬がことごとく敗れていますが、3歳馬の挑戦は牡馬を含めて初めて。
負担重量が4歳以上牡馬59.5㎏、3歳牡馬56㎏、牝馬1.5㎏減と3歳馬に有利になっており、実際にフランス調教の3歳馬が'95〜'08の14年間で9勝しています。日本から挑戦した馬ではエルコンドルパサーもディープインパクトも3歳馬に敗れていますが、ブエナビスタは逆にこの斤量差を最大限に利用できる立場です。
ロンシャンの空にはためく日の丸、今から想像したくなります。
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2009年05月25日  [Web全体に公開]

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