羅生門のパイルドライバーをこらえて,何とか切り返そうとしているアーレフを,手に汗握る思いで見つめるお客さんたち。

俺は既に雲行きのあやしさをおぼえ,いつものアレを予感していたのだが…

無意識に,まだあきらめまいとする余りであったろう,羅生門の手はアーレフのタイツから離れない。



や…やっぱり…!!

こういうことになりましたよ,奥さん…!!

そのままアーレフは,羅生門の顔面に腰を落としてしまった。

命懸けで跳ね返す羅生門。





例によって尻をしまうことも忘れ,ブレーンバスター。しかも滞空時間,長め。

垂直落下式で叩きつけてゆく。



お客さんにアピールするヒマはあるのに,尻はしまわず(笑)にコーナーに登ります。

セコンド陣が走り寄ってもしものときに備え,局部が見えるのを隠そうと手をかざすが,天に向かって指を4本突き上げながらアーレフは最上段に。

昼下がりの歩行者天国で,かなり異様な光景だったことは否めない。



そこへ蘇生した羅生門が,ロープを掴んで激しく揺さぶり,この通り。

股間を痛打し,絶叫するアーレフ。

羅生門,1発チョップを叩き込んでから,アーレフをデッドリー・ドライブ。



まだ尻は出したままのアーレフを引き起こし,ロープに振ってから必殺技のゴールデン・アームボンバー。



カウント2で跳ね返したアーレフ,ロープに振られてのラリアットをかわすが,羅生門のコブラツイストがからみつき,ついに(やっとで)試合終了のゴング。

「コブラツイストで落ちるなんて…」
と解説席で言っていたが,アーレフの敗因はその前のゴールデン・アームボンバーが効いていたのであろう…ということで落ち着いた。

この日,羅生門代表が尻を出さなかったことは珍しい。特筆に値するのではないか。

最後に,ほぼ流暢な日本語で羅生門を称えてリングを降りて行ったアーレフだが,尻は出してもその辺の清々しさはやっぱり貴公子(奇行子ともいう)である。

来年もまた,技とお尻を磨いて札幌に来てくれるかな。
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自らの脚で4の字を作ってから,羅生門の内腿に膝を落としてゆくアーレフ。

フィギュア4・ニードロップとでも言おうか。

引き起こした羅生門を抱え上げてアトミック・ドロップ。

リング中央に羅生門を設置。天を指差し,
「Figure foooourrrrr!!」
と高らかにアピール。

伝家の宝刀,足4の字固めが出た。

苦しむ羅生門。



「Ask him!!Ask him!!」
と体を反らすアーレフ(笑)。

何とかロープに逃れた羅生門だが,4の字地獄はまだ続いた。



場外に羅生門を落としたアーレフは,放送席の椅子を持ち出し,今度は椅子4の字固め。



俺のいた場所の反対側でやってたからよく写ってないけど,せめてもと思ってDVDの映像からの写真もおいときます。

羅生門にさらなるダメージを与えるのみならず,自分は休むという訳である。

アーレフが椅子を返している間にリングに戻った羅生門。

アーレフが後を追い,その背中に肘を叩き込む。





羅生門の頭を抱え込み,おそらくブレーンバスターを敢行する気で客席を見渡しながら声援を要求するが,その間に蘇生した羅生門がフィッシャーマンで切り返す。



パイルドライバーにゆくか…?



踏ん張るアーレフ…!!

この辺から何だか雲行きが怪しいと感じ始めたのは俺だけではあるまい…!!

それではそろそろ眠くなってきたので,全国の奥さん,また明日のこれくらいの時間にお会いしましょう!!

(続く)
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アーレフvs羅生門はいつ頃からか『四番街祭り』の定番&黄金カードとして,すっかり定着。

アーレフの名はもう,札幌にも完全に浸透していた。

だから,5番手の選手の名前がコールされたときはよろこびに湧きかえる人も多かったのだが…

確かに入場曲は『ギャラクシー・エスクプレス』なのに,登場したのはついさっき試合に敗れて退場していったばかりの大熊 元帥…

だが,身体が違う…?



リングインしたところを,戸惑ったさなぴーが「大熊~げん…」とコールしかけるが,それを片手で押し留め,静寂の中,黒いジャージに手をかける。

ジャージ上を脱ぎ捨てたときに,ジャージ下から覗くピンクのタイツ…

両手を広げて1回転したあと,今度はジャージ下を脱ぎ出した。



明らかに白色人種の肌…やっぱり"彼"なのか…?!



