シャンシャンは仲間たちに,リウをなぜ逃がしたのだと責められる。

何とかその場はごまかし,取り繕うシャンシャン。

だが,さっそく翌日リウから食事のお誘いが。

今度こそはミッションを遂行する,と約束してしまったので暗い表情で出掛けてゆくが…

最初のぶさいくメイクのときとは見違えるような,洗練されたドレス姿はとても美しかったですよ…!!

さすがにリウは大金持ちだけあって,自邸へ料理人を呼んで作りたてを食べようというものであった。

だが,そこに呼ばれた料理人の中に板前ファッションのタコ兄が!!

シャンシャンだけでは頼りないので,自ら乗り込んできたのである。

嫌でもはみ出す触手を何とかごまかすも,本物の食材のタコだと思っている他の2人の職人が切ったり焼いたりミンチにしたり。

どんどん料理されてしまうタコ兄なのだが,悲惨な目に遭っているというのにドゥしても笑ってしまうのだった。

タコ兄役のショウ・ルオという俳優さんだが,本国ではアイドルなんだそうで。

なかなかキュートなお兄ちゃんなのだが,切られたり焼かれたりするときの変顔がもうおっかしくてねえ…

タコ兄はとうとう耐えきれずに墨を吐いて目眩まし,タコ人魚とバレる前に外へ飛んで行ってしまう。

タコ人魚(?)がドゥやってリウの豪邸までたどり着いたのか,そしてドゥやって飛んで逃げて行けたのかは,考えたら頭が痛くなってきたので置いといて(笑)。

とっさにボディーガードが差してくれた傘に守られ,タコ墨を浴びることはなかったリウとシャンシャンだったが,リウは何が起こったのかさっぱり解らず。

だが,気を取り直してシャンシャンにプロポーズ(早えな!!)。指輪まで用意してあった。

シャンシャンは,刺客としてのミッションと自分の恋心との板挟みになって苦しむ。

挙げ句,プロポーズはお断りすることに…

だが,初めて本気で愛したシャンシャンをあきらめることなど夢にも考えていないリウは,強引にキスをする。

シャンシャンは拒まなかった。

どうなるかと思いきや,そこに現れたルオランが邪魔をする。

ルオランは完全に嫉妬の鬼と化していた。

リウを振り切ってアジトに戻ったシャンシャンは,自分も本気でリウを愛してしまったことに気づいて悩むのだった。

そんなシャンシャンを,
「愛は全てを超える。そこには種族も国境も関係ない。全ての人間が悪ではなく,悪人もいれば善人もいるのじゃ」
と言って,長老人魚のお婆さんがそっと慰める。

どうもこのお婆さん人魚…昔人間の男性と恋をしたようなことを匂わせてるんだよな…

続く。
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シャンシャンはスケボーに乗って帰宅。

途中寄り道して屋台で大好物のチキンと,ソナーのせいで病気になった人魚のための薬を買って。

入って行った家の床の隠し戸からつながる,人魚族のアジトに着いた。

水に入ると途端にぶさいくメイクは落ちて,美しい若い娘の人魚へと変貌。

上手くリウに電話番号を渡すことが出来た,と仲間に報告。

しかし…アジトで暮らす色気のないオバハン人魚やイマいちイケてない若い人魚たちに,容姿のことをいろいろダメ出しされるシャンシャンって,一体(笑)…

一方,リーダーのタコ兄は相当自分がイケていることに自信があるらしく,シャンシャン相手にキスの練習。

「何も感じない」と言うシャンシャンの言葉を信じずに,
「恥ずかしがらなくていい」
「ありのままの感情を解き放て!!」
などと言うのであった。

そんなある日,投資家のルオランとビジネスのことで言い争いになったリウが,彼女にあてつけるためにわざと彼女の前でシャンシャンに電話をかけてくる。

スマホが鳴った途端,色めき立つ人魚族…!!ていうか,シャンシャンはどうやってスマホを契約したの?!

