少し間が空いたけど,続きを書きます。
会社での休憩ちうはどうしても本を読むか寝ちゃうかだし,会社から生還した後は何かとすることがあってなかなかゆっくり書けないし。
政界への影響力や資金力では,どうしても銃支持派団体に勝てないエリザベス。
だが,彼女は大胆かつ巧妙な戦略を次々に打ち出してゆく。
ロドルフォが睨んだ通り,エリザベスは外部の人間に接触して驚くべき作戦を立てていた。
ゴキブリに超小型カメラを取りつけ,盗聴・盗撮を可能にした『スーパー・ロボ・ローチ』を開発する2人組(007のQみたい)に接触している現場を押さえる。
ロドルフォは行き過ぎた活動を危険視し,咎めるのだが,エリザベスはどこまで聞き入れているのか分からない。
ある日,出張中のエズメが銃を持った男に襲われる。
だが,たまたまその場にいた「合法的に」銃を持っていた男性が撃ち殺してくれ,危ういところを救われる。
その男性は一躍ヒーローになり,世間の注目の的となる。
この事件で,今まではエリザベスたちの銃規制に賛成する側を支持していた世論と議会の流れが,銃の所持の正当性を支持する方向に変わってしまう。
やっぱり銃を所持していれば悪人から身を守ることは出来るのだ…と。
そして,エリザベスの元いた会社が何とかして彼女を失脚させようとあら探しに執念を燃やし過去の資料を漁るうち,元秘書のジェーンが,在籍中の不正な政治活動の証拠を見つける。
その証拠を公開することによって,エリザベスの息の根を止めようとするのだった。
エリザベスは議会の公聴会で証言を求められることになるのだが,状況はかなり苦しい。
会社の専属弁護士と綿密に打ち合わせのうえ議会に臨んだエリザベスは,スパーリング上院議員からの質問に,合衆国憲法修正第5条を盾に証言を次から次へと拒否し続ける。
だが,好戦的に平然と構えていた彼女も,睡眠障害で薬が手離せないことを指摘されると微妙に動揺し,ムキになって「私は薬物中毒などではありません」と反論する。
そこに,ホテルの従業員の目撃証言により,エリザベスの性欲処理のために何度か雇われたエスコートサービスの男が呼び出される。
上院議員に彼が仕事を何かと問われ,
「まあ,色々ですが…エスコートサービスのようなこともしています」
と答えた途端に,傍聴人たちがあからさまに不快感を示すのを見て,「そんなにいけないことなのか?」と私なんかは思ったけど(笑),今度はエリザベスの男性スキャンダルを暴きたてようとするのだった。
エリザベス,ピンチ……というか絶体絶命…!!
…と思いきや,男はエリザベスとの関係を訊かれて,
「パーティーで声をかけましたが,拒否されました。それだけの関係です」
と,きっぱり答える。
多分,彼はエリザベスのことをずっと気にかけていて,最初から味方をする気で喚問されたのだろう。
ここからが怒濤のどんでん返しである。
公聴会で代表を務め次々に厳しい質問を浴びせるスパーリング上院議員こそが,エリザベスの元いた会社の社長と結託し,不正な金を受け取り彼女を失脚させようとしていたことが明らかとなる。
何と,ロドルフォに咎められてエリザベスが採用は断念したと思われたスーパー・ロボ・ローチが,車の中での密談シーンの一部始終を盗撮していたのだった。
エリザベスが声を張り上げてパスワードを伝えると,傍聴人のパソコンにその映像が公開される。
公聴会は大混乱。
とどめは,ジェーンであった。
移籍のときについてゆかなかった秘書のジェーンが,実はエリザベスのスパイとして動いていたことを告げ,社長に鮮やかに退職届けを渡すのである(!!)。
その後,ハッキングや盗聴などの行き過ぎた活動で刑務所(字幕では"矯正施設"と出ていたが)に収監されたエリザベスに,担当弁護士が面会に来るシーンが映し出される。
最初は目的のために手段を選ばないエリザベスをよく思っていなかった弁護士だが,銃の規制を強める法律が制定されたことを知らせ,
「(5年の刑期のところを)何とか4~6ヶ月で出られるようにするよ」
と励ます。
エリザベスがロビーストとしての経歴を犠牲にしてまでも叶えたかった,銃規制法案…一刻も早く伝えたくて駆けつけたのである。
ラストはエリザベスが矯正施設から出てゆくシーン。
映画の始まりは圧倒的な情報量とたたみかけるような展開で,低脳な私がついてゆけるか心配だったのだが,観終わってみれば大丈夫だった。
ロビーストという仕事に興味がある人は是非,観に行くとよいです(キッパリ)。
これを機会にもっとアメリカの政治に興味を持ってみよう…などということも思ってしまったよ。
会社での休憩ちうはどうしても本を読むか寝ちゃうかだし,会社から生還した後は何かとすることがあってなかなかゆっくり書けないし。
