小さな子がいる家にはやはり,絵本というものがある訳で。

実家もその例に漏れず,色々な絵本がある。



「これ,よんで」とカッツが持って来た画像の絵本だが,表紙のインパクトもさることながら,中身もなかなか素晴らしいものであった。

怖くて強い,野放図に生きるクロコダイルが主人公なのだが,ある日黒メガネの男に捕獲され,鎖に繋がれて生活することになってしまう。

餌をふんだんに与えられ,芸を仕込まれステージに立ち,街の人気者になるのだが,そんな生活にどこか釈然としないものを感じる日々。

そんな彼は,ショーウィンドーに飾られているクロコダイルの革バッグや財布を見て,仲間の変わり果てた姿にショックと怒りを覚える。

俺はワニだ,ワニは人間に怖がられて何ボなんだ…と気づいた彼は,人間どもに真っ向勝負を挑まんと街の止水栓(というのか?)につながれていた鎖を引きちぎり,噴き出した水で街中を水浸しにする。

ショーウィンドーを叩き壊し,「お前たちも自由に泳いで行くがいい」とばかりに"仲間"たちを水の中に放つのだった。

そして,自由になった彼はパニック状態になった街の中を意気揚々と「ワニっほう♪」と雄叫びながら,泳ぎ去ってゆくのだった。

何だか凄く男気にあふれたワニさんで,恐れられ,距離を置かれることに無上の悦びを覚えるようなところはよっしゃんさんをダイレクトに想起させた。

「人間どもに真っ向勝負」だなんてキーワードまで登場したものだから,尿道が震えたよ。

人に媚びることなく,誇りを失わずに生きる…ということを教えてくれるストーリー。

誰が買って来た絵本かは判らないが,なかなかいいセンスをしているなと感心してしまった。



オマケのキャメちゃん。

ずっと脅かされっ放しでさぞかし落ち着かなかったろうから,ゆっくり眠って欲しい。
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だいぶ札幌も暑くなったので,お洋服を着ずに惜しげもなくむちむちボディを披露するキャメちゃん。

俺が到着した頃はシャンプーしたてで,ほわほわだった。

こう見えてだいぶ高齢なので,もうあまりコロコロ走ったり飛び跳ねたりはしないから,ちょっと油断するとすぐ太ってしまうのだが,ぽてっとした体でよちよち歩く姿もまた可愛いものである。

実家にあった,色々変なもの。



お父んの絵つきの紙飛行機。さりげなく窓辺に置いてあった。

キャメちゃんとでびちゃんを描いたらしいが,相変わらず「何かちがう」。

あれだけ頻繁に(厚かましく)ベランダにやって来て3食・おやつをもりもり食べていたでびちゃんは,2ヶ月近く姿を見せないらしく,誰か世話してくれる人を見つけたか,天敵のボス猫に殺られたかではないかという話。

そういや,5月に最後に会ったときはキズだらけで,地肌があちこち見えるくらいの情けない姿だったっけ…

野良猫の世界は厳しいからなぁ…



誰が作ったか,トイレの棚にこれまたさりげなくディスプレイされていた,ミニチュアランドセル。

撮り忘れたが,スーザンが折った豆粒みたいな折鶴(!!)を薬の空き瓶に詰めてディスプレイしてあったり…

うちの実家にはあちこちよく見ると結構面白いものがあるのだ。



居間で何か踏んづけた…と思ったら,何だかバラモン兄弟もどきの小さいフィギュア。

何だこりゃ(笑)。

ノエミさんいわく,昔ゴリがやっていた落武者キャラの人形らしく,何かのオマケでいつ頃からか家にあり,カッツが気持悪がって放り出したままだったそうだ。

確かに気持悪いわ(笑)。



カッツと俺がずっとドッタンバッタン,奇声を張り上げながら遊んでるものだから,なかなか落ち着かず,テーブル下に避難したキャメちゃん。

すまないのぅ…
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