応答すると,
「今から10分後に迎えに行く」
と言う。

慌てて身支度をするシャンシャン。

そして,家のドアを開けた途端,襲いかかれるようにタコ兄をはじめ何人(尾?)かの人魚がスタンバるが…

迎えに来たのはリウの側近というかボディガードだった。

仕方なく単身,シャンシャンはリウの豪邸に乗り込むことにする。

車に乗ろうとしたところに,武器を入れたリュックサックを手渡そうとタコ兄が追ってくる。

叔父だと名乗り怪しまれないようにリュックサックを手渡すが,草むらから吸盤つきの触手が出てしまい,ボディーガードたちには,
「たった今,獲ったばかりで新鮮だ。これから料理する」
的な苦しい言い訳(笑)。

2人きりになったらリウを亡きものにしてやろう…と悲愴な決意で乗り込むシャンシャンだが,やはり大富豪と会うだけあって,ボディチェックのため待たされる。

不自然な大きい靴やリュックに入ったウニやナイフを怪しまれながらも何とか,リウの書斎に忍び込むことに成功。

シャンシャンが狙っていることに全く気づいていないリウは,お気に入りの曲をかけ,いい気分で躍りながら歌う。

リウが人生のテーマ曲にしているらしいその曲は,『無敵』というタイトルらしいのだが…

やたらダイナミックかつドラマチックな演歌?みたいな曲で,実は私の脳内でずっとエンドレスで流れて困っている(笑)。

興味のある奥さんは「美人魚 無敵」で検索して聴いてみてね。

そのリウに毒を仕込んだウニを思いッ切り投げるが,ガラスがあって(あまりにきれいに磨いてあったため気づかなかった)はね返っておでこにグッ刺さり,毒がまわって口から泡を吹く。

解毒のためには酒を飲まなくてはならず,こっそりテーブルにある酒を拝借(どんな毒だよ?!)。

命からがらソファーの下に潜り込み,ナイフでリウの足を刺そうとするが,むやみと機敏なステップで躍り狂うリウにことごとくかわされてしまう。

とうとう見つかってしまったシャンシャンだったが,リウが突然やってきたルオランに見せつけるために,いきなり甘い言葉でやさしく振る舞い,肩を抱きながら外に連れ出す。

ルオランの前から去った途端,再び傲慢で一方的な男になってしまったリウに戸惑いながらも,2人でシャンシャンのお気に入りの屋台に行く。

シャンシャンは,「美味しいんだから!!」と遮二無二すすめて丸焼きチキンをリウに食べさせる。

最初は嫌がっていたリウだったが,美味い美味いと平らげるうち,涙をこぼす。

泣くほど美味なのかと不思議がるシャンシャンにリウは,実は子供時代は貧しかったこと,チキンはよく父が食べさせてくれたことを打ち明ける。

必死で貧困から這い上がるために努力してきたのだ,根はそんなに悪い人ではないのだ…と,シャンシャンはリウに対する考えを改める。

そして,2人で尋常じゃないくらいの量のチキンを食べた後,遊園地の乗り物に乗って遊ぶ。

アホみたいにチキンを食べた後に旋回系の乗り物に乗ったので,2人でお約束のように嘔吐(笑)。

帰りの車の中では,
「お前,オナラしただろ!!」
「あたしじゃないわよ!!くっさー!!」
などと言ってゲラゲラ笑い合うほど,仲良しになっていた。

この辺りがもお,小学生が大笑いしそうですな(笑)。

だが,自分相手に怯むことも媚びることもなく天真爛漫な態度を変えないシャンシャンに,リウは胸を打たれる。

(本当は憎むべき相手のはずなのに…)

シャンシャンも,リウの本質を知って計画を実行することにためらいを覚え始める。

このまま家にリウを誘い込むことがミッションなのだが…

リウを入れた途端,スタンバっている仲間が襲いかかる手筈になっているのだが…

シャンシャンは寸前まで迷った挙げ句,リウを玄関先で帰してしまうのであった。

続く。
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