繁忙期はうまく出来たことに,あまり観たい映画が公開されなかった。
だから思う存分仕事に精励出来たのだが,7月の鑑賞本数を確認すると11本…!!
私にしてはひじょうに少ない。
4,5,6月と15~19本鑑賞し続けてきたし,そのうち複数回観た作品もあるからだ。
昨夜は久しぶりにシアターキノへ出かけ,フライデーシネマ(1回限りの上映)の『マルリナの明日』を観て来た。
チラシの「ナシゴレン・ウエスタン」という叩き文句に魅かれたのと,たった1回だけお目にぶら下がった予告編でヒロインが鉈を振るって悪漢をぶった斬る姿に衝撃を受けたのとで,いそいそと出かけていきましたよ…!!
バイクに乗った長髪の男が荒野を走るシーンから映画は始まる。
制作はインドネシア,フランス,タイ,マレーシア合作となっていたが,物凄く辺鄙な村にぽつんとたたずむ一軒家。
インドネシアのどこなんだろう…?
バイクを停めた男はまるで知り合いででもあるかのように自然に家に上がり込み,出てきた女・マルリナ(長い黒髪スタイル抜群の30代?杉本 彩似)にコーヒーを出すよう要求。
「夫はすぐ戻ります」という彼女の嘘はバレバレで,居間には成人男性のミイラが鎮座している(!!)。
インドネシアのどこかは分からないが,亡くなった夫を部屋の中でミイラ化させ奉る習慣なんて…アリなの?!と思った。
だって…ミイラ化するまで臭いとか…いろいろ大変そうだぞ??
家電らしきものは何もない古民家みたいな家で,電気とかも通っていなさそうなのにスマホがブー…と鳴ったのにはビックリ。
よく見たら,マルリナの着てるブラウスの襟やラップスカートもさりげなく今どきのデザインだし。
時代背景は現代なのね…!!
マルリナからスマホを取り上げた男は,後から仲間が来ること,彼女の貯金と家畜をもらってゆくことを告げ,夕食を作れと命令。
略奪の後時間があれば輪姦する…とも言って聞かせるのだが(予告かよ),マルリナは黙って従い,何を作ればよいかなどと訊くのだった(!!)。
逃げればよさそうなものなのだが,隣近所の家などは全くない荒野の一軒家で助けは求められず,逃げたとしても行くところがないから従うしかなかったのだろう。
マルクスと名乗る盗賊団のボスはやたらくつろいでおり,その間,マルリナが何かの植物の実をすり潰しているシーンが意味あり気に映し出される。
後から来た盗賊団の仲間たち,6人のうち2人はさっそく家畜をまるっといただき,搬送してしまう。
4人は家に上がり込むが,意外と礼儀正しくてちゃんと挨拶するし,給仕するマルリナには「ありがとう」なんて言うし,料理を褒めてくれたりもするから何だかなぁ(笑)。
だが,料理には毒が盛ってあった。やはり,すり潰した実が毒だったのだ。
男たちはバッタバッタと倒れ,別室で寝入っているボス(どんだけくつろぐんだよ)に料理を持ってゆくと,起きるなりマルリナを元気に犯し始めるのだった。
マルリナは,ちょっとだけ抵抗してみせながらも気分がノッてきた体を装い,騎乗位になったところで,手探りで枕元に置いてあった剣鉈を掴み,鞘から抜いて一気に振り下ろす…!!
ベッドの下に転がり落ちるマルクスの首。
次のシーンでは,マルリナが何度も警察に電話をしているのだが,「この電話は現在つながりません。おかけ直し下さい」というアナウンスが虚しく流れるだけ。
翌日,旅支度をしたマルリナが一人歩いているのだが,さりげなくマルクスの生首を下げている。
途中,近所(といってもめちゃくちゃ離れているんだろうが)の妊婦ノヴィーと出会う。
臨月なのになかなか出産出来ず,夫からは逆子ではないかとやたら心配されているのだが,それでも実家ではなく夫のところで出産するために戻るつもりらしかった。
盗賊団に押し込まれて財産を奪われレイプされたゆきさつを話し,警察に自首するが正当防衛を主張するつもりだ…とマルリナは打ち明ける。
2人でバス(1日1本くらいしか運行しない)に乗り込むが,生首を下げたマルリナを見た乗客たちは「何か,ヤバそうだ」と思って皆,降りてゆく(笑)。
乗車を断られるが,剣鉈で運転手を脅して無理矢理乗り込むマルリナ。
だだっ広い荒野なので,警察まではバスを何日か乗り継いでゆかなくてはならないらしい。
途中,息子連れで婦人が乗って来るが,マルリナを見てもまるでビビらない。
甥の結婚式に出席するのだから…と,馬2頭も乗せてしまう(笑)。
バスって言ったって,屋根つきのトラクターだもんなぁ。
「アンタ,腕が疲れるでしょ」と婦人に言われて,途中から鉈を収めるマルリナ。
どうやら運転手には逆らう気はないらしく,どちらかといえばマルリナに同情的と判った。
だが途中,盗賊団の生き残り2人が現れて,マルリナの行方を尋ねる。
ちょうどトイレ(といっても多分,野ション)でバスを降りていたマルリナとノヴィーだが,ノヴィーがバスに戻り,「その人知ってるわ。あっちに行った」と嘘を教えてくれたおかげで,その場は逃れるのだった。
だが,バスには乗れず,一人馬に乗って旅を続ける。
剣鉈を背負い,生首をぶら下げ,馬にまたがるその姿…確かにウエスタン…!!
