今日の京都競馬場メイン・第139回天皇賞・春に出走する5枠⑨ホクトスルタンには、日本競馬史上初の大記録がかかっています。
「親子4代天皇賞制覇」
曽祖父・メジロアサマ=第62回('70秋)
祖父・メジロティターン=第86回('82秋)
父・メジロマックイーン=第103回・第105回('91・'92の春2連覇)
(付け加えれば、マックイーンは第104回='91秋で「1位入線18着降着」をやっており、実質3回連続で先頭ゴールしました)
これに続く4代目の天皇賞馬になれるかという期待がかかります。
内国産馬の父系が4代続いている事自体が珍しく、3代続きもなかなか出てこないのが現状です。それを3代続けて天皇賞を勝ち、4代目が出るかどうかというところまできている事自体が喝采ものです。父メジロマックイーンは'06年に死去している為、ホクトスルタンは最後のワンチャンスにあたる馬と言って良いでしょう。
マックイーンの現役当時、パドックに「芦毛伝説第三章」という横断幕が掲げられていました。当時タマモクロス→オグリキャップ→メジロマックイーンと続いた「最強芦毛」の系譜。そしてメジロアサマ→メジロティターン→メジロマックイーンの親子3代天皇賞馬の系譜。ホクトスルタンの天皇賞は、歴史の継承への挑戦です。
今年の天皇賞・春は混戦模様。菊花賞馬アサクサキングスやジャパンカップ馬スクリーンヒーローなどを相手に苦戦は免れないでしょうが、決してノーチャンスではないと思います。
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