おとといはいつもより2時間半早起きして,出勤前に『ラプチャー~破裂』を観に行った。
やっぱブログやSNSに誰にともなく宣言しておくと,ちゃんと行動に移せるみたいだ(笑)。
あの日は朝から一生懸命眠ろうとしたけどダメで,結局2時間くらいしか眠れずに映画に臨んだ。
B級ホラー映画が大好きな私は,スガイディノスのサイトで「上映予定作品」をチェックしたときから『ラプチャー』は観ようと決めていたのだ。
低予算でも頑張っているところやツッ込みどころを見つけて,一人でキャッキャ・ウフフするのが好きなのである。
『ラプチャー~破裂』は,シングルマザーのレネが組織ぐるみで計画的に拉致され,どこかの隔離施設に監禁されて,問答無用でとある人体実験を施される…という話なのだが。
その施設には他にもたくさんの人たちが収容されていて,その人が一番苦手・嫌いなもの,恐怖をおぼえるものを与え続けたり凝似体験させる。
高所恐怖症の女性が磔にされた状態で高いところから何度も何度も落とされていたり,蛇の嫌いな男性の体に大蛇を這わせたり,幼少期に父親から性的虐待を受けていた男性に父親の声を延々と聞かせたり…といった感じの実験が,それぞれの部屋で行われており,施設内は阿鼻叫喚に満ちているのだった。
グロやゴア描写への期待も勿論,レネを拉致した組織は何者で,何のためにそんな人体実験をしているのか…ということが知りたくて観に行ったのだが。
判ってしまうと,拍子抜けした。
組織は,『G10-12X』という遺伝子を持つ人間を選別して拉致。
彼らに恐怖を与え続けるとその遺伝子が細胞を内側から圧迫し"破裂"させ,新しい生き物に生まれ変わる…というのである。
その生まれ変わりに成功し,なおかつ生存した者たちで組織を作り,仲間を増やすために彼らは活動している…ということなのだが,顔がぐにゃぐにゃに変型して元にもどったり,コンタクトレンズを外すと眼球には複数の目(瞳孔)を持つミュータント。
恐怖を一切覚えることのない新生物として地球を変えてゆこう…という目的のために団結しているのだった。
どうりで拉致のとき不必要に荒っぽくも暴力的でもなかったし,施設のスタッフたちも割と人道的で殺意が感じられなかった訳だと納得はしたが…
ホラー映画だと思って観ていたら,結局はSFじゃねえか(笑)!!
施設からあらゆる手段で脱出しようとレネは奮闘するのだが,その過程はスリリングで緊張感があり面白かった。
ただ,施設のセキュリティが強固であるという設定の割には内装が少々貧乏臭く,清潔感に欠けるのが気になった(笑)。
実験設備や薬剤に使う費用(これだってどうやって捻出しているのか)の方にどうしてもかかってしまい,施設の内装にまでかまっていられないのだろうか?
脱走に失敗し捕まったレネは蜘蛛が死ぬほど嫌いなのだが,顔にアクリルマスクを被せられ,その中に無数の蜘蛛を入れられ大絶叫。
だが,とうとう"破裂"が起こる。
レネはかなりスペックの高い遺伝子の持ち主であり,組織も期待する逸材だったのだが,見事に生まれ変わりに成功。
反対に失敗しなおかつ生存出来なかった者は,無駄に顔面だけ破裂という酷さ。
生まれ変わりは出来なかったが生存した者は記憶を操作され(UFOに乗せられたなど),解放される。
生まれ変わり,人間としての感情がどんどん消えてゆくレネは,息子との日常に戻ってゆくのだが,化粧や服装も別人のようになり怖がっていた蜘蛛も平気で捕まえるようになる。
そんなレネを息子エヴァンはいぶかしんでいたが,レネの遺伝子を受け継いでいるエヴァンに,今度は組織が目をつけた。
レネの家にやって来て,エヴァンに挨拶するという名目で皆で2階の部屋に向かい拉致しようとするのだが…
人間としての感情がまだ完全に消えた訳ではないレネが,居間に一人になるや否やスマホで「危険だから逃げなさい」というメッセージを送る。
本能的に危険を察知したエヴァンは2階の部屋から飛び降りて脱出,自転車で逃走。
エヴァンのことは急がない,と言う組織。
レネという優れた人材を確保出来たのだから,レネにはたくさん子供を産んでもらおう…と微笑みを交わすところで映画は終わり。
なかなかに無気味な話では,ありましたな。
この映画,ポスターからはSM臭が漂ってくるしいかにも過激そうだからか,朝の上映がなかったので,仕方なく今回夕方から出勤前に観に行ったけど…
残酷描写など全くなかった。よく見たらR指定にもなっていない作品なので,朝の上映をしても全然大丈夫だと思うのに。むす。
しかし…
『ネオン・デーモン』をサスペンス映画だと思って観に行ったら,終盤の食人描写で頭の中が真っ白になり,『パーソナル・ショッパー』もミステリーかと思ってたら見事にオカルト映画だったが…