音楽もギターにトランペット,鐘の音など…それっぽいのだ(笑)。
面白い点がいくつか。
マルリナの家でのシーンはやたらと引きの固定カメラで撮影されていて,なかなか盗賊団が蛮行に移らない変な間はあったが,マルリナが奴らをいつ殺ろうかと隙をうかがう様子がスリリングだった。
バスのシーンは正面から運転席や乗客の様子を映していたかと思うと,いきなり俯瞰ショットになり,グネグネ道をたらたら進む様子が映し出されつつマルリナたちの会話が弾む…というコミカルな演出がシュールだった。
一番シュールだったのが,旅の間何度も,ウクレレを爪弾く首のないマルクスの霊が出現すること(笑)。
さて,これからメイクしてまたシアターキノへGO竜馬します。
続きは明日。多分ね。
今日は韓国映画『工作~黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』を観てくるよ。
画像は先週買ったゆるめシルエットのロールアップパンツ。
似合わないのは解りきっていたのだが,いつも接客してくれる店員さんに,「普段スキニーばかり履いてて見慣れないだけです」と押し切られるような形で買ってしまった…
プカプカシルエットのパンツを履くとケツデカに見えるような気がしてならず,また,こういうパンツに合わせる靴がこれしかないので,パンツ自体は可愛いんだけど,これからコーデに苦労しそう…
でも…涼しいっ…!!
だから思う存分仕事に精励出来たのだが,7月の鑑賞本数を確認すると11本…!!
私にしてはひじょうに少ない。
4,5,6月と15~19本鑑賞し続けてきたし,そのうち複数回観た作品もあるからだ。
昨夜は久しぶりにシアターキノへ出かけ,フライデーシネマ(1回限りの上映)の『マルリナの明日』を観て来た。
チラシの「ナシゴレン・ウエスタン」という叩き文句に魅かれたのと,たった1回だけお目にぶら下がった予告編でヒロインが鉈を振るって悪漢をぶった斬る姿に衝撃を受けたのとで,いそいそと出かけていきましたよ…!!
バイクに乗った長髪の男が荒野を走るシーンから映画は始まる。
制作はインドネシア,フランス,タイ,マレーシア合作となっていたが,物凄く辺鄙な村にぽつんとたたずむ一軒家。
インドネシアのどこなんだろう…?
バイクを停めた男はまるで知り合いででもあるかのように自然に家に上がり込み,出てきた女・マルリナ(長い黒髪スタイル抜群の30代?杉本 彩似)にコーヒーを出すよう要求。
「夫はすぐ戻ります」という彼女の嘘はバレバレで,居間には成人男性のミイラが鎮座している(!!)。
インドネシアのどこかは分からないが,亡くなった夫を部屋の中でミイラ化させ奉る習慣なんて…アリなの?!と思った。
だって…ミイラ化するまで臭いとか…いろいろ大変そうだぞ??
家電らしきものは何もない古民家みたいな家で,電気とかも通っていなさそうなのにスマホがブー…と鳴ったのにはビックリ。
よく見たら,マルリナの着てるブラウスの襟やラップスカートもさりげなく今どきのデザインだし。
時代背景は現代なのね…!!