政界への影響力や資金力では,どうしても銃支持派団体に勝てないエリザベス。
だが,彼女は大胆かつ巧妙な戦略を次々に打ち出してゆく。
ロドルフォが睨んだ通り,エリザベスは外部の人間に接触して驚くべき作戦を立てていた。
ゴキブリに超小型カメラを取りつけ,盗聴・盗撮を可能にした『スーパー・ロボ・ローチ』を開発する2人組(007のQみたい)に接触している現場を押さえる。
ロドルフォは行き過ぎた活動を危険視し,咎めるのだが,エリザベスはどこまで聞き入れているのか分からない。
ある日,出張中のエズメが銃を持った男に襲われる。
だが,たまたまその場にいた「合法的に」銃を持っていた男性が撃ち殺してくれ,危ういところを救われる。
その男性は一躍ヒーローになり,世間の注目の的となる。
この事件で,今まではエリザベスたちの銃規制に賛成する側を支持していた世論と議会の流れが,銃の所持の正当性を支持する方向に変わってしまう。
やっぱり銃を所持していれば悪人から身を守ることは出来るのだ…と。
そして,エリザベスの元いた会社が何とかして彼女を失脚させようとあら探しに執念を燃やし過去の資料を漁るうち,元秘書のジェーンが,在籍中の不正な政治活動の証拠を見つける。
その証拠を公開することによって,エリザベスの息の根を止めようとするのだった。
エリザベスは議会の公聴会で証言を求められることになるのだが,状況はかなり苦しい。
会社の専属弁護士と綿密に打ち合わせのうえ議会に臨んだエリザベスは,スパーリング上院議員からの質問に,合衆国憲法修正第5条を盾に証言を次から次へと拒否し続ける。
だが,好戦的に平然と構えていた彼女も,睡眠障害で薬が手離せないことを指摘されると微妙に動揺し,ムキになって「私は薬物中毒などではありません」と反論する。
そこに,ホテルの従業員の目撃証言により,エリザベスの性欲処理のために何度か雇われたエスコートサービスの男が呼び出される。
上院議員に彼が仕事を何かと問われ,
「まあ,色々ですが…エスコートサービスのようなこともしています」
と答えた途端に,傍聴人たちがあからさまに不快感を示すのを見て,「そんなにいけないことなのか?」と私なんかは思ったけど(笑),今度はエリザベスの男性スキャンダルを暴きたてようとするのだった。
エリザベス,ピンチ……というか絶体絶命…!!
…と思いきや,男はエリザベスとの関係を訊かれて,
「パーティーで声をかけましたが,拒否されました。それだけの関係です」
と,きっぱり答える。
多分,彼はエリザベスのことをずっと気にかけていて,最初から味方をする気で喚問されたのだろう。
ここからが怒濤のどんでん返しである。
公聴会で代表を務め次々に厳しい質問を浴びせるスパーリング上院議員こそが,エリザベスの元いた会社の社長と結託し,不正な金を受け取り彼女を失脚させようとしていたことが明らかとなる。
何と,ロドルフォに咎められてエリザベスが採用は断念したと思われたスーパー・ロボ・ローチが,車の中での密談シーンの一部始終を盗撮していたのだった。
エリザベスが声を張り上げてパスワードを伝えると,傍聴人のパソコンにその映像が公開される。
公聴会は大混乱。
とどめは,ジェーンであった。
移籍のときについてゆかなかった秘書のジェーンが,実はエリザベスのスパイとして動いていたことを告げ,社長に鮮やかに退職届けを渡すのである(!!)。
その後,ハッキングや盗聴などの行き過ぎた活動で刑務所(字幕では"矯正施設"と出ていたが)に収監されたエリザベスに,担当弁護士が面会に来るシーンが映し出される。
最初は目的のために手段を選ばないエリザベスをよく思っていなかった弁護士だが,銃の規制を強める法律が制定されたことを知らせ,
「(5年の刑期のところを)何とか4~6ヶ月で出られるようにするよ」
と励ます。
エリザベスがロビーストとしての経歴を犠牲にしてまでも叶えたかった,銃規制法案…一刻も早く伝えたくて駆けつけたのである。
ラストはエリザベスが矯正施設から出てゆくシーン。
映画の始まりは圧倒的な情報量とたたみかけるような展開で,低脳な私がついてゆけるか心配だったのだが,観終わってみれば大丈夫だった。
ロビーストという仕事に興味がある人は是非,観に行くとよいです(キッパリ)。
これを機会にもっとアメリカの政治に興味を持ってみよう…などということも思ってしまったよ。
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2017年10月28日 00:00 |
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