ため息どころかエクトプラズムが出る思いを,毎日している。

夜勤に入る前は日勤の時間帯で研修を受け,既存の方々の応対を聴かせていただいたりロープレを行って練習したのだが,やたらに声の大きな人が多いことにすぐに気づく。

嫌な予感は的中した。

夜勤で初めて実際に受電をした際,お客様に「聞こえないんだけど!?」「もう少し大きな声で話してくんない!?」と名乗るなり言われることが多く,イライラ。

どうも会社の音声システム自体に問題があるようなのだ。

お客様の声はひじょうに(というか耳障りな程)よく聞こえるのだが,こちらの音声がお客様側にしっかり届かないため,皆さん声を張り上げて応対しているのである。

改善して欲しいが,「そういうものだから」と云われたらドゥしようもなく,さらにうんざり。

ヘッドセットのマイクをずっと手で持って口元に近づけていなくては,何度も「聞こえない」と云われ,互いにストレスになってしまう。

おまけに通話中には専用の用紙にメモを取らなくてはならず(コールセンターで紙の使用が許可されているということ自体,驚きである),後処理入力は通話終了後に行うため,これまでは通話中に入力のうえ履歴作成,通話終了と同時に後処理も完了…というのを目指してきた私にとっては悪い意味での驚きの連続。

こんなにも業務で使うツールでイライラさせられるとは,予想外であった。

夜勤は,これまで夜勤で入ったどの業務よりもヒマである。

だから,あまり他人の大声での応対を終始聞かなくてはならない訳ではないのだが,日勤なら地獄だ。

夜勤はだいたい3~4人。

皆さん私と同年代で,若い人は管理者の方だけなのでビックリした。



うち1人から,なぜかウィスキーをもらった(笑)。

何でウィスキーなんぞもらったのかというと…

その方は何でも買いだめするのが癖らしく,たまに部屋を片付けると過去に買ったはいいが消費するのを忘れていた「お宝」が出てくるのだとか。

だから,その中に不要なものがあれば「○○さん,~~は食べられますか(飲めますか)?」などと訊いて確認しては持って来るのだという。

せっかくなので,ありがたくいただいた。

同じブース内には同じ系統の別業務が2つ入っており,夜勤といえども結構人数がいてにぎわっていることもビックリ。

だから,必然的に休憩室もにぎわう(苦笑)。

申し訳程度にアクリルパーティションは設置してあるものの,日勤の時間帯の休憩室はひじょうにうるさかった。

さすがに夜間は静かだろうとたかをくくっていたが,これが全く当て外れ。

結構べちゃくちゃ喋る人もおり,足音やテーブルへの物置き音がうるさい人もいて,ここでも私は耳栓が必需品なのであった。

この休憩というのが…

2時間もあって,分けて取ることが許されず,しかも1~3時か3~5時で取らされる。

夜勤の皆さん,一様に「2時間もいらない」と言っている。

だいたい,深夜手当で時給がせっかく高くても,2時間も休憩で消えるのが面白くない。

この2時間休憩のおかげで,私は軽い睡眠障害なのである。

本を読むかスマホを見る以外にどうしてもすることがないため,うち30~50分は眠ってしまう。

そのせいか,自宅で眠っているとき変に早く目が覚めてしまい,または眠らなくてはならない時間に眠くなってくれない。

これまで10時間労働に慣れきっていたのが8時間労働になったため,時間にはかなり余裕がある生活となったのだが,その割に体が休まっていない気がする。

そして…

時間に余裕があるということは,すなわち収入が減ることを意味する。

ただでさえ前職とは同条件ではないのだから,同じく10時間働いたって収入は減ると分かりきっていた。

だが,このままここにいて10時間労働がデフォルトになるのだろうか…と心配である。

一応,そのうちに2時間早く出る10時間勤務を希望…ということは云ってあり,上層部にも伝わっているのだが,夜間のあまりのヒマさを見るにつけ,2時間の早出は不要と判断されるのではないかと思うのだ。

このままだと10年くらい前,このブログを始めたときのように貧乏が板についたカマボコという程ではないにせよ,かなり困窮するのではないか心配でたまらない。

いくら時間に余裕があったって,お金がなければ何にもならない。

お金がない,稼げないことが私にとっては何よりのストレスなのだから。

まだまだ続く。
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