意外とこういうのも,いいね(笑)。
やっぱブログやSNSに誰にともなく宣言しておくと,ちゃんと行動に移せるみたいだ(笑)。
あの日は朝から一生懸命眠ろうとしたけどダメで,結局2時間くらいしか眠れずに映画に臨んだ。
B級ホラー映画が大好きな私は,スガイディノスのサイトで「上映予定作品」をチェックしたときから『ラプチャー』は観ようと決めていたのだ。
低予算でも頑張っているところやツッ込みどころを見つけて,一人でキャッキャ・ウフフするのが好きなのである。
『ラプチャー~破裂』は,シングルマザーのレネが組織ぐるみで計画的に拉致され,どこかの隔離施設に監禁されて,問答無用でとある人体実験を施される…という話なのだが。
その施設には他にもたくさんの人たちが収容されていて,その人が一番苦手・嫌いなもの,恐怖をおぼえるものを与え続けたり凝似体験させる。
高所恐怖症の女性が磔にされた状態で高いところから何度も何度も落とされていたり,蛇の嫌いな男性の体に大蛇を這わせたり,幼少期に父親から性的虐待を受けていた男性に父親の声を延々と聞かせたり…といった感じの実験が,それぞれの部屋で行われており,施設内は阿鼻叫喚に満ちているのだった。
グロやゴア描写への期待も勿論,レネを拉致した組織は何者で,何のためにそんな人体実験をしているのか…ということが知りたくて観に行ったのだが。
判ってしまうと,拍子抜けした。
組織は,『G10-12X』という遺伝子を持つ人間を選別して拉致。
彼らに恐怖を与え続けるとその遺伝子が細胞を内側から圧迫し"破裂"させ,新しい生き物に生まれ変わる…というのである。
その生まれ変わりに成功し,なおかつ生存した者たちで組織を作り,仲間を増やすために彼らは活動している…ということなのだが,顔がぐにゃぐにゃに変型して元にもどったり,コンタクトレンズを外すと眼球には複数の目(瞳孔)を持つミュータント。
恐怖を一切覚えることのない新生物として地球を変えてゆこう…という目的のために団結しているのだった。
どうりで拉致のとき不必要に荒っぽくも暴力的でもなかったし,施設のスタッフたちも割と人道的で殺意が感じられなかった訳だと納得はしたが…
ホラー映画だと思って観ていたら,結局はSFじゃねえか(笑)!!
施設からあらゆる手段で脱出しようとレネは奮闘するのだが,その過程はスリリングで緊張感があり面白かった。
ただ,施設のセキュリティが強固であるという設定の割には内装が少々貧乏臭く,清潔感に欠けるのが気になった(笑)。
実験設備や薬剤に使う費用(これだってどうやって捻出しているのか)の方にどうしてもかかってしまい,施設の内装にまでかまっていられないのだろうか?
脱走に失敗し捕まったレネは蜘蛛が死ぬほど嫌いなのだが,顔にアクリルマスクを被せられ,その中に無数の蜘蛛を入れられ大絶叫。
だが,とうとう"破裂"が起こる。
レネはかなりスペックの高い遺伝子の持ち主であり,組織も期待する逸材だったのだが,見事に生まれ変わりに成功。
反対に失敗しなおかつ生存出来なかった者は,無駄に顔面だけ破裂という酷さ。
生まれ変わりは出来なかったが生存した者は記憶を操作され(UFOに乗せられたなど),解放される。
生まれ変わり,人間としての感情がどんどん消えてゆくレネは,息子との日常に戻ってゆくのだが,化粧や服装も別人のようになり怖がっていた蜘蛛も平気で捕まえるようになる。
そんなレネを息子エヴァンはいぶかしんでいたが,レネの遺伝子を受け継いでいるエヴァンに,今度は組織が目をつけた。
レネの家にやって来て,エヴァンに挨拶するという名目で皆で2階の部屋に向かい拉致しようとするのだが…
人間としての感情がまだ完全に消えた訳ではないレネが,居間に一人になるや否やスマホで「危険だから逃げなさい」というメッセージを送る。
本能的に危険を察知したエヴァンは2階の部屋から飛び降りて脱出,自転車で逃走。
エヴァンのことは急がない,と言う組織。
レネという優れた人材を確保出来たのだから,レネにはたくさん子供を産んでもらおう…と微笑みを交わすところで映画は終わり。
なかなかに無気味な話では,ありましたな。
この映画,ポスターからはSM臭が漂ってくるしいかにも過激そうだからか,朝の上映がなかったので,仕方なく今回夕方から出勤前に観に行ったけど…
残酷描写など全くなかった。よく見たらR指定にもなっていない作品なので,朝の上映をしても全然大丈夫だと思うのに。むす。
しかし…
『ネオン・デーモン』をサスペンス映画だと思って観に行ったら,終盤の食人描写で頭の中が真っ白になり,『パーソナル・ショッパー』もミステリーかと思ってたら見事にオカルト映画だったが…
意外とこういうのも,いいね(笑)。