熱烈ファンという訳ではないが、望月成晃選手のブログが好きでよく読む。
独身男性なのにきちんと食生活や健康の管理をしており、家の中・身の回りも常にきれいにしているのでひじょうに尊敬していると同時に見習いたいと思うからだ。
彼を見習って俺も大掃除をしようとしていたら、あべから電話が来て30分ほど長話をしてしまった。
奴は職場の女の子で「いいな」と思う子がいて、先月辺りから親しく口をきくようになり、今月に入ってからはもう2度二人きりで出かけているとの事で、今年はクリスマスを独りで過ごさなくていいかもしれないとつい先日メールでノロケていた。
だが、百年の恋も覚めるようなことがあったのだと、電話で奴は言うのである。
昨日休みが一緒だったので彼女とドライブしたあべは、彼女がメチャクチャ短いスカートを履いて来てくれて感激をしたが、彼女の網タイツのふくらはぎのところにどう見ても海苔としか思えないものが入っていたのだと言う。
確かに海苔はちょっとなぁ・・・と俺も思った。
「"あやしい毛"がたまにストッキングの中に入ってる子がいるけど、海苔は凄いな」
と俺が言ったら、あべは
「いや、その"あやしい毛"も1度あったんですよ」とのこと。
そのショックからようやく立ち直りかけたところに今度は海苔だったのだと言う。
そんなところもどうでもよくなって来る、又は愛おしくなって来るくらいに盲目的に惚れた相手なら話は別だが、あべは意外とそういう細かいところに手を抜く女がダメで、すぐに興醒めしてしまうタチなのだ。
「もお、魅力、感じません」だって。結構繊細なのである。
そうだな・・・海苔はな・・・。
俺は何も言わなかった。
「クリスマスが何ぼのもんじゃい!!」
これが俺らの毎年の合言葉だった。
「北郷お兄さん会(あべの家に集まって布団の上でプロレスをして遊ぶ会)」は今年も皆その合言葉を口にしそうな雰囲気であるらしい。