NHKマイルカップを無敗で制し、更には毎日王冠で古馬との初対決も突破して史上初の無敗の天皇賞優勝を狙ったカレンブラックヒル。
ダービー2着、セントライト記念を制した後に菊花賞に向かわず天皇賞を狙ってきたフェノーメノ。
香港GⅠ・クイーンエリザベスⅡ世カップを制し、宝塚記念ではオルフェーヴルの2着に入ったルーラーシップ。
多士済々の天覧競馬となった第146回天皇賞・秋。
大逃げを打ったシルポートの脚色が鈍った所をカレンブラックヒルが外から抜きにかかり、空いた内埒沿いを一気に突き抜けて先頭でゴールを駆け抜けたのは一昨年のダービー馬・エイシンフラッシュでした。
ダービーの後は惜しいレースはあったものの、勝ち星からは見放されていた同馬。
今回新たに昨年のドバイワールドカップでヴィクトワールピサを勝利に導き、震災直後の日本に希望を与えてくれたミルコ・デムーロ騎手を鞍上に迎えて臨んだレースで見事に復活を遂げました。
前回の天覧競馬だった'05年の天皇賞・秋では、優勝したヘヴンリーロマンスの松永幹夫騎手(この日限りで引退し現調教師)が、馬上でヘルメットを脱いで貴賓席の両陛下に一礼したのが語り継がれていますが、外国人騎手が勝ったら果たして?……と思っていたら、さすがミルコ。
ウイニングランでスタンド前に戻ってきた後、いきなり馬から降りたのを見て一瞬「まさか故障?」と思った次の瞬間、ヘルメットを取り片膝をついてスタンドに向かってお辞儀。
名場面だ……持っていかれました。

私の馬券は今朝になって、カレンブラックヒルを消してエイシンフラッシュを入れた為に3連複(16点買い)が的中。
菊花賞の負け分だけは取り返せました。
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