今から20年前、'97.3.25が後のプロレス界に大きな意味を持つと、果たして誰が思っていたか?

この日日比谷ラジオシティでプレ旗揚げ戦を開催したインディー団体が「ドラマティック・ドリーム・チーム」略してDDT。
旗揚げメンバーは高木三四郎・野沢一茂(現NOSAWA論外)・三上恭平(現MIKAMI)の旧PWC残党3選手。
それまでにもインディー団体の旗揚げは数多くありましたが、全日・新日のメジャー経験者が一人もいないケースはこれが初めてで、周囲からの風当たりは尋常なものではありませんでした。
そこで後の大社長がプレ旗揚げ戦で行なったのが、観客に正式旗揚げの可否を問うたアンケート。これで賛成過半数となった事によりDDTは晴れて正式旗揚げを迎える事になりました。
もしここで反対過半数=旗揚げ断念となっていたら……

HARASHIMA・KUDO・石川修司・入江茂弘・竹下幸之介・そして飯伏幸太といった選手達は恐らくプロレス界にいない。
他団体からキャリアをスタートさせた木高イサミ・男色ディーノ・坂口征夫、更には佐藤光留・ケニー・オメガといった選手達も、果たして今の地位に居るだろうか?
名古屋のスポルティーバに居た岩本煌史選手が、佐藤選手がDDTから引き継いだ「ハードヒット」に出場して注目を浴び、今年に入って全日に移籍して石井慧介選手(元全日練習生だったが退団してDDTでデビュー)と世界ジュニアを争うなんて、そもそものDDTが無かったら……。

つくづく、今DDTがある事が有難い。
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