もう終わってしまって1ヶ月近く経つ興行の記事を今さらになって書く,というね。
でも,この胸のときめき,そして鼻血と女性ホルモンのほとばしりを全国の奥さんに(奥さんじゃない人にも)知って欲しくて。
10月9日に行われた『EWAレッスルマニア』には関東草プロレスの選手が大挙して参戦。
さすがに北海道の選手だけではカードの組み方も半ば飽和状態になりつつあるときに,厚い選手層からよりすぐりの選手たちを招聘,組み合わせたり闘わせたりすることにより予想以上の素晴らしい化学反応を見せてくれた。
全11試合,どれも素晴らしかったのだが,あまりにもクォリティが高いのとさすがに試合数が多いのとで,やっとの思いで2試合だけ選んで書くことにする。
第5試合。 太仁田 ブ厚(デブMW)&塙 純一(Hプロダクション)vs羅生門 原(EWA/WIN)&ダイヤモンド☆フユカイ(信州プロレス)
この興行に呼ぶ選手をいろいろと検討していた羅生門会長が,ある選手の写真をSNSにアップしていたのだが,私はその選手よりも後ろに写り込んでいたブ厚選手にドキッとしてしまったのだった。
大仁田 厚のオマージュレスラーで,大仁田本人からも「デブ仁田」と呼ばれ認識されている男。
10.2のガンバレ☆プロレスの後楽園ホール大会で,大仁田本人が入場する際にはまるでセコンドででもあるかのような違和感のなさで花道に佇んでいる姿がサムライTVに映ったのは記憶にも新しい。
高山 善廣や田村 和宏,ラ・マルクリアーダや菊地 毅などのプロの選手とも試合をしたことのある,凄い人なのだ。
私は大仁田 厚本人にはあまり興味はないのだが,なぜかブ厚様には魂を揺さぶられる…だって,大仁田本人よりカッコいいんだもん!!
いや,大仁田は別として,ブ厚様はブ厚様だから,ブ厚様としてカッコいいのだ…!!
この日は(も)かなり早くから会場入りし,試合前の選手の様子を観察したり雑談したりして過ごしていたのだが,ブ厚様は全く会場外には姿を現さなかったので期待はいやがうえにも高まる一方。
とうとう第5試合になり,本物のブ厚様が登場したときには感激のあまり気を失いそうになった。
まず,『イエスロープ・無刺鉄線電流爆破風・ノットエニウェアフォール・ノットランバージャック・テキサストルネードデスマッチ』という試合形式についてだが。
つまりは,「会場内では何をしてもいいが,決着は通常のロープを備えたリング上でつけること」という…何てことない,普通の試合(笑)。
ただ,普通と違うところは,「有刺鉄線」に見える(かもしれない)モールをロープに取り付け,選手がロープに触れたら「被爆」と見なし,その被爆音は配布されたクラッカーをお客さんが一斉に鳴らす…ということ。
クラッカーは団体のスタッフにより試合前に気前よく配布され,レフェリーとスタッフの人とでお手本まで見せてくれた。
まるでお誕生会かクリスマスパーティーだな…という飾り付け(笑)。
セロテープでとりつけておりショボいな…と思ったが,これが結構侮れなかった。
だって,このモールが邪魔で,写真を撮るとき選手の顔が隠れちゃうことが何度もあった(涙)から。
本格的にもっとたくさん取り付けられていたら,何にも撮れなかったに違いない。
先に入場したのは塙 純一,それからブ厚様。
『Wild Thing』の鳴り響く中,何と幟が振られる…!!ほ,本格的!!
ああ…ブ厚様…!!私のゆかりのひと(←最近『源氏物語』のタイピング練習し過ぎ)!!
針金を巻きつけたバットを持ち,蓋を閉めたペットボトルを勢いよく振り回しながら登場。
シビレを感じた私の瞳孔は全開,脈拍はダダ上がり…もお,ダム放出!!
後から我らが羅生門 原とダイヤモンド☆フユカイチームも入場。
さあ,役者は揃った。
選手名コールと共にブ厚チームが奇襲を仕掛ける…!!
ゴングが鳴らされ,リングの上には羅生門とブ厚。
続く♪