マルリナからスマホを取り上げた男は,後から仲間が来ること,彼女の貯金と家畜をもらってゆくことを告げ,夕食を作れと命令。
略奪の後時間があれば輪姦する…とも言って聞かせるのだが(予告かよ),マルリナは黙って従い,何を作ればよいかなどと訊くのだった(!!)。
逃げればよさそうなものなのだが,隣近所の家などは全くない荒野の一軒家で助けは求められず,逃げたとしても行くところがないから従うしかなかったのだろう。
マルクスと名乗る盗賊団のボスはやたらくつろいでおり,その間,マルリナが何かの植物の実をすり潰しているシーンが意味あり気に映し出される。
後から来た盗賊団の仲間たち,6人のうち2人はさっそく家畜をまるっといただき,搬送してしまう。
4人は家に上がり込むが,意外と礼儀正しくてちゃんと挨拶するし,給仕するマルリナには「ありがとう」なんて言うし,料理を褒めてくれたりもするから何だかなぁ(笑)。
だが,料理には毒が盛ってあった。やはり,すり潰した実が毒だったのだ。
男たちはバッタバッタと倒れ,別室で寝入っているボス(どんだけくつろぐんだよ)に料理を持ってゆくと,起きるなりマルリナを元気に犯し始めるのだった。
マルリナは,ちょっとだけ抵抗してみせながらも気分がノッてきた体を装い,騎乗位になったところで,手探りで枕元に置いてあった剣鉈を掴み,鞘から抜いて一気に振り下ろす…!!
ベッドの下に転がり落ちるマルクスの首。
次のシーンでは,マルリナが何度も警察に電話をしているのだが,「この電話は現在つながりません。おかけ直し下さい」というアナウンスが虚しく流れるだけ。
翌日,旅支度をしたマルリナが一人歩いているのだが,さりげなくマルクスの生首を下げている。
途中,近所(といってもめちゃくちゃ離れているんだろうが)の妊婦ノヴィーと出会う。
臨月なのになかなか出産出来ず,夫からは逆子ではないかとやたら心配されているのだが,それでも実家ではなく夫のところで出産するために戻るつもりらしかった。
盗賊団に押し込まれて財産を奪われレイプされたゆきさつを話し,警察に自首するが正当防衛を主張するつもりだ…とマルリナは打ち明ける。
2人でバス(1日1本くらいしか運行しない)に乗り込むが,生首を下げたマルリナを見た乗客たちは「何か,ヤバそうだ」と思って皆,降りてゆく(笑)。
乗車を断られるが,剣鉈で運転手を脅して無理矢理乗り込むマルリナ。
だだっ広い荒野なので,警察まではバスを何日か乗り継いでゆかなくてはならないらしい。
途中,息子連れで婦人が乗って来るが,マルリナを見てもまるでビビらない。
甥の結婚式に出席するのだから…と,馬2頭も乗せてしまう(笑)。
バスって言ったって,屋根つきのトラクターだもんなぁ。
「アンタ,腕が疲れるでしょ」と婦人に言われて,途中から鉈を収めるマルリナ。
どうやら運転手には逆らう気はないらしく,どちらかといえばマルリナに同情的と判った。
だが途中,盗賊団の生き残り2人が現れて,マルリナの行方を尋ねる。
ちょうどトイレ(といっても多分,野ション)でバスを降りていたマルリナとノヴィーだが,ノヴィーがバスに戻り,「その人知ってるわ。あっちに行った」と嘘を教えてくれたおかげで,その場は逃れるのだった。
だが,バスには乗れず,一人馬に乗って旅を続ける。
剣鉈を背負い,生首をぶら下げ,馬にまたがるその姿…確かにウエスタン…!!
音楽もギターにトランペット,鐘の音など…それっぽいのだ(笑)。
面白い点がいくつか。
マルリナの家でのシーンはやたらと引きの固定カメラで撮影されていて,なかなか盗賊団が蛮行に移らない変な間はあったが,マルリナが奴らをいつ殺ろうかと隙をうかがう様子がスリリングだった。
バスのシーンは正面から運転席や乗客の様子を映していたかと思うと,いきなり俯瞰ショットになり,グネグネ道をたらたら進む様子が映し出されつつマルリナたちの会話が弾む…というコミカルな演出がシュールだった。
一番シュールだったのが,旅の間何度も,ウクレレを爪弾く首のないマルクスの霊が出現すること(笑)。
さて,これからメイクしてまたシアターキノへGO竜馬します。
続きは明日。多分ね。
今日は韓国映画『工作~黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』を観てくるよ。
画像は先週買ったゆるめシルエットのロールアップパンツ。
似合わないのは解りきっていたのだが,いつも接客してくれる店員さんに,「普段スキニーばかり履いてて見慣れないだけです」と押し切られるような形で買ってしまった…
プカプカシルエットのパンツを履くとケツデカに見えるような気がしてならず,また,こういうパンツに合わせる靴がこれしかないので,パンツ自体は可愛いんだけど,これからコーデに苦労しそう…
でも…涼しいっ…!!