さらに焦らすように客席を指差してから元帥マスクを取り去ると,現れ出たのはネイチャー・ボーイその人であった。

しかし,上海道プロレスのメンバーとして札幌にやって来るとはなあ。

何でまた大熊選手のマスクなど被って入場したのか…

それでも大物の登場に会場は大喜び。

ゴングが鳴った。

まずはコーナーに乗って,お客さんに「フォー(4)!!」の掛け声と拍手を要求。



アーレフ・ウォークで間合いを測る。

なかなかまともに組み合おうとせず羅生門を苛立たせるアーレフだが,手四つで大げさに痛がって場外に逃げると,客席にちょっかいを出して遊ぶ。



リングに戻って腕のきめ合い。

羅生門がフライング・メイヤー。

アーレフ,素早くヘッドシザース。

組み合うと見せかけて蹴り,チョップを放つアーレフ。やり返す羅生門。

ロープに振ってアーレフの胸にダブルチョップ。

またもや場外に逃げ,のらくらしようとするアーレフだが,やはり羅生門,深追いはせず。

戻ろうとするところを襲いかかり,引きずり込んでロープに振り,キチンシンク。



悶絶するアーレフを引き起こして,サイド・スープレックス。

いいシーンなのにボケボケだよ,ちくせう。

ストンピングの後,コーナーに振って串刺し式ラリアット。

さらに対角線コーナーに振って突進するも,両手を上げるアーレフに止められて引き下がる(何で素直に止められるかなぁ)。

「Stop!!」の形に両手を上げたまま,アーレフ・ステップで進んでくるが…

ばったり前のめりに倒れ込む。効いてたのね。

だが,これは死んだフリだった。

羅生門,ストンピングを加えてからコーナーに登り,セカンドロープからダブル・ニードロップ投下するも大自爆。

アーレフ,哄笑しながら立ち上がり,仰向けに倒れる羅生門の左膝内側にじわじわと蹴りを加えてゆく。



絶好調で客席に「フォー(4)!!」。
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5番勝負4人目の相手として"極道キッド"グレート小鹿選手が登場。

大熊 元帥選手とは上海道プロレス団の『極道コンビ』として有名な選手である。

ひじょうにご機嫌で,客席に愛嬌を振り撒きながら入場。

比較的スムーズにリングイン。リングの上からも手を振って声援に応える。



ゴングが鳴ってからもファンサービスに熱心で,じれったくなった羅生門が背後から蹴り。

一度は向き合うも,羅生門を焦らすように再び背中を向け客席にアピールする小鹿。

いい加減にしろと蹴りを入れ,それでも真面目にやらない小鹿に羅生門,背後からスリーパー。



しばらく締め上げていたが,やがてくるっ,と小鹿の首を180度回転させた。

そのまま倒して馬乗りに。



がっちりとキャメル・クラッチに!!

…とは言っても,厳密にはコレ腹の上に乗ってだから,キャメル・クラッチなのかドゥか。

でも,小鹿はギブアップ。

そう,超獣は首の向きを変えられるのが弱点なのだ。



皆さんに助け起こされ,リングを降りてゆきます。

ダメージが凄かったのか,リングを降りてからもよろけて倒れてた。

さて,"日中親善友好試合"残るはただ1人。

やはりというか,まさかというか…リック・アーレフの名前がコールされる。



だが,現れたのは…?
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ひときわ高い歓声に包まれて現れたのは,"極悪天使"こと大熊 元帥選手。

しかし,この"極悪天使"ってキャッチフレーズだけど,"清純派AV女優"っていうのと同じくらい矛盾してるよね。

客席にゆっくりガンを飛ばしながら,入場。



超獣は大きな頭だから,リングインが大変です。

皆さんが一丸となってお手伝いします。

だが,ようやくリングインした途端,くつろぎのポーズを取り始めた。



そこを羅生門,すぐに押さえ込みにかかり,あっという間に3カウント。

あっけな!!



狐につままれたような表情で首をかしげる元帥選手。

羅生門代表は前々から,
「大熊 元帥選手とお昼寝がしたい」
と語っていたので,夢が叶ってしやわせだったのではなかろうか。



出るときもまた,一仕事なんです。

試合以外でこんなに会場が一体となるシーンも,ないんじゃないかなあ(笑)。



まだまだ元帥選手とおねんねしていたかったっぽい表情の羅生門代表だが,息つく間もなく次の対戦相手が入場して来た。
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