前回触れた学生(OB)レスラー、ブランコ・オギーソの事でもう一つ。
彼が元祖かどうかは断言出来ませんが、日テレで試合が放送された(後にVHSも発売された)為に彼が世に広めた事で知られる技が「パンツドライバー」です。これがどういう技かというと、自分のタイツ(とアンダータイツの間)に相手の頭を突っ込んでのドリルアホール・パイルドライバー。つまり、男色ディーノ選手の男色ドライバーのオリジナルです。
のみならず、このパンツドライバーには「リバース」があります。これはドライバーの体勢をリバース・スープレックスで返すのではなく、相手の体を逆向きに抱える、即ちツームストンの体勢でのパンツドライバーです。初めて観た時には、実況のアナウンサーが「顔の前にナニが〜!!」と絶叫していました。
これをディーノ選手がやったら…ブランコ・オギーソのアンダータイツはジャージの重ね履きでしたが、ディーノ選手の場合はそれと比べればはるかに薄手のタイツ…やられた相手の精神的なダメージは計り知れないでしょう。
ただ、男色ドライバーのポイントはタイツの前を広げて相手の頭を呼び込む前振りにある事を考えると、それをのけ反っての体勢になるリバース(ツームストン)は現状では無理があるか…。
でも、もしかしたらディーノ選手のこと、何か新しい手を考えているかも?
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次第に秋が深くなり、各地の大学では学園祭のシーズンに入ってきました。
私の出身大学には学生プロレスのサークルはありませんでしたが、他大学の学園祭に遊びに行く時の目当ては鉄道研究会と学プロでした。
かつての学プロ黄金期には(概ね'80年代末頃だったか)少なくとも3年続けて後楽園で「学生プロレスサミット」が開催され、その第1回が日テレの深夜枠で放送されたのを観て大爆笑した私は、その後の大会を2年続けて後楽園に生観戦に行って思いっきり堪能したものです。思えば私にとってあれがエンタメプロレスへの入り口でした。
忘れられないお笑いマッチがあります。
サンプラザ中野から名前を取ったスキンヘッドの「サンプラザ伊東」VSフィッシュマンのマスクにロングタイツは赤のジャージの重ね履きの「ブランコ・オギーソ」の、学プロでは本物以上に珍しい3本勝負。一体どうやって3本ネタを持たせるんだ?と思ったら。
1本目の開始のゴングの直後、ボディスラムを仕掛けたブランコ・オギーソが相手の体重で潰れ、すかさずレフェリーが速攻の超高速カウントで3カウント!
「その手があったか!!」もう私はその試合はもとより、次の試合が終わる頃までこのネタ1つで笑いが止まりませんでした。
(ちなみにこの試合、2−0でサンプラザ伊東の勝ち。つまり3本勝負という設定自体がこのネタの為の物でした)
昨年、DDT飯伏幸太選手が東大五月祭で学プロのリングに上がった時、週プロに掲載された写真にブランコ・オギーソが写っていてビックリ!もう「学生レスラー」から「OBレスラー」になって久しいのに、まだ試合してたの!?MEN’Sテイオー選手が「テリー・ファック」だった時代に、同じリングに上がってた人ですよ!
学園祭に足を運ぶこと自体がこの数年間無かったんですが、このところ久々に学プロを観に行きたくなりました。近場の横浜市大の学プロは消滅している様ですが、11月に入ると一橋大が色々やる様なので、そちらを観に行ってみようかと思っています。
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